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奮戦記

【07.11.06】戻る、戻らない?―国民不在の「密室政治」からは何も生まれない

   小沢氏は「党首会談で要請のあった大連立をめぐり、政治的混乱が生じたことを受け、代表を辞する辞職願を提出し、執行部に進退をゆだねた」と述べました。

 「本当に辞めるのか」と思ったら、こんどは役員会・議員あげての慰留劇、そして復活?です。

 大連立については、福田総理が「互いにそういう気持ちが多少でもないと、そういうことにはならないだろう。あうんの呼吸だ」と述べました。

   「反自公」をかかげて参院選挙をたたかった小沢氏が、福田首相と「密室」で「大連立」を協議し、小沢氏がいったんは「持ち帰って検討する」と約束したのは、それ自体、民意に反します。

 党首会談を受けて、国会の雰囲気が一変しました。

 テロ特委では、政府からも民主党議員からも「歩み寄り」を模索するような発言が相次ぎました。たとえば、民主党が「自衛隊の海外派遣要件を定めた恒久法を作るべきだ」などと主張し、与党席から大きな拍手を受けていました。

   福田首相、小沢代表の説明から見えるのは、自衛隊を海外に派兵する恒久法というのをつくる話し合いがなされたことです。

 テロ特委の自民党委員は「党首会談が決まってから民主党の態度が急変した」と語ったそうです。

 これほど、参議院選挙で示された民意を否定する行動はありません。国民が見えるところで議論するのをやめて密室に逃げ込むようなやり方では、国民のための政治は、決して生まれません。

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