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　 日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
　*--*--*--*　憲 昭 ｅ た よ り　*--*--*--*　2007/6/8　第215号
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◇◆今週の憲昭さん◆◇

　メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。

　国会議事堂のまわりの木々は、深い緑色となりました。……晴れているかと思うと突然、雨！というように天候が不安定になっています。そろそろ入梅ですね。
　それにしても、今週はメチャクチャ忙しい一週間でした。私が所属している委員会は、予算委員会（予算委）、財務金融委員会（財金委）、倫理選挙特別委員会（倫選特）の3つですが、今週、財金委と倫選特がフル回転したからです。

　たとえば、5日（火曜日）はこうでした。……
8:50- 9:00 財金・理事会に参加
9:00-11:30 財金・委員会（一般質疑）に出席
　――途中で倫選特に移動。
9:50-10:00 倫選特・理事会
10:00-10:10 倫選特・委員会（提案理由説明）
　――終了後、財金委に戻る。
11:00-11:30　財金委で30分の質問（大手町再開発について）
11:30-12:00 　財金・委員会（保険金不払い問題の集中質疑)に出席
13:00-14:00 　本会議に出席
14:00-15:00 財金・委員会（保険金不払い問題の集中質疑)に出席
14:40-15:00 財金委で20分の質問
　――夕方から次の日の質問準備（水曜日も財金委で2回質問するため）

　こんな時間割を見ても、皆さんはウンザリするだけでしょうね。でも、こんな状態が金曜日まで続いたのです。
　各委員会で、日本共産党の議員は私1人ですから、理事会の対応（野党の会議も含む）、質問の準備、そして委員会質問と、すべてをこなさなければなりません。今週は、1日に2回質問する日が3日もありました。要するに6回質問したわけですが、こんなことはあまり例がありません。
　その合間をぬって、地元からの要請を受けたり、政府との交渉をすすめたり、集会であいさつしたり。――それに、国会対策委員会の会議は、毎朝おこなわれています。また、法案を分析し態度を決める議員団内の法案審査会、そして党本部の消費税・庶民増税阻止闘争本部の会議……という具合です。
　佐々木事務所の3人のスタッフは、こうした多面的な活動を分担して献身的に支えてくれています。ほんとうに、ありがたいことです。

　ところで、倫選特で奇妙なことがありました。――民主党が、提出していた政治資金規正法案を、今日になって撤回し、与党案にたいして修正案を提出するという「分かりにくい」行動をとったのです。いったい、何をねらっているのでしょうか。理事会に参加している他党の議員も「どうもよく分からん」と、ぼやいていました。

　私は、今日の質問で「事務所費」や「水光熱費」の問題など、疑惑を指摘された議員にたいして「過去にさかのぼって適用されるのか」と、与党および民主党の提案者に質問しました。
　公明党の東順治議員は、「適用が（過去に）遡及することはない」と答弁。民主党の武正公一議員も「不遡及だ」とのべました。自ら疑惑を晴らそうとしない議員がいるから法改正をすることになったのに、「これでは、与党案も民主党案も、疑惑の解明に役立たないではないか」と批判しました。
　きちんとスジを通すことができるのは、企業団体献金も政党助成金も受け取っていない日本共産党だからです。この立場で、これからも頑張ります。

◇◆"連日、本人がつづる"今週の「奮戦記」◆◇

　●大和都市管財事件で大阪地裁が国に6億円支払い命令
　　　　　　　　　　　　　　　　（6月6日付「奮戦記」より）

　財務金融委員会が開かれました。その質問の冒頭で、私は、抵当証券会社・大和都市管財の巨額詐欺事件についての大阪地裁の判決をとりあげました。
　大阪地裁は、近畿財務局の怠慢と責任を認め、6億7000万円の賠償を命ずる判決を下しました。大和都市管財の破綻が確実だったのに、近畿財務局長が抵当証券業登録を更新した責任が問われたのです。西川知一郎裁判長は「破綻は容易に認識できたのに、漫然と更新登録を行った」として国の責任を認定しました。
　損害を受けた全国の抵当証券の購入者721人が、国に総額約39億8000万円の国家賠償を求めていました。裁判長は判決文で、平成10年以降の新規購入者260人に総額約6億7000万円を支払うよう、国に命じました。
　事件の被害者は、高齢者を中心に全国約1万7000人、被害総額は約1100億円にのぼります。悪質商法などの財産的被害をめぐり国家賠償を命じた判決は初めてで、消費者保護行政に与える影響は、きわめて大きなものがあります。

≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【2007.06.08】●財金委で大和都市管財、倫選特で政治資金について質す
　→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070608-234152.html
【2007.06.07】●関税局長と国税庁長官に、各行政について申し入れ
　→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070607-220207.html
【2007.06.06】●大和都市管財事件で大阪地裁が国に６億円支払い命令
　→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070606-190221.html
【2007.06.05】●地価が上がって財界がボロもうけ、財務省は知っていた
　→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070605-200452.html
【2007.06.04】●消えた年金―自民党のチラシ「1年で解消」は“勇み足”？
　→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070604-233711.html
【2007.06.03】●“責任のなすり合い”より「消えた年金」の被害補償を！
　→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070603-220957.html
【2007.06.02】●「骨太の方針」の素案で消費税大増税の検討を表明
　→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070602-193013.html

◎「憲昭ｅたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
　→ http://www.sasaki-kensho.jp/mm/article/back_index.html

◎「憲昭ｅたより」の次号は、6月15日(金)発行予定です。

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