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第143号☆1月20日 今日から164国会が始まりました!
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日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
..。oO○.。o○ 憲 昭 e た よ り ○Oo。..○o。. 2006/1/20 第143号
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◇◆"今週の憲昭さん"◆◇
メルマガが読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。
今日から通常国会が始まり、議事堂のなかは各党の議員が行き来するなど賑やかになってきました。
今日は、小泉総理大臣の施政方針演説をはじめ4つの演説――総理大臣、外務大臣、財務大臣、経済財政担当大臣の演説がおこなわれました。
小泉さんは、相変わらず「郵政民営化」や「構造改革」の自画自賛から演説を始めました。しかし私は、本会議場を見渡して、選挙後の特別国会のあの熱気とはかなり違ったものがあるなと感じました。小泉さんの演説にたいして、自民党席の前の方で“チルドレン”と言われる人達が拍手をする程度です。後ろの席では、なんとなくしらけたムードが漂っているのです。
私は思いました。――なるほど、この国会は小泉内閣としては最後の国会だから、与党席では議員が座っていても“ポスト小泉”の思惑がじわりと広がっているのかと。……
この施政方針演説にたいする各党代表の質問は、来週の月曜日と火曜日におこなわれます。日本共産党からは、志位委員長が代表質問にたつことになっています。
今日は、予算委員会の理事懇談会がひらかれました。来週、本会議での代表質問が終わったら予算委員会を開くことになりますが、どのような日程で審議をしていくか議論するためです。
理事懇談会が始まる前に、面白い雑談がありました。こんど、新しく予算委員長になった大島理森(おおしまだだもり)さんが私を見るなり、目を細めて「始めて『赤旗』の取材を受けたんだ。どう報道されるかわからんがな…」と言ってました。
私が「そうなんですか」と返事すると、大島委員長がそこにいた数人の理事に「国会の動きは、『赤旗』と『公明新聞』をみるとよく分かるんだ」と言ったのです。そして、民主党の理事に向かって「ところで、民主党には新聞があるのか?」と聞いたのです。私は、なんとズケズケものを言う人だなと思いましたが、民主党の理事は、「う〜ん。あるにはあるが、月に2回程度だ…」と答えていました。自民党の理事が、「『赤旗』は、デイリー(日刊)でしょう」と言うと、大島さんは「だからよく分かるんだ」と言ったのです。
こんな何気ない会話のなかにも、日本共産党の「しんぶん赤旗」が一目も二目も置かれていることが分かって、内心嬉しく思ったものです。
ところが、この理事懇談会に与党が提案した内容には、正直いって驚きました。「補正予算案の審議は26日のみ。その日のうちに採決を」というのです。これでは、「じっくり充実した審議」という建前にも反するもので、とうてい受け入れがたいものです。さすがに民主党も「こんな提案では、とても話にならない」と突っぱねました。私も「26日から始めて1週間とか5日間という提案なら議論に入れるが、とんでもない提案だ」ときっぱり述べました。
大島委員長は、「民主党や共産党の思いはよく分かった。与党は持ち帰って検討するように」と発言。今日のところは、これで終わりましたが、また月曜日12時から理事懇談会を開くことになりました。
ということで、予算委員会の運営をめぐり、始めから波乱の幕開けとなりました。さて、これからどんな展開になっていくのでしょうか。――しっかり、気を引き締めて対応していかなければなりません。
◇◆"連日、本人がつづる"今週の「奮戦記」◆◇
●ライブドア――証取法違反容疑で本社・社長宅を捜索
(1月16日付「奮戦記」より)
「ライブドア」グループによる企業買収に関連して、東京地検特捜部と証券取引等監視委員会は、東京・六本木のライブドア本社と堀江社長の自宅などを証券取引法違反容疑で一斉捜索しました。容疑内容は、堀江社長らが株価をつり上げる目的で「虚偽事実を公表」した疑いです。
ライブドア関連会社は、2004年に出版社の買収を発表しましたが、既に出版社は事実上、ライブドアグループの傘下にあったそうです。そのため買収発表は、関連会社の株価をつり上げる目的だった疑いが持たれています。
日本経団連の責任も問われるのではないでしょうか。経団連は、ライブドアの入会を昨年12月13日に認めたばかり。入会して1カ月余りで強制捜査を受けたのですから、ことは重大です。しかも、奥田経団連会長は、ライブドアの入会について「ああいう会社に企業倫理などを勉強してもらうことは、あの人たちにとっても経団連にとってもいいこと。企業倫理規定に違反しない限り入ってもらったらいい」(05年12月5日の定例会見)と歓迎していたのです。
奥田会長は、堀江社長についても「個人的に付き合えばまじめな人。あれだけのお金を運用して利益をあげている。若いが情熱をもった人として付き合っている」(05年10月19日の会見)と、天まで持ち上げていました。
同時に、自民党の責任もまぬがれません。昨年8月に郵政民営化関連法案が参院で否決され、小泉首相が衆院解散に踏み切ると、自民党の武部幹事長ら党幹部が堀江氏に出馬を打診したからです。堀江氏は党公認で出馬はしなかったけれども、亀井静香・元自民党政調会長の「刺客」として、広島6区から立候補しました。
その出馬会見は自民党本部で行われ、武部氏が同席するなど、「刺客候補」の象徴的存在でした。堀江氏は、昨年10月にも自民党本部を訪ねて、党の財政強化策などについて意見交換するなど、関係が続いていました。……小泉さんは、このことをどう説明するのでしょうか。
≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【2006.01.20】●今日から通常国会開幕、「改憲許すな」集会であいさつ
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060120-230152.html
【2006.01.19】●愛知県保険医協会の代表の方々と自主共済で懇談
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060119-193102.html
【2006.01.18】●「健康格差社会」をどう見るか――勉強会で学びました
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060118-215000.html
【2006.01.17】●全国税労組との懇談、ヒューザー社長の証人喚問
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060117-215151.html
【2006.01.16】●ライブドア――証取法違反容疑で本社・社長宅を捜索
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060116-213209.html
【2006.01.15】●小泉「構造改革」に対する国民的な反撃をすすめよう
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060116-000052.html
【2006.01.14】●第24回党大会が決議採択、新中央委を選出し閉幕
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060114-185249.html
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◎「憲昭eたより」の次号は、1月27日(金)発行予定です。
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