メールマガジンバックナンバー
第381号☆6月13日 政界にもどんよりとした低い雲がたれ込め…
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日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
*--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2010/6/13 第381号
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◇◆本人がつづる今週の一言◆◇
メルマガ読者の皆さん、こんにちは。佐々木憲昭です。
今日は、鬱陶(うっとう)しい梅雨の前兆のような天気です。──東海から西にかけて梅雨入りとなる見込みで、関東から北陸、東北の南部でも夜から雨が降り明日午前中には梅雨入りとなるとみられています。──政界にも、どんよりとした低い雲がたれ込めているように感じます。
鳩山さんに代わって菅総理大臣が誕生し、一昨日、はじめての所信表明演説がおこなわれました。──しかし、党と内閣の顔ぶれの一部が代わっただけで、これまでの政策の何をどう反省し、どのように変えるのか、私たちにはまったく伝わってきません。鳩山前総理は「国民が聞く耳をもたなくなった」といいましたが、なぜ国民から反発を受けるようになったのか、深い反省が求められているのですが……。
菅総理の所信表明演説を聞いても、部分的には同感できる内容もありましたが、米軍普天間基地問題で辺野古に基地をつくる「日米合意」を踏まえて解決を図ると述べたり、消費税引き上げを視野に入れた与野党参加の「財政健全化検討会議」を提唱するなど、基本的に容認できないものが多く含まれています。しかも、「政治とカネ」の問題については、新内閣としてどう対処するのか、説明がありませんでした。
通常国会の会期は、16日までとなっています。──菅内閣の政策がどのような方向を目指しているのか、野党が何を主張しているのか、国会の論戦を通じて国民の前に明らかにすることが求められていると思います。野党側は、予算委員会を開くための若干の会期延長を求めましたが、民主党はなかなか認めようとしません。この1週間は、そのための議論に長い時間をとられました。
民主党の樽床国対委員長は、会期を延長するのか、予算委員会を開くのか、証人喚問・参考人をどうするのか等々“肝心要の問題”について、当初、まともな提案をすることができませんでした。
10日の夜21:20から与野党国対委員長会談がおこなわれ、ようやく民主党は2つの日程案を提示しました。──ひとつは、6月14日に衆院本会議代表質問、15日に参院本会議代表質問。6月16日に衆院予算委員会、17日に参院予算委員会を開くという案。ふたつは、6月14日に衆院本会議代表質問、15日に参院本会議代表質問。6月16日に党首討論会をおこなうという案です。──このどちらかを、野党に選んでほしいというのです。
これも、めずらしい提案の仕方ですが。これにたいして野党側は、「予算委員会を要求してきたのであり、党首討論案は論外だ」と主張。予算委員会を衆参で1日づつという案は「充実した審議には不十分だ。カネの問題はどうするのか」など主張しました。
結局、6月11日(金)朝9:30に与野党国対委員長会談がセットされましたが、本会議の代表質問を衆院14日(月)、参院15日(火)におこなうことを確認しただけで、結論は月曜日に持ち越しとなりました。──まだまだ、長く暑い議事堂内のたたかいが続きそうです。
この1週間で、参議院選挙は6月24日公示、7月11日投票で、ほぼ固まりました。各党・各候補者とも最終盤のようなラストスパートをかけており、私も全力をあげています。
◇◆今週の「奮戦記」より◆
愛知県の日本共産党演説会など4カ所で訴え
(6月12日付「奮戦記」より)
愛知県の日本共産党演説会など、4カ所でお話をしました。
労働会館で開かれた「業者婦人の集い」では、消費税の増税をめぐる危険な情勢について国政報告をおこないました。「西田静朗・比例代表候補を励ます後援会の集い」では、鳩山内閣から菅内閣に代わって政治はどうなるかについて、お話ししました。
名古屋市名東区の屋外演説会では、最近の国会運営に関わる与野党の交渉についてお話し、日本共産党の躍進の意義についてお話しました。演説をしていると、足を止めて聞いていただく方々が増えました。
名古屋市中川区の演説会では、満員の参加で盛り上がりました。日本共産党参議院比例代表予定候補のかわえ明美さん、愛知選挙区予定候補のもとむら伸子さんが力強い訴えをおこないました。
≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【10.06.12】愛知県の日本共産党演説会など4カ所で訴え
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100612-215031.html
【10.06.11】菅直人総理が就任後初の所信表明演説
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100611-223857.html
【10.06.10】今日も遅くまで与野党協議と議院運営委員会理事会
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100610-233524.html
【10.06.09】民主党は責任もって応えよ――予算委開催、会期延長など
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100609-150415.html
【10.06.08】この国会をどうするのか─菅内閣はなぜ提案を示さない
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100608-224303.html
【10.06.07】何をどう反省しどのように変えるのか──民主党の「新体制」に思う
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100607-174132.html
◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
→ http://www.sasaki-kensho.jp/magazine/
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