奮戦記
【07.09.01】農水省補助金を不正受給した組合の長が、なぜ農水大臣務まるのか!
今度は、遠藤武彦農水大臣です!!
自ら組合長理事を務める山形県の「置賜農業共済組合」が、農業共済の掛け金について農家を勝手に加入者にして水増しし、1999年に国から約115万円を不正に受給していたことがわかりました。
この農業共済は、会計検査院から2004年の調査で水増しを指摘され、遠藤氏は不正の事実を知っていました。それなのに、いまだに不正受給分を返還しておらず、遠藤農水大臣は同農済の組合長として、年間200万円の報酬を受けていたのです。
これまで、安倍内閣の農水大臣は、政治とカネの問題で松岡利勝氏が自殺し、後任の赤城徳彦元農水大臣は、事務所費問題で更迭されました。
遠藤農水大臣は、代表を務める自民党支部が、農水省所管の独立行政法人から補助金を交付された「山形県家畜商業協同組合」から不適切な献金を受けていたことが判明し、8月30日に返金したうえで政治資金収支報告書を訂正したばかりです。
安倍総理は、「分かりやすくきちんと説明すべきだ」と述べました。しかし、「説明」の問題でしょうか。
農水省の補助金を不正に受け取ったままの団体のトップが、農水大臣になったこと自体が問題なのです。もはや遠藤氏は、大臣としてふさわしくないことは、誰が見も明らかでしょう。安倍総理の任命責任が、厳しく問われなければなりません。