メールマガジンバックナンバー
第462号☆2月26日 予算テレビ質問をみた方々から次々と励ましが
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日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
*--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2012/2/26 第462号
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◇◆本人がつづる今週の一言◆◇
メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。
寒さが少し緩んできたようですが、それでも北風が吹くと冷たいですね。インフルエンザにもご注意ください。
この1週間はたいへん忙しく過ごしました。――21日(火)本会議、22日(水)予算委員会、24日(金)財務金融委員会で質問、23日(木)議運委員会で発言したからです。これだけたて込むのは、珍しいことです。
私は、国会送っていただいてから15年間、さまざまな質問を続けてきましたが、いつも緊張するのは、やはり、テレビで中継される予算委員会です。今回は、「社会保障・税一体改革」についての集中質疑でした。私が取り上げたテーマは、120兆円にのぼる年金基金が運用で穴を開けている問題、高齢者世帯の生活苦の問題、そして消費税の転嫁の問題など。――その内容は、奮戦記やムービーブログなどでご覧ください。
予算委員会の質問をテレビ中継をみた方々から、国会の私の事務所に次々と励ましのお電話が入ったりメールが寄せられました。
「私も同意見です。年金財源に多額の損失を与えておいて誰も責任をとらない、あげくには消費税を上げて帳尻を合わせるというやり方には到底納得できません。……自分の金を運用するという気持ちにならないと本気になって取り組まないと思います。そもそも外部に高額な手数料を支払い、さらに赤字を出す!あり得ないことだ」。「民主党政権になったら、こういった不安がいくらかでも解消される思っていました。『国民の生活が第一』このことを信用して投票しましたが間違いでした」(60代、男性)。
「きょうの委員会質疑を観ました。私は80歳で夫婦二人ぐらしで、年金が唯一の収入源です。この2、3年来の増税--老齢控除・暫定減税廃止、住民税増額と保険料増額などで、だいたい年金の1カ月分が減額となりました。これからまだ、介護保険、高齢者医療保険なども値上げされるようですが、以来窮屈な暮らしになっております。それまでの月1〜2回の外食もひかえております。きょうの議員の質疑、追及がこの問題に当てられた時に、やったとテレビに集中しました。すべての年金生活者も同じ思いでしょう。首相の答弁は高齢者は蓄えでおぎなっているだろう、などと勝手な答弁でしたが、私についていえば、蓄えはすでに子供たちのために出しましたし、あといくらかは、これからの医療費、と終末の費用にと置いておりますから、月づきの暮らしはかなり窮屈になっております。佐々木議員には、この点をもっと追究して欲しかったとおもいます」(80歳、男性)。
「質問の最後に佐々木議員が“答弁はいらない”と言ったにもかかわらず、野田首相はヨーロッパでも消費税が高いのは当たり前だという、言い訳にもならない答弁。消費税が高いといわれる国でも生計費非課税は当たり前になっていると思います。だから日本の消費税とは国民の負担の度合いがまったく異なるのではないでしょうか。労働者を守るルールも大企業が果たしている社会的貢献もヨーロッパからはるかに立ち遅れているのに、こういうときだけヨーロッパを持ち出すなんて、政治家としての質が問われますね。引き続くご活躍を期待しています」(男性)
「佐々木議員の質問 機を得た質問と迫りでした。すっきりしました。今日の質問が、社会保障・税一体改革やその旗印の消費税増税が如何に、乱暴で、国民いじめか告発し、暴露する、国政の構造的に変換を求める質問でした。小宮山大臣が震えながら、官僚のコメントを読んでいる様が、異様に映っていました。(58歳、男性)
皆さまの激励の言葉に、心から感謝申し上げます。今後も、なおいっそう頑張る決意です。
◇◆今週の「奮戦記」より◆◇
AIJ投資顧問の企業年金巨額損失事件をただす
(「奮戦記」12.02.24より)
衆院財務金融委員会で、私はAIJ投資顧問(東京都中央区)による企業年金の巨額消失事件をとりあげ、金融庁の検査体制を追及しました。
企業年金・AIJ投資顧問 企業年金は、厚生年金などの公的年金とは別に、企業が社員を対象に任意に設ける年金。1社単独か地域・業種ごとに集まってつくる年金基金などが管理しますが、資金運用の多くは金融業者に委託しているのが実態です。質疑のなかで、金融庁はごく一部の投資顧問会社しか検査しておらず、ずさんな実態が明らかになりました。
AIJ社は国内124の企業から約2100億円の年金資金の運用を受託していました。証券取引等監視委員会の検査で、その大半が消失していたことが判明。金融庁は同日、同社に業務停止命令を出しています。
私は、運用失敗であれ流用であれ、許されない大問題であり、一社だけの問題ではないと指摘しました。そのうえで、金融庁・証券取引監視委員会は、投資顧問会社に対してどんな検査を行っていたのかと追及しました。
中塚一宏内閣府副大臣は、運用を委託している企業年金の数は把握していないと述べつつ、投資顧問会社は263社あり、いっせい調査を行うことを明らかにしました。投資顧問会社に対する検査体制について細溝清史金融庁監督局長は「いろんな情報をもとに選択して、デスクベースで検査している」と説明しました。
私は、顧問会社に対する検査が、実地検査を含め、まともに行われていなかったことは重大だと指摘しました。
公的年金の年金積立金についても投資顧問会社などの受託機関に丸投げされ6年間で6兆円もの損失を出していることを予算委員会で明らかにしたことに言及。「由々しき事態だ。検査体制を抜本的に見直すべきだ」と求めました。自見庄三郎金融担当相は、「ご批判を真摯(しんし)に受け止め、関係省庁とも連携して対策を速やかに実行したい」と答えました。
≪日々の奮戦記はこちらから≫
【12.02.26】岐阜県瑞穂市でTPP問題と市政を語る会
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/120226-173816.html
【12.02.25】ガイドライン作っても中小企業は消費税を転嫁できない
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/120225-165333.html
【12.02.24】AIJ投資顧問の企業年金巨額損失事件をただす
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/120224-220208.html
【12.02.23】超党派の「衆院選挙制度の抜本改革をめざす議連」総会に出席
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/120223-181156.html
【12.02.22】予算委員会で質問――消費税増税はあらゆる面で悪影響
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/120222-203834.html
【12.02.21】予算関連法案について野田総理に質問
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/120221-223817.html
◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
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