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メールマガジンバックナンバー

第95号☆5月20日 22日(日)、三重赤旗まつりにうかがいます!

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   日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
..。oO○.。o○ 憲 昭 e た よ り ○Oo。..○o。. 2005/5/20 第95号
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◇◆"今週の憲昭さん"◆◇

 皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。この1週間は、郵政民営化を巡るゴタゴタで振り回されたというのが実感です。
 先週のメルマガで、「国会議事堂のなかは、“嵐の前の静けさ”とでも言いましょうか、よどんだ空気が漂っています」と書きましたが、今週は、その“嵐”が動き始めてきたようです。

 16日(月)に予算委員会、17日(火)は財務金融委員会で2回の質問、要請やデモでいろんな団体の方々を激励したりで、慌ただしいスケジュールでした。
 なぜ火曜日に、午前と午後のふた枠で財務金融委員会がひらかれたのでしょうか。これは先週末、突然決まったのです。それは、国会が週半ばから“もめる”ということを見越して、その前に懸案を片づけておこうということなのだと思います。おかげで準備が大変でした。質問の内容については、「奮戦記」をご覧ください。

 さて、郵政民営化法案をめぐっては、これまでの内閣と自民党との抗争から、今週は国会全体を巻き込んだ問題へと発展しています。その抗争の舞台は、まずギウンからはじまりました。ギウン(議運)というのは、正式には「議院運営委員会」といい、各会派の委員が議院の運営全般にわたって協議する場です。
 18日(水)には、議運理事会で郵政民営化法案を審議する特別委員会をつくるかどうかが議論され、夜まで、与野党のにらみあいが続きました。この日の議運の理事会は、夜になっても与野党の対立が続き、一致することはありませんでした。
 自民党は「とにかく特別委の設置を」と言うばかり。これにたいして野党の側は、「民営化等の見直しは行わない」と明記した中央省庁等改革基本法と真っ向から反するものだから、その改正なしに提案するのはおかしいと指摘しました。
 また、法案の骨格にかかわる重要な事項が、150項目も政省令にゆだねることになっていることも問題です。さらに、政府与党内部から法案修正が公然ととりざたされているのです。それなのに法案をそのまま押し通そうとするのは、まったく無責任です。
 そのうえ、なぜ特別委員会を設置するのか、まったく道理がありません。もともと郵政を所管する常任委員会は総務委員会で、現にそこで広範な質疑がおこなわれているからです。
 これらの諸点について、議運委の理事会で何度も何度も議論が積み重ねられました。しかし、政府与党の側からは納得できる説明はありませんでした。そのため、議運委員長は、「特別委員会設置を議決する本会議を19日13時から開く」とショッケンでカンバンをあげました。――協議をしていてもまとまらないとき、委員長が職務権限だといって、日程を決めることを、ショッケン(職権)でカンバン(看板)をあげるといいます。
 なぜ、看板なのか。本会議や委員会が開かれているときには、本会議場の前や委員室には、「○○委員会」「○○時開会」と小さな看板がたてられます。多分、これからきているのでしょうね。実際の看板の写真は、2004年5月27日の奮戦記に載っています。
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/040527-220027.html

 この強硬姿勢は理不尽なものです。日本共産党の穀田恵二議員は、この強引なやり方に抗議しました。
 さて、本会議の看板があがった19日(木)、午前中から議院運営委員会で、本会議を開くのかどうか断続的に議論が行われていました。与野党の主張は、平行線をたどり、看板の13時になっても本会議は開かれません。結局、17時半からの議運で19日の本会議は開かないことが決まり、議運委員長は、またも職権で20日(金)13時に本会議の看板をあげました。
 この間、13時から18時ごろまで、議員はキンソクになります。キンソク(禁足)になると、いつ本会議が開かれてもいいように、国会で待機していなければならないのです。禁足は、各党が決めることですが、本会議の看板があげられている間は、国会内の食堂や売店は、いつもは閉店している時間であっても開いています(突然の残業で食堂の従業員の方々も大変です)。

 そして今日は、午後から議運が開かれ、穀田さんは堂々と反対討論を行いました。
 本会議は、民主党・社民党欠席のなか、少し遅れて13時43分に開会し、郵政特別委員会を設置することが議決されました。日本共産党議員団は、本会議に出席して反対の意思表示をしました。河野議長が「賛成の諸君の起立を求めます」の呼びかけに対して自民と公明が起立しました。しかし日本共産党は起立せず、私は「はんた〜い!」と大声で叫びました。

 来週は、本会議でのオキョウヨミをいつにするか、郵政特別委員会の委員長を決める委員会をいつ開くのかということから、攻防が始まります。
 オキョウヨミ(お経読み)とは、法案の提案理由を説明することをいいます。提案理由は、あらかじめ議員にも配られている説明書を読み上げるだけで、ただ聞いていればいいということから、お経を聞いているようなので、お経読みと言われるようになったようです。
 しかし、マスコミからは「民主・社民は、来週ネルらしい」といううわさが流れてきます。ネル(寝る)というのは、審議拒否のことで、審議が再開することをオキル(起きる)といいます。
 民主党は、議運の直後から「すべての審議に応じられない」として欠席戦術に出ています。本会議だけでなく、衆議院も参議院もすべての委員会をボイコットするそうです。きわめて機械的な対応です。
 参議院では、参考人質疑や地方公聴会などを予定している委員会もありましたが、それも含めて、すべて欠席するというのです。
 いったい、いつ「起きる」のか。まだ先が見えてきません。いずれにしても、こんな事態をまねいた一番の原因は、小泉内閣が「百害あって一利なし」の郵政民営化法案をごり押ししようとしたところにあることは明らかです。
 ――ということで、今週は、郵政民営化に振りまわされた1週間でした。どっと疲れが出てきますね。

◇◆"連日、本人がつづる"今週の「奮戦記」◆◇

 ●生存権侵害の「障害者自立支援法案」に抗議集中を!
               (5月15日の「奮戦記」より)

 ほんとうにひどい法案が提案されています。「障害者自立支援法案」です。
 いま、衆院厚生労働委員会で審議されていますが、日本共産党の山口富男議員が明らかにしたところによると、厚労省が定めた応益(定率)負担の「上限」のばあい、障害者の収入(障害基礎年金)の2〜3割の利用者負担になるそうです。
 山口さんは、障害2級相当の上限は月1万5000円で、収入(障害基礎年金)の約2割、1級相当の人は月2万4600円で収入の約3割に及ぶことを指摘しました。

 そして「どこにきめ細かい低所得者対策があるのか」「上限の根拠があるのか」と迫りました。
 この法案は、まさに「障害者の生存権侵害に踏み込むもの」と言わなければなりません。
 この悪法に対して、連日、障害者の方々が必死の抗議行動をくり広げています。
 私も、障害者から訴えを聞きました。「自立支援法という名がついているが自立を困難にする法案だ」「いま、自分はほとんど収入がない。兄と一緒に暮らしているが、今度の法律が通ったら兄の収入も加算され、いきなり4万200円もの負担増になる。家を出て行けということか。どうすればいいのか!」「障害者に自殺しろというのか!」……
 小泉さんには、この声が聞こえないのでしょうか。全国から抗議の声を集中しようではありませんか。

≪毎日の奮戦記はこちらから≫
 【2005.05.20】●衆院本会議で郵政特設置を自民・公明両党が強行
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050520-171342.html
 【2005.05.19】●平行線のまま郵政特設置を明日、与党が強行の構え
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050519-195958.html
 【2005.05,18】●憲法を変える国民投票法に反対する要請を受けました
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050518-135525.html
 【2005.05.17】●中小企業融資、偽造・盗難カード、徴税問題で質問
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050517-205146.html
 【2005.05.16】●衆議院予算委員会で外交・JR事故などについて質疑
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050516-203606.html
 【2005.05.15】●生存権侵害の「障害者自立支援法案」に抗議集中を!
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050515-184438.html
 【2005.05.14】●島田市の市議選を目指す演説会でお話をしました
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050514-171023.html

◇◆今週の政治経済キーワード=「現代の傭兵(民間軍事会社)」◆◇

 傭兵(ようへい)とは、「雇用契約によって俸給を与え、兵隊として働かせること。また、その兵。雇(やとい)兵」(広辞苑)のことをいいます。古くは中世から近世の初めにかけて活動したものですが、現代においてもその姿は消えることなく、むしろ近代の戦争概念を揺るがす新たな「傭兵」=「現代の傭兵」ともいわれています。……
 (続きはこちらから→ http://www.sasaki-kensho.jp/keyword/index.html )

◇◆「ここでお会いしましょう!」〜〜演説会などのお知らせ〜〜◆◇

    *:,..,:* 「第13回 三重赤旗まつり」 *:,..,:*
    5月22日(日) 10時30分〜 三重県津市お城西公園にて
       11時10分〜 佐々木憲昭議員 記念講演

◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
 → http://www.sasaki-kensho.jp/mm/article/back_index.html

◎「憲昭eたより」の次号は、5月27日(金)発行予定です。

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  佐々木憲昭WebSite: http://www.sasaki-kensho.jp
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