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　 日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
*--*--*--*　憲 昭 ｅ た よ り　*--*--*--* 2013/6/9　第518号
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　◇◆本人がつづる今週の一言◆◇
　メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。――梅雨に入ったはずなのにさっぱり雨が降らず、昼には真夏のような暑さになるという日々が続いています。こんな状況を「カラ梅雨」ということがありますが、ある放送で「ツユのずる休み」と言った人がいたそうです。なかなか“言い得て妙”ですね。

　国会は、この1週間、予算委員会の開会をめぐり与野党の攻防が続きました。というのも4月5日の予算委員会の理事会で、予算を採決した後「集中審議を2回やる」ことで合意していたからです。民主党の筆頭理事が2回の集中審議を主張したところ、予算委員長も与党筆頭理事も「その通り」と発言していました。日本共産党は、予算の審議がまだ必要だと主張し採決に同意していませんでしたが、集中審議をやることについては当然という立場でした。
　その「2回の集中審議」の約束がいっこうに果たされないまま、ずるずると日が過ぎてしまったのです。そのため、しびれを切らした民主党が、先週になって突然、野党の国対委員長会談や与野党国対委員長会談を開かせたり、書記局長・幹事長会談を開催し、自民党と公明党に申し入れをするという事態になりました。私は、穀田国対委員長に代わって国対委員長会談に2回出席しました、
　自民党も公明党も、まったくやる気がありません。予算が通れば、どんな約束も反故にするということは、これまでも繰り返されてきた与党の常套手段です。私が予算委員会の理事会に出ていたときもそうでした。わざわざ文書で「集中審議をおこなうこと」を合意しても、与党はのらりくらりと逃げ回って実現しなかったことがありました。
　与党というのは、予算委員会を開くのは予算案が審議されているからで、予算案が通ってしまえば予算委員会は“ご用済み”なのです。これは、あまりにも国会をなめた態度だと言わなければなりません。国政の重要問題をめぐって、予算委員会で総理はじめ各大臣が出席して質疑をおこなうのは当然のことだからです。
　今回、予算委員会の開催を逃げ回っているのは、安倍総理が出席を渋っているからだという噂がもっぱらです。確かに、アベノミクスもかげりが見え始め、アジア外交でも中国や韓国と摩擦を広げています。「安倍総理は予算委員会に出て失言するのを嫌っているようだ」ということもあり得る話です。

　ところで、長年やっているホームページに加え、3月から始めたツイッターやフェイスブックも使って、私が近況をお届けすると、さまざまな反応が返ってきて面白いですね。もちろん党内の人々からも反応がありますが、党外と思われる方々からの率直な意見や感想がたいへん参考になります。党外の方が「そうだ」と思ってくれるような提案をすることや、質問に的確に答えることは、なかなか難しいことですが、大切なことだと思っています。
　いよいよ、来月の参議院選挙（7月4日公示、21日投票）に向けて、各党とも大車輪で走り始めています。私も、全力を尽くします。

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