奮戦記
【09.05.31】民主党は悪法も「早期成立」させるのか?!
国会は6月3日が最終日ですが、明日、会期延長について与党側から提案が行われる予定です。
60日以上という大幅なものになると予想されていますが、これに関連して民主党が奇妙なシグナルを発しています。
昨日、民主党の山岡賢次国対委員長が、「衆院にある補正関連法案は6月第2週までに参院で議決しようと思っている。海賊対処法案を含め重要法案と言われるほとんどすべても第2週に上げる方向だ」と述べたというのです。
そのねらいは、会期を大幅延長する方針の政府・与党をけん制し、麻生首相に速やかな解散を迫ることにあるそうです。
しかし、いま必要なことは、残った法案の徹底審議を行うことではないでしょうか。
論戦で、争点を国民の前に明確にすることが重要で、そうしてこそ主導的に解散に追い込むことができるはずです。
政府・与党は、会期を延長して、海賊対処法案や憲法審査会規程を強行することを狙っているのです。
これらの悪法を成立させことは与党への協力であり、戦術として本末転倒だと言わなければなりません。