アドレス(URL)を変更していますのでブックマークされている方は変更してください。
<< ホームへ戻る

メールマガジンバックナンバー

第443号☆10月10日 次の臨時国会に向けた様々な駆け引き…

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
*--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2011/10/10 第443号
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ◇◆本人がつづる今週の一言◆◇

 メルマガ読者の皆さん、こんにちは。佐々木憲昭です。
 青空が広がる清々しい秋となりました。皆さんは、どのようにお過ごしでしょうか。

 国会議事堂のなかは、議員の姿がめっきり減りました。しかしその陰で、次の臨時国会に向けたさまざまな駆け引きが始まっています。最大の焦点は、第三次補正予算案をどのような規模と内容で組むのか、野党の意向をどのようなかたちで反映するのか、ということにあります。
 10月7日に、第三次補正予算の基本方針が閣議決定されました。民主党としては、自民党と公明党を三党協議に引き込んで、国会に提出する前に「事前合意」しておきたいようで、7日夜も民・自・公の3党で政調会長会談を行なっています。しかし、民・自・公三党の密室協議で勝手に決めて「他党はこれに従え」というやり方は、いかがなものでしょうか。
 ウラで談合して「合意」したら「もう決まったのだから、早く国会を通せ」ということになります。これでは国民の前で堂々と議論すべき正規の国会審議は、形骸化してしまいます。――私たちは、ことあるごとに三党協議の問題点を指摘してきました。そのためか最近では、少数政党をむげに排除できなくなり、全党と党首会談をやったり、すべての野党が参加した法案協議もやるようになりました。かといって、三党協議がなくなったわけではありません。民主主義に反する動きについては、きちんと監視してものをいわなければなりません。

 もうひとつ注意しなければならないのは、1票の格差是正や選挙制度改正をめぐる問題です。自民党の田野瀬良太郎幹事長代行は、昨日のNHKの番組で、衆院の「1票の格差」是正に向けた与野党協議について「次期臨時国会までにまとめないといけない。民主党案と(自民党案は)よく似ている。しっかり協議すればまとまる」と述べました。民主党の樽床伸二幹事長代行も「1票の格差を早く解消したい」と、次期臨時国会への衆院選挙制度改革法案の提出に意欲を示しました。

 1票の格差是正は当然ですが、問題なのは、これを比例代表の定数削減につなげようとする危険な動きです。これは、大いに警戒しなければなりません。
 民主党の藤井裕久税調会長は、たいへん重大な発言をしています。「国会議員の定数削減は、増税と同じ次元で考えなければならない」と。彼は、これまで何度も「消費税増税は定数削減と同時だ」ということを繰り返し発言しています。消費税増税を国会議員を減らすことを条件に通すなどというのは、消費税増税で生活を破棄したうえ、国民の声が国会に届かないようにするということですから、とても認めるわけにはいきません。
 得票に応じて議席を配分する比例代表選挙は民意を正しく反映する制度です。これを減らせば、民意を歪める小選挙区制の弊害をますます大きくしてしまいます。
 これから、国会で各党間の議論になろうとしておりますが、比例代表制度の削減に熱心なのは、民主党と自民党です。しかし、日本共産党はもちろん厳しく反対してますが、公明党、社民党、みんなの党なども反対です。
 憲法がうたう「国権の最高機関」「国民の代表機関」にふさわしい国会を実現するため、これからも全力でたたかう決意です。

 ◇◆今週の「奮戦記」より◆

 庶民に9兆円増税、大企業には11兆円減税!
                    (「奮戦記」11.10.07より)

 昨日の参院・東日本大震災復興特別委員会で、日本共産党の大門実紀史参議院議員は復興財源について質問しました。
 驚くべきことに、11.2兆円を臨時増税でまかなうという政府・与党の方針は、サラリーマンと自営業者には10年間で8.8兆円を所得税等で増税するのですが、その一方で、日本経団連の求めに応じて、法人税は4.5%引き下げた上で3年間だけ付加税をかけるものとなっています。10年間で、庶民には9兆円の増税、大企業には11.6兆円もの減税になるものです。何が「復興増税」でしょうか。
 大門議員は、20%から10%に軽減している大金持ち優遇の証券優遇税制の延長見直しを主張しました。欧米の場合、20%から30%です。この異常な金持ち優遇をやめれば10年間で5兆円程度の財源になります。欧米では大金持ち自らが「私たちに増税してくれ」と発言し、富裕層への課税が流れになっているのです。金持ち優遇をやめ、庶民にだけ負担を押し付けるやり方はただちに見直すべきです。

≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【11.10.09】比例代表制度の定数削減は民意の切り捨てだ
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/111009-221858.html
【11.10.08】経団連会長が参加する戦略会議でTPPを議論?
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/111008-224848.html
【11.10.07】庶民に9兆円増税、大企業には11兆円減税!
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/111007-192813.html
【11.10.06】4億円の土地購入資金はどこから出たのか
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/111006-232501.html
【11.10.05】閣僚が政党助成金を貯め込み!?
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/111005-210510.html
【11.10.04】業者婦人の地位向上求めるデモを激励しました
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/111004-082859.html
【11.10.03】10年間、一日も休まず「奮戦記」を更新してきました!
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/111003-205807.html

◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
 → http://www.sasaki-kensho.jp/magazine/

───────────────────────────────
【憲昭eたより】
▼このメールマガジンは、アドレスを登録していただいた方、佐々木
憲昭のホームページにご意見をお寄せいただいた方に配信しています。
▼配信中止・メールアドレスの変更はこちらからお願いします。
 → http://www.sasaki-kensho.jp/mm/
▼ご意見・ご感想は[[email protected]]までお寄せ下さい。
発行:日本共産党衆議院議員 佐々木憲昭事務所
〒100-8981 東京都千代田区永田町2-2-1 衆議院第1議員会館1106号室
      TEL:03-3508-3730  FAX:03-3508-7280
   佐々木憲昭WebSite: http://www.sasaki-kensho.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

Share (facebook)

このページの先頭にもどる