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メールマガジンバックナンバー

第566号☆7月28日 強まる反動攻勢に正面から対抗するために!

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  日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
*--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2014/7/28 第566号
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◇◆本人がつづる今週の一言◆◇

 みなさん、こんばんは。佐々木憲昭です。今日は、少し気温が下がりましたが、それでも暑いですね。

 私はこのところ、来年の統一地方選挙に向けた党の全国遊説の一環として、各地の演説会でお話をする機会が増えています。昨日は、秋田市で。その前は岐阜県高山市、宮崎市でした。愛知県春日井市では、リニア問題のシンポジウムが開かれパネリストとなりました。
 どこも、会場いっぱいの参加者で、熱気あふれる集まりになっています。そのなかで、日本共産党への入党者も増えています。先日も、私が推薦人になり1人入党していただきました。入党の動機は、いまの安倍政権の“暴走”に歯止めをかけ、平和で安心できる社会をつくりたい、ということでした。
 強まる反動攻勢に、正面から対抗するためには、それと対決する力を大きくするしかありません。

 国民の多くが恐れているのは、集団的自衛権行使を容認するという安倍内閣の閣議決定によって、「戦争する国」になってしまうのではないかということです。この理不尽な状況を打開するために大切なのは、改めて戦後の原点を振り返ることです。

 1945年(昭和20年)に特攻隊の隊員になり、出撃する前に終戦を向かえ、その後、弁護士となり日本共産党の国会議員になった人がいました。それは、東中光雄さんです。東中さんは、自らの歩みを振り返って、こう書いています(2000年発行のパンフレットより)。

 「私は戦前、『神国日本』にかりたてられ、海軍兵学校に入り、ゼロ戦特攻隊となり、『お国のために命を捧げよう』と覚悟を決めた。その出撃前に敗戦をむかえました。戦争は誰が、なぜ、なんのために起こしたのか――この反省にたってつくられたのが、戦争放棄・主権在民をうたった日本国憲法でした。これが日本の政治の原点となったのです。『神の国』を体験したものとして、子や孫が、アジアや世界で平和の道をすすむように、いま国のかじとりを誤ってはならないのです」。その通りだと思います。

 私が、演説会で紹介しているのは、1947年につくられた『あたらしい憲法の話』という教科書です。「戰爭の放棄」の項には、こう書かれています。

 「いまやっと戰爭はおわりました。二度とこんなおそろしい、かなしい思いをしたくないと思いませんか。こんな戰爭をして、日本の國はどんな利益があったでしょうか。何もありません。たゞ、おそろしい、かなしいことが、たくさんおこっただけではありませんか。戰爭は人間をほろぼすことです。世の中のよいものをこわすことです」。
 「こんどの憲法では、日本の國が、けっして二度と戰爭をしないように、二つのことをきめました。その一つは、兵隊も軍艦も飛行機も、およそ戰爭をするためのものは、いっさいもたないということです。これからさき日本には、陸軍も海軍も空軍もないのです。これを戰力の放棄といいます。『放棄』とは『すててしまう』ということです。しかしみなさんは、けっして心ぼそく思うことはありません。日本は正しいことを、ほかの國よりさきに行ったのです。世の中に、正しいことぐらい強いものはありません」。

 ――「世の中に、正しいことぐらい強いものはありません」という言葉が、私は大好きで、この部分を読み上げると、いつも胸が熱くなります。
 あまりにも道理の通らない理不尽な政治が横行しているいま、この原点をしっかり踏まえてたたかわなければなりません。そのために、私は全力を尽くします。

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