メールマガジンバックナンバー
第413号☆2月26日 質問が連日続く怒濤の一週間
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日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
*--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2011/2/26 第413号
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◇◆本人がつづる今週の一言◆◇
メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。
寒さが緩んできました。――強い風だと思っていたら、関東地方で春一番が吹いたのだそうです。サハリン付近にある低気圧が発達しながら北東へ進んでいる影響で、関東に強い南風が吹き、気温が上昇したと気象庁が発表しました。皆さんのところはいかがでしょうか。
今週は、私にとって質問が連日続く怒濤の一週間でした。――奮戦記を見ていただくとお分かりのように、22日(火)に財務金融委員会で住宅ローンの金利引き下げや徴税問題をとりあげ、23日(水)予算委員会で消費税増税批判の質問をおこない、25日(金)には財金委でG20報告に対する質問と、予算委・分科会でPCB処理、雇用促進住宅問題で質問……。この一週間に4回の質問で6つのテーマを取り上げました。これほど、質問が集中することは、滅多にないことです。
質問のためには、入念な準備が必要です。私の事務所スタッフはフル回転でした。資料の収集と分析、関係省庁からのレクチャー、関係者からの聞き取り。そのうえ、打ち合わせ会議で質問構想を練りあげる。……なかなか、たいへんな作業です。
この時期に、これほど質問が集中するのは、政府予算案の衆議院通過と深い関連があります。予算委員会の質疑日程が大詰めを迎えており、同時に予算関連法案の審議が始まるからです。
各常任委員会は、まずはじめに大臣の所信表明がおこなわれ、それに対する質疑からスタートします。22日(火)の財務金融委員会は、大臣所信に対する質疑でした。国税法案については、先週の本会議で質疑がはじまり、今週、財金委でも提案理由説明がおこなわれました。委員会での質疑は昨日から始まっています。
やはり、いちばん緊張するのはテレビ中継のある予算委員会で質問することですね。テレビを見ていた人々から、質問に対する反応が電話やメールなどですぐに伝わってくるからです。――今回の質問では、民主党が「4年間は上げない」と言っていながら消費税増税法案を通すことにしたのは「公約違反」ではないか、高齢者世帯に負担を押しつけながら1年半何ひとつ改善せず、さらに消費税増税で暮らしを破壊するのか、中小企業は消費税を価格に上乗せできず身銭を切っている一方で、輸出大企業を中心に消費税を3兆円も還付金を渡しているのは許せない等々。基礎的なことを踏まえ、生活実感にもとづいて追及しました。……
「しんぶん赤旗」には、そのダイジェストが掲載されています。
→ http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2011-02-24/2011022403_01_1.html
私のHPにも載っています。掲示したパネルもあります。
→ http://www.sasaki-kensho.jp/gijiroku/report.php?rid=540
質問の動画はこちらです。
→ http://www.sasaki-kensho.jp/movie/index.php?mid=203
質問の直後から、私の事務所や党本部に、電話やメールが次々と寄せられました。
――「こんなふうにどんどん消費税のカラクリを暴いてほしい。理路整然と話されるのでヤジも出ない。議場の様子が質問のすばらしさを物語っている」。「後期高齢者である私の現状にぴったりあった、すばらしい質問でした。生活が本当に大変で2ヶ月に1度の年金が待ち遠しい。ギリギリの生活のうえに消費税が上がったら、もう暮らしていけない」。「消費税は消費者が払うわけではないのですか。業者の方が自腹を切るはめになるとは。戻し税で大企業が潤っているとも知らず、驚きました」等々……。応援をいただき、本当にありがとうございました。
それにしても菅内閣は、どこまで「迷走」を続けるのでしょうか。――24日午後の衆院本会議場で、私は、総理の発言に驚きました。民主党が衆院選マニフェストで子ども手当の満額支給額を月2万6000円としたことについて「私もこの議論がなされている小沢代表の当時、『2万6000円』と聞いたときに一瞬ちょっとびっくりしたことを覚えている」と述べたからです。
これは、本会議場の答弁として、あまりにも無責任な発言です。枝野官房長官が「申し訳ない」と陳謝したそうですが、いまの内閣のデタラメぶりを示す一コマといえるでしょう。いよいよ、「総辞職」か「解散」かという話が当然のように語られるようになっています。一端、流れができると、何が起こってもおかしくない状況が生まれます。まさに「一寸先はヤミ」の世界に突入しようとしているのです。
◇◆今週の「奮戦記」より◆
命脅かす徴税――行き過ぎた行為の謝罪と是正を
(「奮戦記」2月22日付より)
衆院財務金融委員会で、質問しました。
私は、税務職員による強権的な徴税問題を取り上げ、納税者の権利を保障する立場で臨むように求めました。滞納した税金に加え、加算税、延滞税の合計約553万円の一括返済を迫られ自殺した業者男性の事例(千葉県)や、立ち会った妻が持病の発作で苦しんでいるのを尻目に財産捜索を継続しようとした事例(愛知県)を紹介し、「国税庁の『税務運営方針』が定めた『親切な対応』とはいえない」と批判しました。
私が、『給与や売掛金の差し押さえについても『滞納者の生活の維持』を前提に考えるべきだ』とただしたのにたいし、野田佳彦財務相は「それぞれの立場を斟酌(しんしゃく)し、適切に対応するのが基本中の基本だ」と表明しました。また「基本の中には滞納者の生活の維持や事業の継続にたいする影響も重要な観点だ。そういう対応をするように国税当局、税務署に必ず伝達する」と答えました。
私は、税務大学校における税務職員への研修が、「『完納しなければ差し押さえが解除できない』ことをまず伝えるという教育になっているのではないか」と告発。「『税務運営方針』に真っ向から反する。調査し、見直せ」と求めました。野田氏は「ご指摘のような点があるならまことに遺憾(いかん)だ。改めて『税務運営方針』が徹底されるように指示する」と答えました。
≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【11.02.26】 予算委・分科会――PCB処理、雇用促進住宅の問題を質す
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110226-123909.html
【11.02.25】財金委――G20報告について質問
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110225-093927.html
【11.02.24】 高齢者の借り換えを拒否する住宅金融支援機構の対応を是正せよ
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110224-222756.html
【11.02.23】予算委で質問――消費税増税は公約違反と追及
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110223-234455.html
【11.02.22】命脅かす徴税――行き過ぎた行為の謝罪と是正を
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110222-222905.html
【11.02.21】納税者権利憲章に関する院内集会で挨拶
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110221-190839.html
【11.02.20】15%まで消費税を上げるつもりなのか!
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110220-174837.html
【11.02.19】国会議員の国会図書館利用状況を外務省がスパイ行為
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110219-222225.html
◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
→ http://www.sasaki-kensho.jp/magazine/
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