奮戦記
【08.03.15】年金2025万件が「特定困難」という政府・社保庁の無責任
約5000万件の「宙に浮いた」年金記録のうち約4割にあたる2025万件が、依然だれのものか分からない「特定困難」であるというのが、「照合作業」を取りあえず終えた社会保険庁のまとめ(14日)です。
記録漏れ問題の解決には程遠い状況が浮き彫りになりました。
あまりにも無責任・ずさんな政府・社保庁の管理に、あらためて腹の底から怒りがこみ上げてきます。
今後、原簿を当たっても解明できない未統合記録が相当数残るとみられます。
いま送付中の「ねんきん特別便」の内容を改善することがもとめられます。
「特別便」には、肝心の情報―記録のどこに空白があるか、結びつく可能性のある記録はどんなものか、など―が一切書かれていません。
政府は情報を小出しにする今までの姿勢を一刻も早く改め、未統合記録についての情報を可能な限り開示し、国民の記憶を呼び起こし協力を得るようにすべきです。
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