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奮戦記

【10.07.18】生保大手4社の政界工作──自民・民主に接待攻勢

   今日の「朝日新聞」によると、生命保険大手4社が、パーティー券購入や接待攻勢などで、政界工作をおこなっていたことが明らかになりました。

 保険金不払い問題発覚後の2006〜10年に自民、民主両党の国会議員など計62人の飲食接待費として計約650万円を支出しており、第一生命のばあいは07年度に国会議員44人側のパーティー券を計1千万円以上購入したりしていたことが分かりました。
 生保側がこの時期、金融庁の行政処分での有利な取り扱いを議員に働きかけた疑いも判明しています。
 このような生保業界の政界工作疑惑は、徹底的に糾明しなければなりません。

   日本生命、第一生命、明治安田生命、住友生命の大手4社の接待先には、金融関係の審議を行う衆院財務金融委員会や参院財政金融委員会の国会議員らが含まれていました。

 生保の複数の内部資料や生保関係者の話として報道されているところによると、生保大手4社合同か一部の社が行った飲食接待は、06年4月〜10年2月に自民党議員21人、同党議員秘書31人、民主党議員4人、同党議員秘書6人の計62人、74回に上っっています。

   このうち衆参両院の財金委の在籍議員は8人、議員秘書は8人。接待での1人当たりの費用は1万数千〜3万円が多いといいます。なかには、1人当たり9万5千円の高級料亭もあったそうです。

 重大なのは、議員への働きかけの疑いが出てきたことです。
 第一生命役員らは07年4月と08年3月に、衆院財金委理事や金融担当副大臣を務めた自民党の山本明彦前衆院議員に、金融庁の行政処分に否定的な立場をとることなどを依頼したとされています。──真相の徹底糾明が求められます。

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