メールマガジンバックナンバー
第171号☆8月4日 暑さに負けず!予算要請にも熱がこもります
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日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
.。oO○.。o○ 憲 昭 e た よ り ○Oo。..○o。. 2006/8/4 第171号
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◇◆"今週の憲昭さん"◆◇
メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。
今日は、すごく暑かったですね〜。(^^;) どこかで38度を超えたというニュースが伝えられ、驚きました。このところ、少し涼しい日が続いていたのですが、やはり夏ですね。
この夏に、来年度予算の骨格が決められますので、組合や団体が政府に対しておこなう予算要請にも、つい熱がこもってきます。昨日は、「軍事費を削って、くらしと福祉・教育の充実を」国民大運動実行委員会の代表といっしょに、来年度の政府予算に対する重点的な要請をおこないました。
財務省主計局の若い官僚にたいして、労働者、業者、農民、女性、青年、高齢者など各階層を代表する方々が、真剣に訴えました。――庶民がどのような生活実態になっているか、なぜ、そこに予算を回さないのか、と詰め寄るのですが、官僚の回答は通り一遍の冷たいもので参加者の心に響きません。そこで、年金者組合の代表が言いました。「いったいあなた方は、庶民の生活実態についてどのような認識を持っているのか!」と。これにも財務省は、「すべて知っているわけではないのですが……」と、小さな声で答えます。
私は、ずらりと並んだ主計局の官僚に言いました。「この国民の声を正面から受け止めるべきだ。実現しないのなら、質問で厳しく追求する!」と。これが、若手官僚にズシンと響いたかどうか。……
もうひとつ、永田町を熱くしているのが、自民党の総裁選です。消費税や靖国参拝をめぐって、マスコミの取材の的になっています。
先日、議員会館の廊下で大きな声で「佐々木さん」と呼び止められました。誰かと思って振り返ると、そこには、あの総裁候補のひとり谷垣財務大臣が4〜5人の方々といっしょに廊下を歩いていたのです。谷垣さんは「いや〜、このところ委員会がないので、佐々木さんに、あまりお会いしませんね」と言うのです。
私は、「私の方は、テレビで大臣にいつもお会いしますよ。かなりお忙しそうですね」と応じました。谷垣さんは、笑いながら「早く手を挙げすぎたようだ。この分だと9月までもつかどうか……」なんて冗談言いながら、エレベータに乗り込みました。
谷垣さんは、「消費税を10%に上げたい、当面8%に上げる」と庶民増税を公約しています。でも、首相になったら靖国神社を参拝しない立場を明らかにしてます。これにたいして今日は、安倍官房長官が4月に靖国神社を参拝したことがバレてしまいました。安倍さんは「行くとも行かないとも、いつ行ったかも明らかにしない」などと開き直りました。とんでもないことです。
――どなたが総理大臣になっても、国民にとってよいことはなさそうですね。
さて、いよいよ全国的に夏休みシーズンに入ります。メルマガは一回お休みして、次回は2週後の8月18日(金)ということにしましょう。――では皆さん、暑さに負けないように、ご自愛下さい。
◇◆"連日、本人がつづる"今週の「奮戦記」◆◇
●違法な「偽装請負」労働が製造業で横行している!
(7月31日付「奮戦記より)
今日の「朝日新聞」によりますと、大手製造業の工場で「偽装請負」と呼ばれる違法な労働形態が広がっていると報道されています。しかも、「この3年で労働局から違法と認定された企業の中には、キヤノン、日立製作所など日本を代表する企業の名もある」というのです。
偽装請負とは、メーカーなどの企業が、人材会社から労働者の派遣を受けているのに、形式上は「請負」と偽り、労働者の使用にともなうさまざまな責任を免れようとする行為で、職業安定法や労働者派遣法に違反するものです。
その現場で働く労働者の多くは、20〜30代半ばで、ボーナスや昇給はほとんどありません。また、賃金は正社員の半分以下で、社会保険の加入さえ徹底されず、契約が打ち切られればただちに失業の危機にさらされます。メーカーにとっては、「外部から受け入れた労働者を低賃金で、安全責任もあいまいなまま使えるうえ、要らなくなったら簡単にクビを切れる好都合な仕組み」となっています。
全国の労働局が2年ほど前から立ち入り調査を強化していますが、昨年度だけで請負を発注した660社のうち、半分以上の358社で偽装請負に絡む問題が発覚し、文書指導をしています。「朝日新聞」によりますと、「これまで偽装の実態が知られなかったのは、労働局が指導先の企業名を公表してこなかったからだ」と指摘しています。
「朝日」が独自に調べたところ、この2、3年の違反例だけでも、日本を代表するメーカーが次々と見つかりました。大分キヤノンは昨夏、偽装請負があったとして大分労働局から改善指導を受けたにもかかわらず、1年たった今も、違法状態は完全には解消できていないそうです。キヤノンは、日本経団連の会長を出している企業です。このような違法状態を直ちに根絶するのが当然ではないでしょうか。
≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【2006.08.04】●広島地裁が被爆者への国の認定却下を取り消す判決
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060804-210403.html
【2006.08.03】●国民大運動実行委が、07年度予算で政府に要請
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060803-214944.html
【2006.08.02】●独占禁止法の“骨抜き”求める経団連の厚かましさ!
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060802-224632.html
【2006.08.01】●税財政・予算で日本共産党国会議員団が勉強会
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060801-214721.html
【2006.07.31】●違法な「偽装請負」労働が製造業で横行している!
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060731-220055.html
【2006.07.30】●「負担増シミュレーション」と「庶民大増税なぜなぜ問答」
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060730-222523.html
【2006.07.29】●「水谷建設」脱税事件―政界工作の全容を解明せよ
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060729-212545.html
◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
→ http://www.sasaki-kensho.jp/mm/article/back_index.html
◎「憲昭eたより」の次号は、8月18日(金)発行予定です。
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