今日の「しんぶん赤旗」が報道したところによると、大企業ほど非正規雇用を「使い捨て」にしている実態が、総務省「労働力調査」詳細集計でわかりました。

　２００２年１〜３月期を１とすると、従業員数３０〜９９人の小規模な事業所の場合、非正規雇用は０７年４〜６月期にピークを迎え１・２４倍となりました。
　その後、わずかずつ減少し、１０年４〜６月期には１・１８倍でした。

　その一方、従業員数５００人以上の大企業では、非正規雇用が急激に増加し、０８年１０〜１２月期には１・８０倍にまで増加しています。

　しかし、同年９月のリーマン・ショックを受け、生産が落ち込むと非正規雇用も急減。１０年４〜６月期には１・５９倍と０・２１ポイントも落ち込みました。
　景気が好調な時には低賃金の非正規雇用を増やして対応し、生産が落ち込めばまっ先に非正規雇用のクビを切るという大企業の身勝手な姿が浮き彫りになっています。

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