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　 日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
*--*--*--*　憲 昭 ｅ た よ り　*--*--*--* 2013/11/24　第534号
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◇◆本人がつづる今週の一言◆◇

　メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。

　紅葉も山から里に移動してきました。国会議事堂のまわりのイチョウ並木の葉も、ようやく黄色く変化し始めました。――コウヨウは「紅葉」と書きます。でも、イチョウは黄色ですから「紅葉」と書くのはしっくりこない。そう思っていましたが、「黄葉」と書いても読み方は「コウヨウ」なんですね。
　それなら、モミジは「紅葉」、イチョウは「黄葉」。こう書いて、両方ともコウヨウと読めばいい。当たり前と言えば当たり前のことですが……。

　さて、国会議事堂の中に目を移すとどうでしょう。次第に緊迫の度を増しているのが実態です。最大の焦点は、特定秘密保護法案をめぐる攻防です。
　安倍自公政権は、何がなんでも特定秘密保護法案を押し通そうと、維新の会やみんなの党を修正協議に引き込みました。
　赤嶺政賢議員が参加している国家安全保障特別委員会の理事会は、11月22日（金）夕方16:00に再開されましたが、理事会の途中で自民党が休憩を求め「法案の関係がありますので」と言い、維新→みんな→民主を次々と呼び込み密室で談合をおこないました。
　理事会を再開すると、自民・公明・維新・みんなの4党が「25日(月)に4党共同修正の趣旨説明をやりたい」と言い出したそうです。

　私は、修正の内容を見て唖然としました。みんなの「修正」案は、総理大臣が「第3者」となるというもの、維新の「修正」案は「秘密指定期間」を原則30年から60年に延長するもの。――修正して改善するどころか、「秘密保護法案」の中身をいっそう悪くするものになっているのです。
　維新のなかでは、賛成27、反対23でかろうじて承認され、みんなの党内でも批判が高まりました。維新の対応については、「補完勢力どころか翼賛勢力」「権力にすりよる野党ならいらない」（朝日）などと書かれました。

　自民党や公明党が、こんなに急ぐのは、国民に内容を知られる前に“強行突破”を図ろうとしているからです。
　明日25日(月)は、国家安保特で福島県に出かけて地方公聴会を開くことになっています。ところが、福島から帰ってから国家安保特の理事会を18:00に開き、委員会を18:20に開いて自・公・維・み4党共同提案の特定秘密保護法案の修正案を提出、提案理由説明を行うことになったのです。
　その日のうちの採決は、さすがにできなくなったようですが、28日（木）にも本会議で採決を強行しようとしています。何としても廃案に追い込まなければなりません！

　社会保障改悪プログラム法案、大企業奉仕の産業競争力法案、国家戦略特区法案も、衆議院で次々と採決が強行され、法案が参議院に渡りました。
　私はこの間、財務金融委員会、内閣委員会、倫理選挙特別委員会、本会議、議運などでメチャクチャ忙しく、先々週は6回の質疑・討論をおこない、先週は5回の質疑・討論をおこないました。これほど忙しいことは滅多にありません。内容は、ツイッターやフェイスブックでご覧下さい。

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