奮戦記
【10.08.09】それでも被爆国の代表か!──菅総理の「核抑止力」発言
今日は、長崎に原爆が投下された日です。改めて、核兵器のない世界をつくる決意を固めています。
原水爆禁止2010年世界大会・広島の閉会総会で、国連のセルジオ・ドゥアルテ軍縮問題担当上級代表は、こう発言しました。
──「私たちの目標は、単に核兵器使用の危険を減らすとか、核兵器を入手する国を増やさないというだけではいけません。二重基準をなくし、普遍的な核兵器廃絶を追求せねばなりません。それこそが万人に真の平和と安全を保障する持続可能な道です」と。
ところが菅直人総理は、今日も、長崎市内の記者会見で、米国の核抑止力について「核抑止力に一切頼らないで済む世界を目指すが、それ(核兵器廃絶)に至っていない中では、現在はそういうことを考えざるを得ない」と語り、「核抑止力」が必要との認識をあらためて強調しました。
「核のない世界」を望む世論に、正面から冷水を浴びせ被爆者をはじめ国民の神経を逆なでする重大発言です。この点でも、自民党政治とまったく変わりがないではありませんか。
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