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第325号☆8月7日 御殿場のハンセン病駿河療養所「納涼祭」に参加
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日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
*--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2009/8/7 第325号
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◇◆本人がつづる今週の一言◆◇
メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。
“梅雨”は、今週はじめにようやく明けました。突然暑くなると思っていましたが、今年は「冷夏」なのだそうです。これも、このところの異常気象現象のあらわれでしょうか。農作物への影響が心配です。
私は、8月30日の投票日(公示18日)に向けて、東海地域全域を駆け回っています。各界の方々と懇談したり、演説会でお話をしたり、宣伝カーで訴えたり……。考えてみると、公示まであと11日、投票日まで23日しかありません。解散してからもう17日も過ぎてしまったんですね。今度の選挙は、長いようで意外に短い。この短い期間に、どれだけ多くの皆さんに訴えきれるかが“勝敗の分かれ目”と肝に銘じているところです。
昨日は、御殿場のハンセン病駿河療養所で「納涼祭」がありました。昨年も参加しましたが、今年も熱海駅から東海道線で沼津に行き、そこから御殿場線に乗り換えて岩波駅で下車。タクシーで療養所に着きました。「納涼祭」の模様は「奮戦記」をご覧下さい。
元衆議院議員瀬古由起子さんが2001年9月に、「ハンセン病訴訟と人間回復のたたかい」と題してあかつき印刷株式会社で講演をし、その記録が彼女のホームページに掲載されています。もう一度、読ませていただきました。──瀬古さんは、愛知の候補から東海ブロックの候補になって活動地域が広がり、初めて駿河療養所にいったとき、「多くの人たちに会ったわけですが、その方たちが訴えられているのを聞いて、大変なショックを受けました」と語っています。「その時ばかりは2、3日ご飯が食べられませんでした」と。ひと口で“偏見と差別”というけれど、「いままでの歴史がすさまじい歴史だった」「“悔しくて、このまま死ねないよ”という声が耳にこびりついていたんです」。──これが、瀬古さんのその後の議員活動の原点となりました。
いまから20年近く前になりますが、私も、中選挙区の時代、東京7区の候補者をやったことがあります。その選挙区内にハンセン療養所、多磨全生園がありました。行事があるたびに後援会中心に何度か交流をしましたが、そこに入所されたいた方々のことを本当に理解していただろうかと、いまになって深く反省させられます。
多磨全生園の山井道太さんという方は、戦争の時代、穴があいた長靴を取り替えて欲しいと言っただけで、「重監房」に入れられ殺されました。本人だけでなく奥さんまで入れられたそうです。筆舌に尽くしがたい扱いを受け命まで奪われてきたのです。
100年前からの国の「らい予防法」による隔離政策に、「無らい県運動」という県内追放運動が加わり、すさまじい偏見差別がひろがりました。それが、1953年に法律が基本的に是正されることなく引き継がれ、逆に強制隔離を徹底するという重大な誤りを続けたのです。「らい予防法」が廃止になったのは、1996年でした。私がはじめて、国会に送っていただいた年です。
2001年には、熊本地裁の判決で「らい予防法」は憲法違反と指弾され、政府と国会が謝罪しました。また、昨年6月には全会一致で「ハンセン病問題の解決の促進に関する法律(=基本法)」が成立し、今年7月9日には、衆議院本会議で「国立ハンセン療養所における療養体制の充実に何する決議」が可決されました。
ところが、国の誤った政策の被害者である入所者が、最後のひとりまで安心して療養所内で生活ができるようにすることが求められているのに、国の公務員削減にそって介護員などが削減されているのです。駿河療養所でも昨年に比べて人員が減らされています。これを改め、対象から外さなければなりません。それが、国が果たすべき責任です。
ちょっと、長くなってしまいましたが、私はこの面でも引き続き奮闘する決意です。
今日は、名古屋市内のタクシー業界の関係者からお話をお聞きしました。今日の奮戦記をご覧下さい。──この機会に、各界を回ってさまざまなご意見をお聞きするのは、たいへん意義のあることだと思っています。いっそう頑張ります。
◇◆今週の「奮戦記」より◆◇
安心な国民生活を破壊したのは誰か!──自民党のマニフェストに思う
(8月1日付「奮戦記」より)
麻生総理が自民党のマニフェストを発表しました。
いちばん最初に、「安心な国民生活の構築」を掲げていますが、白々しい限りです。いったい暮らしの安心を奪ったのは誰でしょうか。これまでの自民・公明政権ではなかったでしょうか。──雇用と社会保障を壊して弱肉強食の格差社会をつくっておきながら、反省のかけらもありません。
しかも、消費税増税の法案を2011年度までに通すということも明記しました。憲法9条を改定する危険な方向を打ち出しており、集団的自衛権の解釈を見直し、自衛隊の海外派兵の恒久法をつくるとしていることも重大です。
これまでの「財界中心」「日米軍事同盟絶対」の政治を続ける自民党には、総選挙で「ノー」の審判を下すしかありません。
≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【09.08.07】愛知タクシー業界と懇談、県年金者後援会でお話
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090807-214310.html
【09.08.06】ハンセン病駿河療養所の納涼祭に参加しました
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090806-212122.html
【09.08.05】静岡市内で各界の方々と懇談。街頭からも訴え
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090805-220729.html
【09.08.04】静岡県静岡市清水区内の2カ所のつどいでお話
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090804-222818.html
【09.08.03】愛知全県幹部活動者会議で挨拶。東海市と常滑市でつどい
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090803-221000.html
【09.08.02】名古屋市内で街頭から訴えました。麻生総理も愛知で演説
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090802-204242.html
◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
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