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第88号☆4月1日 明日、静岡県掛川市議選の演説会で演説します!
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日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
*:'¨':*:,..,:* 憲 昭 e た よ り *:,..,:*:'¨':* 2005/4/1 第88号
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◇◆秘書が語る"今週の憲昭さん"◆◇
メルマガ読者のみなさん、こんばんは。
「なんか変!」「この店美味しそう」……世の中には独特の嗅覚でことの本質を見分ける能力をもつ人がいます。政治の世界でも政治的感性、政治的な嗅覚が大事です。
「この法案なんか変だ、うさんくさいよ」と感じたり、もちこまれた相談をききながら「これは国政の問題になる」と見抜く力です。これには、政治的経験、分析力、政策力などにうらうちされた洞察力の側面と同時に、瞬時に「なんか変」と感じる嗅覚能力という側面もあるように思います。
佐々木憲昭事務所には、ことのほか鋭い政治的嗅覚をもつスタッフがいます。先日も彼女のセンサーが作動しました。なんか変…!
それは、年金・社会保障制度改革で政党間の「論議の場」として「衆参両院合同会議」を設置する問題でした。
――何が変なの?
だって年金の論議するんだったら国会には厚生労働委員会がちゃんとあるじゃないですか。これまでもやってきたし、国会の委員会で論議するのが一番オープンで誰がどんなこと言っているかネット中継でみられるのに。どうして、わざわざ「両院合同会議」なんかつくるんですか。
――なるほど…。
それから、「今秋までに改革の方向づけ」「骨格の成案を得ることをめざす」っていうのも変。なんで期限をきるの、なんか急いでいる感じ。もちろん国民のためになることなら早くやってほしいけど…。
それに、衆参の「合同」っていうのも変ですよ。大事な問題ほど衆参でそれぞれ、しっかり議論するっていうのが二院制のいいところでしょ。参議院なんていらいないっていう議論と同じ。参議院の人たち怒らないのかなぁ…。
彼女の感覚は、なかなか鋭いところをついています。
今回の年金・社会保障制度改革の「議論の場」をつくる問題は、昨年の国会で年金改悪法案を強行した際の、自民・公明両党と民主党の「3党合意」に端を発したものだからです。昨年5月6日の「3党合意」は、「社会保障全般について、税・保険料等の負担と給付の在り方を含め、一体的見直しを行なう」ことを合意したものです。「税・保険料の負担のあり方」つまり、年金など社会保障財源を口実にして消費税大増税に踏み出す、そのやり方を協議することを約束したものです。
そこで、日本共産党は、年金・社会保障制度の「両院合同会議」設置を提案してきた自民党、民主党に問いただしました。
「これは、3党合意を前提にしたものではないのか」「多数で結論をだし国会におしつけるものではないのか」と。――自民も民主も「3党合意は前提にしない」「多数でおしつけない」と約束し、日本共産党をふくめた「5党合意」となりました(3月25日)。
ところが、その後にでてきた「国会決議案・要綱案」は、構成に幹事とオブザーバーの差をつけ、運営も「原則、合意」とするものでした。「これは、多数決でおしつけない」という確認に反すると指摘すると、公明党は「(共産党に)拒否権を行使されたら困るからな」と。本音を露呈しました。
こうした経過があって、日本共産党は、今回の「国会決議」と「設置要綱」に反対しました(4月1日本会議)。
さて、反対しても設置されれば、どんな場であっても出ていって、国民の立場で発言するというのが、日本共産党のポリシーです。両院合同会議は、議員35名で構成。
日本共産党への配分は2名です。誰が委員になるのか――。
衆議院からは憲昭さんが、参議院からは小池晃議員が入ることになりました。さてさて、どんな議論になることか…。これからが大変です。
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今週は飛び入りの白髭さん(佐々木憲昭事務所“客員”スタッフ)でした。
――辞書によると、「客員」とは「正式の構成員ではなく、特に迎えられて客分として待遇されている人」です。(憲昭)
◇◆"連日、本人がつづる"今週の「奮戦記」◆◇
●世銀の総裁にアメリカのネオコン代表はふさわしくない
(3月28日 奮戦記より)
イギリスの大学などで開発研究に携わる学者ら約300人が、28日付のイギリス紙フィナンシャル・タイムズに、ウォフォウィッツ米国防副長官の世界銀行総裁起用に反対する声明を発表したそうです。
その理由として、(1)開発に取り組んだ経験に乏しい、(2)米国の一方的外交を率いており、国際機関のトップとしてふさわしくない――などをあげています。
そのうえで、イギリスのブレア首相を含むEU首脳や市民らに、ウォルフォウィッツ氏の起用に反対するよう呼びかけたそうです。
いまのウォルフェンソン世界銀行総裁の後任に、ウォルフォウィッツ米国防副長官を擁立することを発表したのは、ブッシュ米大統領でした(3月16日)。
ウォルフォウィッツ米国防副長官は、新保守主義派(ネオコン)の代表格といわれ、イラク戦争を主導したことで知られています。
世界銀行総裁は、アメリカから起用するのが慣例となっており、理事会での承認が必要となります。
しかし今回の人事は、ヨーロッパや発展途上国などから、強い反発を招いています。
ロイターによると、これを強く意識したウルフォウィッツ米国防副長官はインドネシア紙に対し、指名が理事会で承認されれば「国際的な公僕」として仕え、世銀を利用して民主主義を説くようなことはしない、との考えを示したそうです。
そのうえで、アフリカを中心に貧困問題対策に取り組むと強調ました。
また、「184カ国が加盟する国際機関の総裁になるが、現在の職務以上に様々な人々に対して説明責任を果たす必要があることは、非常に認識している。世銀総裁の職務は、可能な限り最も効果的なコンセンサスを得ることである」と述べました。
世銀はどうすすむのか? ――今後の動向が注目されます。
≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【2005.04.01】●「拒否権を与えることになり困る」とはどういうことか!
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050401-181149.html
【2005.03.31】●「多数決で結論を押しつけない」という確認はどこへ?
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050331-213521.html
【2005.03.30】●偽造キャッシュカード等の被害を防げと追及しました
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050330-190406.html
【2005.03.29】●“平和をつくり出す宗教者ネット”の議面集会で挨拶
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050329-194536.html
【2005.03.28】●世銀の総裁にアメリカのネオコン代表はふさわしくない
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050328-221541.html
【2005.03.27】●郵政民営化―まとまらないのをまとめようとしてもダメ
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050327-195014.html
【2005.03.26】●静岡市の市議選応援に入り、街頭から市民に訴え
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050326-222141.html
【2005.03.25】●愛知万博の開催にあたって日本共産党県委が談話
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050326-000742.html
◇◆今週の政治経済キーワード=「ペイオフ解禁」◆◇
ペイオフ解禁とは、1995年 6月より政府により全額が払い戻し保証されていた預金が、金融機関が破綻した場合、元本 1,000 万円とその利息までしか払い戻しを保証されないことを言います。……
(続きはこちらから→ http://www.sasaki-kensho.jp/keyword/index.html )
◇◆「ここでお会いしましょう!」〜〜演説会などのお知らせ〜〜◆◇
*:,..,:* 静岡県掛川市議選挙「演説会」 *:,..,:*
あす4月2日(土)
19時15分〜 大東町文化会館にて
20時15分〜 掛川美感ホールにて
◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
→ http://www.sasaki-kensho.jp/mm/article/back_index.html
◎「憲昭eたより」の次号は、4月8日(金)発行予定です。
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【憲昭eたより】
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