メールマガジンバックナンバー
第97号☆6月3日 月曜に郵政民営化の問題で質問します!
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日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
゜*;・'゜★ 憲 昭 e た よ り ★:・'゜:*:・' 2005/6/3 第97号
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◇◆秘書が語る"今週の憲昭さん"◆◇
メルマガ読者の皆さん、こんばんは。しばらくぶりの山本です。
6月に入り衣替えの季節になったことで、永田町や霞ヶ関では「クールビズ」 姿が多くなりました。TVや新聞などで、ご覧になった方も多いのではないでしょうか。憲昭さんも、昨日から「ノー上着・ノーネクタイ」姿です。昨日の奮戦記に写真があります。
「COOL BIZ−クール・ビズ−」とは、地球温暖化防止のため、28℃の冷房でも涼しく効率的に働くことが出来るような「夏の軽装」のことで、環境省が名付けたものです。衆議院でも、6月2日から(参議院は6月1日から)9月30日までの間「上着・ネクタイを着用しないことを可とする」というクールビズ・スタイルが認められることになりました。ただし、ポロシャツやTシャツはダメで、本会議場はこれまでどおり上着・ネクタイ着用となっています。
このクールビズ、いわゆる「オジサン」議員をとても悩ませているようです。
院内では、議員さん同士が「あっ、その色いいねぇ」とか「上着がないと、ポケットが…」とか「議員バッチはどうやってつけてる?」とか「お腹が出てるのが目立つなぁ」などなど。
昨日、憲昭さんが他党の某議員と廊下で会った際、お互いの服装について話していました。「いやぁ、これからはセンスが問われますねぇ」と憲昭さんが言うと、その議員は扇子(せんす)を差し出して「貸そうか?」と。
( ̄▽ ̄;)!!
これまで、さほど話題にも上らなかったであろうファッションについて、真面目に、でも楽しそうに、“議論”しているのです。地球温暖化防止のために、軽装にして冷房温度を上げるというのは、とてもいいアイデアだと思います。
しかし、今、国会内で“真剣に”議論されなければならないのは、もっと他にあるはずです。
昨日、予算委員会が開かれた委員室の中は、今までのようなダーク系のスーツばかりではないので、明るい雰囲気に見えました。でも、与党側は、寝ている委員も多くて、大きなあくびをしている委員も。委員室の中は、だらけているようにも見えます。服装が楽になったからといって、国会の審議まで楽になってもらっては困ります。
さて、話題は変わって、4月中旬、佐々木憲昭事務所にメールが届きました。
それは、市民団体の方々が自衛隊の駐屯地に出向いてイラク派兵反対の申し入れをしても、小泉総理大臣宛の申し入れ書を受け取らなくなったので、事実関係を確認してもらえないかというものでした。しかも、受け取らない理由が「受け取るなという通達が送られてきたからだ」と言っているそうなのです。
早速、防衛庁に確認の電話をしました。1ヵ月後、防衛庁は「すべての駐屯地に確認していた」と言って、電話をかけてきました。防衛庁の担当者は「そのような事実は確認できなかった」といいます。「自衛隊に対しての要望や申し入れは、その場で受け取り、総理大臣宛の申し入れであれば、直接、首相官邸に要請する方法を説明することもあるが、申し入れ書を預かり、首相官邸に届けことになっている」というのです。通達については、「そのような通達は出していない」といいます。そして、「自分たちの知らないところで、そのような対応があったとしたらよくないので、ぜひ、詳しく教えてほしい」と回答してきました。
メールをいただいた方に、この回答を伝えると、どの駐屯地で受け取らなかったのかという返事をいただきました。防衛庁に伝えたところ、今月になって、再度回答が来ました。
指摘した3つの駐屯地では、やはり申し入れ書を受け取っていなかったのです。しかも、その申し入れ書は、総理大臣だけでなく防衛庁長官と2人に対しての申し入れだったにもかかわらず、受け取っていなかったことがわかったのです。
防衛庁の担当者は、「申し入れ書は、その場で受け取り、総理大臣宛であれば官邸に送付するべきだった。特に、総理大臣と防衛庁長官の2人に対しての申し入れだったので、当然受け取るべきだった」と。「今後は、申し入れ書をきちんと受け取り、総理大臣宛であれば官邸に送付するよう、各部隊に周知徹底をはかりたい」とこたえました。
この回答の中で、「1つの駐屯地については、申し入れ書が駐屯地に残されていった」と言うのです。「では、その申し入れ書は、もう官邸に届いているのですね」とたずねると、実はまだ駐屯地に残されたままだったことがわかりました。この申し入れ書は、すぐに官邸に送付するそうです。
自衛隊駐屯地が、実際に受け取らなければならない申し入れ書を受け取っていなかったことは、重大です。また、具体的な事実をつきつけられなければ改善もしないというのも問題です。
今回の件で、不当な対応については、きちんと正していく行動が大切だと、改めて考えさせられました。
◇◆"連日、本人がつづる"今週の「奮戦記」◆◇
●参拝は「首相の責務」…これが政府・与党の姿勢か
(5月29日の「奮戦記」より)
自民党の安倍幹事長代理は、小泉首相の靖国神社参拝について、こうのべたそうです。
――「命をささげた人のためにお参りするのは当然のことであり、責務だと思う。次の首相もその次の首相も当然お参りしてほしい」。
いったい、何を考えているのでしょうか。
森岡厚生労働政務官が「日本国内ではA級戦犯はもう罪人ではない」などと発言して、内外の反発を招いたた直後なのに、与党の幹事長代理として、それをさらにエスカレートさせるような言動は、つつしむべきではないでしょうか。
新華社は、森岡発言に対して「極東国際軍事裁判の審判の結果を公然と否定し、第二次世界大戦におけるA級戦犯の責任を言い逃れることは、戦争被害国人民の強い憤りと厳しい非難を引き起こさざるをえない」とのべています。
靖国神社は、国民を侵略戦争に駆り立て、戦場に動員する役割を担いました。
戦後はA級戦犯を合祀し、侵略戦争を「正しい戦争」とし、それを宣伝するセンターの役割を果たしてさえいるのです。
ですから、首相の靖国神社への参拝は、「日本の戦争は正しかった」と内外に表明するものにほかなりません。それを「首相の責務」だというのですから、言語道断です。
共同通信の世論調査によると、小泉首相の靖国参拝を「ことしは見送るべきだ」とする国民が57.7%を占めているのです(「東京」29日付)。このさい、首相の靖国神社参拝はきっぱりと断念すべきです。
≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【2005.06.03】●郵政民営化委の質疑で塩川鉄也議員が質問しました
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050603-150320.html
【2005.06.02】●志位委員長が小泉総理に靖国神社参拝中止求める
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050602-184151.html
【2005.06.01】●急きょ、明日の1時から予算委員会で集中審議です
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050601-162316.html
【2005.05.31】●“ネル”のが突然なら“オキル”のも突然のようです
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050531-212422.html
【2005.05.30】●郵政民営化特別委員会の議論――低調と高揚と…
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050530-184216.html
【2005.05.29】●参拝は「首相の責務」…これが政府・与党の姿勢か
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050529-224151.html
【2005.05.28】●ミンダナオ島の旧日本兵と侵略戦争美化について
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050528-174349.html
◇◆今週の政治経済キーワード=「A級戦犯」◆◇
A級戦犯とは、第2次大戦後の極東国際軍事裁判(=東京裁判、1946年5月公判開始、48年11月判決)で、「a 平和に対する罪」「b 通例の戦争犯罪」「c 人道に対する罪」を犯したとして訴追され、有罪判決を言い渡された主要戦争犯罪人のことをいいます。具体的には、太平洋戦争開戦時の首相・東条英機や関東軍(中国侵略部隊)司令官など25人を指しています。……
(続きはこちらから→ http://www.sasaki-kensho.jp/keyword/index.html )
◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
→ http://www.sasaki-kensho.jp/mm/article/back_index.html
◎「憲昭eたより」の次号は、6月10日(金)発行予定です。
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