奮戦記
【12.10.04】民主党は臨時国会をなぜ開けないのか
秋の臨時国会は、いつ開くのでしょうか。
いまのところ、与党からはまったくその動きがありません。
岡田副総裁は、記者会見で「審議のめどが立たなければ開く意味が見いだせない」と述べました。
自民党の石破幹事長は、昨日、愛知県豊明市での講演で「まだ輿石さんから電話の一本もない。民主党から党首会談をやろうというのに連絡をしないとは何事だ」と述べたそうです。
その一方で、輿石幹事長は、自民党などが協力しなければ「臨時国会の召集を遅らせることも選択肢」にしていると報道されています。
いったい、何の「協力」なのでしょうか。――赤字国債発行法案などへの「自民党と公明党の協力が得られるかどうか」だというのです。
通常国会を閉じてから1ヶ月近く、野田内閣の大幅改造が行われてからも相当の時間が経っており、政府をただすべき課題は、山積しています。
民主党と自民党が、このような駆け引きばかりを先行させて、真剣な国会での議論を先送りするようでは、国民の厳しい批判は避けられません。
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