日本共産党の塩川鉄也衆院議員の質問主意書に対する菅内閣の答弁書で、仙谷由人官房長官が、６月に就任して以来、毎月１億円ずつの官房機密費（内閣官房報償費）を支出しており、１１月までの支出総額が６億円に達していることがわかりました。
　いったい、何に使ったのでしょうか。
　鳩山政権当時の平野博文官房長官は４月１日、今年度１年間をかけて同機密費の使途を検証し、「透明性の確保を図る方策について、検討する」との方針を決定していました。
　仙谷長官も、就任直後の６月１７日に同様の方針を決めていました。

　ところが仙谷氏は、８月３日の衆院内閣委員会で、一転して、検証には自分が就任（６月）してから１年の時間が必要だと答弁しました。

　塩川氏は質問主意書のなかで、仙谷長官の説明の矛盾を指摘し、検証期間の変更の理由について「国民に説明してきたか」とただしました。
　ところが答弁書では、「検証の方針やその期間を変更しているわけではない」と開き直っています。

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