アドレス(URL)を変更していますのでブックマークされている方は変更してください。
<< ホームへ戻る

メールマガジンバックナンバー

第211号☆5月11日 参院憲法調査特で「改憲手続き法案」の強引採決!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
 *--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2007/5/11 第211号
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇◆今週の憲昭さん◆◇

 メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。
 このところ、突風が吹いたり急に雨が降るなど荒れ模様の天候が続いていますが、議事堂のなかも“大荒れ”です。
 今日夕方、参議院の憲法調査特別委員会で、多くの傍聴人がかたずをのんで見守るなか、「改憲手続き法案」が強引に採決されました。――重大なことは、この採決日程について自民・公明の与党とともに民主党まで「合意」していたのです。……「対決」ポーズをとってきた民主党が、またもや“馬脚をあらわした”と言わなければなりません。
 中央公聴会は、一度も開かれておりません。それを問われると、自公民から「そのかわり安倍総理を呼んだ」というのです。総理は提案者ではありません。「改憲手続き法案」は議員立法なのです。“国民の声を聞かず総理の声だけ聞く”というのは、あまりにもひどいやり方です。
 国民の声をまともに聞かず、何が何でも採決するという自公民の強引な運営には、ほんとうに腹が立ちます。

 しかも、昨日行われた参考人質疑には、もともと与党推薦2名、野党推薦2名、計4人の参考人が出席するはずだったのですが、与党は1名しか推薦できず、その1名も当日の朝になって「体調不良」を理由に出てこなかったのです。――欠席したほんとうの理由は「意見を言っても次の日に採決するのでは、意味がない」と、強引なやり方に抗議したからではないかと囁かれています。
 このように、与党の姿勢は「参考人質疑は形だけやればよい」と国会をナメきっているのです。――「戦後レジームの脱却」を叫ぶ安倍内閣によって、憲法の平和原則が踏みにじられようとしています。その道にストップをかけなければなりません。

 私は今週、財務金融委員会で、政府提案の「政策投資銀行民営化法案」について2回質問をしました。火曜日に30分、水曜日に1時間の質問でした。その内容については、「奮戦記」をご覧下さい。
 水曜日の質問で、私は、政投銀がビルに隣接する国有地(駐車場)を格安で買い取って自分のものにしようとしている問題をとりあげました。それは、再開発による値上がり前に土地を押さえようというのだと思います。なぜなら、政投銀が大手町の今後の再開発全体の動向を熟知しているからです。
 そこで私は、東京駅近くの大手町の再開発に政策投資銀行が200億円も出資していることを「第7事業年度・業務報告書」をもとに確認しました。
 ところが驚くべきことに、答弁に立った政投銀の小村武総裁は、「私どもは出資しておりません」と全面否定したのです。そして、この数字は「まったく別の案件」のものだというのです。腑に落ちないので調べてみました。どうも、私の指摘が正しいようです。そこで、次の日に政投銀に説明を求めました。
 ところが説明にやってきたのは、なんと荒木幹夫・副総裁だったのです。……そして開口一番「申し分ありませんでした」というのです。私は、驚きました。委員会の審議で、もっとも基礎的な事実について間違った答弁をしていたのです。厳しい言葉を使えば、「虚偽答弁」をおこなったということになります。
 その場を、誤魔化して乗り切っても真実は消せません。次回の委員会で、きちんとケジメをつけなければなりません。――終盤国会に向け、安倍内閣といっそう厳しく対決していく決意です。

◇◆"連日、本人がつづる"今週の「奮戦記」◆◇

●「集団的自衛権」とは、アメリカの戦争に参加すること
                (5月7日付「奮戦記」より))

 TBS系番組「みのもんたのサタデーずばッと」で、たいへん印象深いことがありました。みのもんたさんが、「集団的自衛権」防衛省の説明はこうだ、と言ってパネルに示したときのことです。
 そこには、こんな主旨のことが書いてありました。――「自国と密接な関係にある外国に対する武力攻撃を、自国が直接攻撃されていないにもかかわらず、実力をもって阻止する権利」と。
 みのさんは、こう置き換えて解説しました。――「日本と密接な関係にあるアメリカに対する武力攻撃を、日本が直接攻撃されていないにもかかわらず、実力を持って阻止する権利」。
 実に、わかりやすい解説でした。……集団的自衛権の行使とは、日本が外国から侵略や攻撃を受けたときの「自衛」の話ではなく、軍事同盟を結んでいる相手の国が戦争をする時に共同で戦争行為に参加することです
 憲法9条は、「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」と規定しています。だからこれまで政府も、集団的自衛権の行使は憲法上許されないとのべてきたのです。
 ところが安倍内閣は、「集団的自衛権に関する有識者会議」を立ち上げて、この解釈を変えようとしています。その有識者会議を構成している13人とは、どのような人々なのでしょうか。そのうち12人が、参考人として呼ばれた国会での発言や論文などで、政府の違憲解釈を批判したり、解釈変更を求めていたことが共同通信の調べで分かりました。
 安倍首相は4月25日、人選に関して「高い見識を持った有識者に各界からお集まりいただいた」と強調しましたが、これでは初めから“結論ありき”ではありませんか。
 中曽根康弘元首相は、昨日、テレビ朝日の報道番組で、集団的自衛権の行使を一部容認するとの憲法解釈変更を行う場合には、「選挙が一番良い。解散して問うべきだ」と指摘したそうです。――それなら、いっそのこと、そうしたらどうでしょうか。

≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【2007.05.11】●改憲手続法案の参院憲法特での採決強行に抗議!
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070511-185944.html
【2007.05.10】●1億円ヤミ献金事件で村岡元官房長官に有罪判決
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070510-182119.html
【2007.05.09】●財金委――政投銀への国有地格安払い下げを追及
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070509-232918.html
【2007.05.08】●財金委で質問――法案は、政投銀をつぶすものだ!
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070508-185757.html
【2007.05.07】●「集団的自衛権」とは、アメリカの戦争に参加すること
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070507-215743.html
【2007.05.06】●今日で連休終わり―明日から怒濤の国会が始まります
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070506-184333.html
【2007.05.05】●TBS「サタずばッ」に出演。花園フラワーショーに行きました
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070505-173639.html

◇◆「ここでお会いしましょう!」〜演説会などのお知らせ〜◆◇

   *:,..,:* 「日本共産党演説会」 *:,..,:*
  5月12日(土) 19時〜 磐田市文化振興センターにて

◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
 → http://www.sasaki-kensho.jp/mm/article/back_index.html

◎「憲昭eたより」の次号は、5月18日(金)発行予定です。

───────────────────────────────
【憲昭eたより】
▼このメールマガジンは、アドレスを登録していただいた方、佐々木
憲昭のホームページにご意見をお寄せいただいた方に配信しています。
▼配信中止・メールアドレスの変更はこちらからお願いします。
 → http://www.sasaki-kensho.jp/mm/index.html
▼ご意見・ご感想は[[email protected]]までお寄せ下さい。
発行:日本共産党衆議院議員 佐々木憲昭事務所
〒100-8981 東京都千代田区永田町2-2-1 衆議院第1議員会館730号室
      TEL:03-3508-3730  FAX:03-3508-7280
   佐々木憲昭WebSite: http://www.sasaki-kensho.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

Share (facebook)

このページの先頭にもどる