奮戦記
【10.03.23】内閣提出の人事案件にたいする与党の対応について
今日の閣議で社民党の福島瑞穂大臣は、党内で異論が出ていた班目(まだらめ)春樹東大教授を原子力安全委員会委員に、森本宜久・電気事業連合会副会長を日本銀行政策委員会審議委員に充てるなど8機関32人の国会同意人事案に署名し、この人事案件は閣議決定されました。
しかし社民党としては、この2人への態度はまだ決めておらず、25日の常任幹事会で決めるとしています。
福島氏は閣議後の記者会見で、〈1〉平野長官から班目氏らに公平公正な職務執行を要請すること〈2〉人事案決定の手続きを改善することの2点を求め、「今回は反対だが、署名はやむを得ない」と語りました。
しかし人事案件は、内閣として提案するものであり、反対もありうるとする与党があること自体、きわめて異常です。
今日の衆院議院運営委員会でも、この問題が議論になりました。
私たちは、与党の中に反対がありうるような人事案なら、撤回して出し直すべきだと主張しました。
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