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メールマガジンバックナンバー

第441号☆9月25日 明日から野田内閣との本格的な論戦開始

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  日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
*--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2011/9/25 第441号
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 ◇◆本人がつづる今週の一言◆◇

 メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。

 台風一過、青空が広がりました。……このところ、東海地方は台風12号と15号のダブルパンチを受けて、深刻な被害が生まれています。被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。15号では名古屋市内を流れる庄内川が決壊する事態となり、一時は100万人を超える方々が避難し大きな傷跡を残しました。
 11年前にも、庄内川の決壊があり名古屋市北区などで大きな被害を出しました。私も当時、被災地域の調査に行き、いつまでも水の引かない深刻な事態を目の当たりにしました。そのときから、一刻も早い堤防改修工事が求められていたのに、なぜ、このような被害が繰り返されるのでしょうか。今回は、守山区で氾濫し広範な浸水被害をもたらしました。この地区の工事完了は今年度末の予定だったため、今回の大雨には間に合わなかったというのです。
 以前、深刻な被害を出した新川の補修は完了しましたが、予算の関係で庄内川の堤防補修は4割程度しか進まなかったのです。この補修は、30年計画で進められているそうですが、あまりにもテンポが遅すぎるのではないでしょうか。ムダな大型公共事業よりも、災害を防ぎ人命を守る事業こそ最優先すべきです。

 国会は、9月30日まで延長され、明日26日(月)から衆参で予算委員会が開かれます。野田総理大臣との本格的な一問一答が行われることになっており、日本共産党からは志位和夫委員長、市田忠義書記局長が質問に立つ予定です。
 野田内閣は、出発早々から経済産業大臣が辞任するなど、傷だらけのスタートとなりました。鉢呂経済産業大臣は、東京電力福島第一原発事故の周辺自治体を「死の町」と表現し、記者団に「放射能をうつす」仕草をしたとされる問題の責任を取って、総理大臣に辞表を提出し受理されました。

 鉢呂前経済産業大臣の発言については、その後、いろいろなことが明らかとなりました。「死の町」という表現は、確かに現地の方々の感情を考えると不用意な面があったと思います。しかし細川厚生労働大臣は、5月に、鉢呂氏と同じように原発周辺の地域の印象について「死の町」と答弁していたのですが、そのときはまったく問題にされませんでした。マスコミが取り上げなかったからでしょうか。25年前のチェルノブイリ原発事故の際、当時のマスコミは「死の町」や「ゴーストタウン」と表現していたこともあったようです。

 この問題を考える場合、大事なのは、その言葉を使う側が“どのような意味で使うか”ではなく、相手が、その言葉によって“どのような感情を抱くか”ということではないでしょうか。言葉を使う側が、相手がどう感じるかを正確に知るのは難しいことかもしれません。しかし、そうするようにつとめなければならないと、あらためて思います。
 もうひとつは、「放射能をうつす」という発言や仕草をしたという問題です。最初に報道されたのは間接的な表現でした。その後の報道も、マスコミによって表現がバラバラで、本人も「よく覚えていない」と言っています。いったい何があったのか、レコーダーで音を記録していませんので、正確なところは藪の中です。――私たちは、マスコミで報道されたことを前提に、その場でコメントを求められます。しかし、可能な限り事実に基づいた対応をしなければなりません。

 それにしても、野田総理の国連演説はどうでしょう。「日本は原子力発電の安全性を世界最高水準に高める」と演説し、停止中の原発の再稼働や原発輸出をすすめる立場を明らかにしました。また、普天間基地の辺野古移設も進めるといいます。――このようなアメリカ・財界直結の政治に、正面から立ち向かうことができるのは、やはり日本共産党しかありません。

 ◇◆今週の「奮戦記」より◆

 野田総理――それでも「原発推進」なのか!?
                    (「奮戦記」11.09.24より)

 野田総理は、国連本部で開かれた「原子力安全に関する首脳会議」で、「日本は原子力発電の安全性を世界最高水準に高める」と演説し、停止中の原発再稼働や原発輸出をすすめる立場を鮮明にしました。
 最悪の原発事故を起こし事故収束もままならない状況でありながら、「世界最高水準の安全性」に言及するとは、開いた口がふさがりません。いったい、誰のために発言しているのでしょうか。再稼働を急ぐ電力会社、原子炉の海外輸出に執念を燃やす原発メーカー、それにアメリカ側の意向に忠実に沿ったものだと言わなければなりません。
 大量の放射能で地域が汚染され、多くの人々が被ばくの不安を抱えながら生活せざるを得なくなっているのが現実です。土壌などの除染はまだ緒についたばかりであり、汚染物質や土壌の保管場所も、まったく見通しが立っていません。
 野田総理は、このような状況をどう認識しているのでしょうか。それでも原発推進にしがみつくなど、到底、容認できるものではありません。

≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【11.09.25】愛知県小牧市の市議選応援に入りました
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110925-133418.html
【11.09.24】野田総理――それでも「原発推進」なのか!?
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110924-064540.html
【11.09.23】東海各地に紀宝町救援ボランティアを呼びかけ
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110923-063020.html
【11.09.22】愛知県保険医協会から要請、浜岡原発「永久停止」決議
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110922-170000.html
【11.09.21】「3党合意」で子ども手当 10月に1420万人も減額!
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110921-190932.html
【11.09.20】西日本・東海で土砂災害の危険――気象庁が厳重警戒を呼びかけ
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110920-155527.html
【11.09.19】愛知県小牧市の日本共産党演説会で国政報告
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110919-214929.html

◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
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