奮戦記
【07.09.24】自民4役を派閥代表で固めたが…政策選択の幅はあまりにも狭すぎる
自民党の福田康夫総裁は、今日午前、党執行部の主要人事を決めました。
全員が派閥の代表です。……幹事長に「伊吹派会長」の伊吹文明文部科学大臣、政調会長に「谷垣派会長」の谷垣禎一・元財務大臣、総務会長には「二階派会長」の二階俊博総務会長、選挙対策委員長に「古賀派会長」の古賀誠・元幹事長。
これでは、まったく新鮮みがありませんね。しかも福田氏の政策・主張をみると旧態依然たるもので、新しい選択肢がほとんどありません。
参議院選挙で「自公政治ノー」の厳しい審判が下されたのに、格差と貧困を広げた「構造改革」=新自由主義路線を継続する、アメリカに言われるままにイラクやアフガニスタンへの派兵を続ける。──この路線から一歩も出ることができず、国民の声に応える方向がまったく見えません。
これでは、早晩、政治的に行き詰まることになるでしょう。国会審議が再開されたら、解散・総選挙に追い込んでいく厳しい論戦をすすめなければなりません。
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