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第216号☆6月15日 今週の憲昭さんの発言回数は6回!
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日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
゜*;・'゜★ 憲 昭 e た よ り ★・'゜*:・' 2007/6/15 第216号
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◇◆今週の憲昭さん◆◇
メルマガ読者の皆さん、こんばんは。秘書の山本です。
先週のメルマガで、憲昭さんが「メチャクチャ忙しい一週間でした」と書いていましたが、今週もそれに負けず劣らず、忙しい1週間でした。
今週の憲昭さんの発言回数は6回!
火曜に倫理選挙特別委員会(倫選特)で、政治資金規正法の与党案と民主党案に対する質問。水曜は財務金融委員会(財金委)で1時間の質問。木曜は、本会議で政治資金規正法の与党案と民主党案に対する反対討論。今日金曜は財務金融・法務委員会の連合審査で電子記録債権法案に対する質問、その後、財務金融委員長に対する不信任案に賛成討論、本会議での電子記録債権法案に対する反対討論。
ずらっと並べると、何がなんだか…という感じですよね。内容は奮戦記をご覧ください。
<12日火曜>
午前、倫選特で、事務所費問題に端を発した政治資金規正法の「改定」について質問を行いました。与党は「この日のうちに採決まで行いたい」と提案していたのですが、野党が「審議は尽くされていない」と主張したことで、採決は翌日以降になりました。しかし、採決の日程について、自民党と民主党は理事会を開くこともせず、両党の筆頭理事だけで協議を行っていたのです。
午後の憲昭さんは、翌日、財金委で1時間の質問を行うことが決まっていたので、その準備をしていました。
夕方になって、倫選特の筆頭理事間で合意のないまま、委員長が職権で、翌日8時50分から理事会、9時から委員会を開き、討論と採決を行うことを決めたと連絡が入ってきました。
困りました! 翌日の財金委が開かれる時間とちょうど重なってしまうのです。代わりに倫選特に出席できる議員を探しますが、どの議員も委員会や調査が入っていて、なかなか見つかりません。ようやく、笠井亮議員が時間調整を行ってくれて、倫選特に出てもらえることになりました。
<13日水曜>
朝、憲昭さんは財金委の理事会に出席しました。案の定、倫選特は理事会からもめています。財金理事会が終わった憲昭さんは、すぐに倫選特の委員室に向かいました。
民主党は、その日、採決について自民党と密談しながら、表向き「採決するな」と言い張っていたのです。憲昭さんは「こんな茶番につきあうことはない」と笠井議員に伝え、日本共産党を代表して反対討論をしていただきました。その後の社民党も討論を行いました。社民党は、憲昭さんのそばに寄ってきて「民主党には付き合いきれないよ」と言ったとか。
その後、憲昭さんは、財金委に戻り、夕方、1時間にわたる質問を終えました。
<14日木曜>
朝、いきなり、「本会議で政治資金規正法の与党案と民主党案に対する討論をする機会がありそうだ」と、穀田国対委員長から連絡が入りました。大急ぎで、討論原稿を準備しなければなりません。憲昭さんが討論の内容を読み上げ、横で私がワープロを打ち、何とか間に合いました。
エレベーターに乗り、憲昭さんが原稿をチェックしていると、自民党の議員が乗ってきました。「おっ、添削ですか」と話しかけてきたので、憲昭さんは「これから本会議で、政治資金規正法の討論をやるんですよ」と答えると、「そうですかぁ、昨日の共産党の討論を聞いて、問題点が良くわかりましたよ」と言うのです。しかも、「われわれも、内心ではそう思っているんですけどね」と。……だったら、そんな法案、通さなければいいのに。
本会議が始まりました。憲昭さんが与党案と民主党修正案にたいして反対の討論を始めると、ピリッとした空気が流れます。本会議が終わり、事務所に戻ると、今度は翌日の財金委の日程調整が待ってました。
与党は、「質疑の後、採決したい」と提案してきましたが、それまでに要求していた資料の提出、法務委員会との連合審査を行うこと、参考人質疑を行うことを、野党側が主張していたため、なかなか決まりません。夕方になって、与党が、翌日法務委員会との連合審査と財金委での質疑を短時間行って、残りの質疑などは来週行うことに合意しました。
<15日金曜>
今朝の財金理事会でも、電子記録債権法案について法務委員会との連合審査の後、財金委では与党だけ短時間の質疑を行うことが確認され、連合審査が始まりました。連合審査が終わって、すぐに開かれるはずの財金委がなかなか始まりません。与党が、与党の質疑が終わったら、採決をすると言いだしたからです。
野党が誰も質疑を行っていないのに採決を行うなんて、前代未聞です。与党質問が始まって、10分ほど経過した頃、そんな議事運営に抗議して野党から「財務金融委員長不信任案」が提出されました。
すると、与党は「趣旨弁明を3分にする動議」をいきなり可決してしまったのです。民主党から趣旨弁明が行われますが、3分を過ぎると、委員長代理から「約束の時間を経過しております」と何度も制限が加えられます。その後も、与党は「討論を3分に制限動議」を多数の力で可決しました。自民党の討論が終わり、民主党が討論を行いますが、野次のなかで、なかなか聞き取れません。
そんな中、憲昭さんは、一心不乱にメモ用紙に討論の原稿を書いています。
民主党の討論が終わり、憲昭さんの番がきました。自民党から「良識あるところ、共産党見せろ!」と野次が飛びます。即座に憲昭さんは「じゃぁ、良識あるところを見せてやる」とバシっと答えます。野党側からは「よし!」「そうだ!」と拍手。
憲昭さんの討論が始まります。3分を過ぎた頃、憲昭さんが発言している最中に、委員長代理は一方的に討論を打ち切り、不信任案の採決。そして委員長が席に戻り、電子記録債権法案の討論も省略して、採決を行ったのです。
野党が質疑もしていないのに、強行採決を行うなんて、本当に強権的なやり方です。
憲昭さんをはじめ、野党の理事は、すぐに議長に申し入れを行いました。13時から始まる予定の本会議は、この強行採決された電子記録債権法案を本会議にかけるかどうかが決まらず、始まりません。控室で待機していると、穀田国対委員長が、議長との話し合いを終え、戻ってきました。「今日の本会議で、質疑ができなかった野党の法案に対する討論を認める」というのです。
本会議は、30分後には開かれます。今日は採決が行われることになっていなかったので、急遽、討論原稿を用意しなくてはいけません。憲昭さんが手書きでメモをつくり、本会議場へ向かいます。それを、ワープロで打ち直して本会議場に届けます。討論の直前に、なんとか滑り込ませることができました。
私が本会議場の傍聴席に向かうと、討論がはじまるまさにその時でした。本会議場が静まり返り、憲昭さんの声が響きます。そして、拍手がわきおこりました。
この本会議での法案に対する討論は、憲昭さん一人でした。実は、民主党は、法案の態度は賛成だったのです。採決の瞬間、与党からは「民主党は賛成なのか!」と野次がとんだほどです。
本会議から戻ってくると、事務所にびっくりするような議員から憲昭さんに電話がかかってきました。なんと、田中真紀子さんです。「なんだか、法案の内容もわからないし、私は賛成しなかった」と話していたそうです。憲昭さんの討論が筋が通っていたので、激励の意味をこめて、電話をかけてきて下さったのではないかと思っています。
さて、長い長い報告を最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。来週は、会期末に向けて、さらに与野党の火花が散ることが予想されます。
憲昭さんをはじめ、スタッフ一同、全力でがんばります!
◇◆"連日、本人がつづる"今週の「奮戦記」◆◇
●倫選特で、企業団体献金禁止と政党助成金廃止を主張
(6月12日付「奮戦記」より)
倫理選挙特別委員会が開かれ、政治資金規正法改定案の質疑をおこないました。
自民・公明の与党は今日中の採決を検討していましたが、民主党が「修正協議」がととのわないことなどを理由に反対し、採決は明日に先送りされました。
与党案は、資金管理団体の5万円以上の経常経費(人件費を除く)に領収書添付などを義務付けます。民主党は、3月に提出した民主党案を撤回して、8日に、領収書添付の対象を全ての政治団体に広げ、添付する基準額を1万円超とする「修正案」を提出していました。
しかし、11日になって、範囲対象範囲を後援会など政治家と関わりのある政治団体に縮小し、基準額も5万円以上のままにすると、“再修正”案を与党側に提示したのです。自民、民主両党の間で、折衝をしていましたが、自民党が拒否し、もの別れに終わりました。
与党案も民主党修正案もともに、適用は2008年以降となっており、いま問題となっている国会議員の事務所費についての解明に役立つものではありません。
私は、質疑の中で、企業・団体献金を禁止し、政党助成金は廃止すべきだと主張。日本経団連が政党の政策に“通信簿”をつけて企業献金を促進している現状について問いただしました。自民党の後藤茂之議員は、「企業は社会的存在として、政治に参加する権利がある」と主張しました。
私は、「企業は利益を目的とする組織であり、献金をするとなると、当然見返りを求める。政治と企業の癒着がおこる」と批判しました。
≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【2007.06.15】●財務金融委員会で伊藤委員長と与党が強行採決!
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070615-165054.html
【2007.06.14】●本会議で政治資金規正法改正案・修正案の反対討論
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070614-165241.html
【2007.06.13】●「税源移譲」だけでも最大9万7500円の増税になる!
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070613-200637.html
【2007.06.12】●倫選特で、企業団体献金禁止と政党助成金廃止を主張
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070612-204001.html
【2007.06.11】●住民税増税で悲鳴!授業料減免も受けられない!?
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070611-215428.html
【2007.06.10】●自衛隊の市民監視―年金改悪・増税反対運動も!
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070610-223619.html
【2007.06.09】●偽造・盗難カード&通帳被害を救え―ひまわり草の会
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070609-210240.html
◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
→ http://www.sasaki-kensho.jp/mm/article/back_index.html
◎「憲昭eたより」の次号は、6月22日(金)発行予定です。
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