メールマガジンバックナンバー
第502号☆2月11日 国民の消費が落ち込んだ理由は3つ…
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日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
*--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2013/2/11 第502号
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◇◆本人がつづる今週の一言◆◇
メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。
一年中でいちばん寒い季節から、まだまだ抜け出せないようです。明日は、東海や関東で夕方以降に雨や雪が降りだすと予想されています。風邪などを引かぬよう、気をつけましょう。
補正予算をめぐる国会論戦が、いよいよ始まりました。私は、5日(火)の衆院本会議で財政演説に対する代表質問をおこないました。その詳細については、【国会での活動】をご覧ください。
→ http://www.sasaki-kensho.jp/kokkai/130205-000000.html
安倍総理は「デフレからの脱却」を掲げていますが、その原因をどうとらえているのでしょうか。政府は「消費者物価が連続して下がること」を「デフレ」といっています。
では、なぜ物価が下がり続けたのでしょうか。その最大の要因は、GDP(国内総生産)の6割を占める家計消費が落ち込んだことにあるのです。私は、この点がたいへん重要だと考えます。
国民の消費が落ち込んだ理由は、大きくいうと3つあります。
第一に、10年間で雇用者所得が22兆円も減ったことです。――全体として雇用も減り賃金の引き下げもおこなわれました。
第二に、社会保障の連続改悪が、国民の所得を奪ったことです。――小泉・安倍内閣の7年間で国民負担を13兆円も増やし、昨年の民自公「3党合意」による「税・社会保障一体改革」で、これから消費税の大増税、医療、年金、介護の負担増で20兆円も負担を増やそうとしています。
第三に、この間の低金利によって家計に帰属すべき利子所得が奪われたことです。――事実上、家計から企業に数100兆円もの所得移転が行われたのです。
この3つの理由で、内需の中心である家計消費が大幅に落ち込みました。そのため消費者物価が連続して低下したのです。
私は、代表質問で「小泉・安倍内閣の7年間で国民負担を13兆円も増やしましたが、総理にその認識はありますか」「今日のデフレをつくった自らの責任を自覚し、これまでの政策を根本的に改めるべきです」と聞きました。しかし答弁に立った安倍総理と麻生財務大臣は、「認識がある」とも、「責任がある」とも答えませんでした。
安倍総理は、このような事態を招いた歴代政府の責任を棚上げし、デフレを招いたのは日銀のせいだといい、「2%インフレターゲット」を押しつけインフレをあおっているのですから、まさに本末転倒だと言わなければなりません。
安倍総理は、「日銀がみずから2%物価目標を決めた」と言っていますが、最初に言い出したのは、ほかでもない安倍総理自身でした。それは、これまでの経過を見れば、誰にも明らかです。
予算委員会での論戦も、いよいよ緊迫の度を増してきました。しっかりと、頑張らなければなりません。
◇◆今週の「奮戦記」より◆◇
増税・改憲ゆるさない新婦人院内集会であいさつ
(「奮戦記」13.02.08より)
新日本婦人の会(新婦人)が主催する「2・8増税・改憲ゆるさない院内集会」で、日本共産党国会議員団を代表して連帯のあいさつをしました。
新婦人は、消費税増税中止、社会保障の充実、教育費負担の大幅軽減、原発ゼロ、妊婦検診と3ワクチンへの助成を求める42万6702筆の請願署名を提出し、私と塩川議員が受け取り紹介議員となりました。
私は、生活破壊や憲法改悪など、安倍内閣の進める危険な方向を阻止するため、全力をあげる決意を表明しました。
≪日々の奮戦記はこちらから≫
【13.02.09】第6回中央委員会総会に出席
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/130209-205338.html
【13.02.08】増税・改憲ゆるさない新婦人院内集会であいさつ
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/130208-203912.html
【13.02.07】消費税なくす会から要請受け懇談、愛知県医労連から申し入れ
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/130207-171504.html
【13.02.05】財政演説に対する代表質問を行いました
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/130205-175932.html
◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
→ http://www.sasaki-kensho.jp/magazine/
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