奮戦記
【08.07.23】愛知県の設楽ダム予定地の現地調査に入りました(1日目)
今日から明日の予定で、愛知県の設楽ダム予定地の現地調査に入っています。予定されている設楽ダムは、総工費2070億円で総貯水容量は9800万立方メートルとされています。
しかし、堆砂容量(600万立方メートル)を差し引いた有効貯水容量は、9200万立方メートルです。
さらに洪水調節容量1900万立方メートルを差し引くと、7300万立方メートルです。
ところが、その7300万立方メートルのうち、実に82%にあたる6000万立方メートルが、不特定容量となっており、目的が明確でないのです。
総貯水容量に比べても、65%が目的が定まっていないというのは、きわめて異常なダム計画です。
設楽ダム工事事務所からのヒヤリングでも、「何のために」という疑問に明確な答えがありませんでした。
これまでに行われた豊川総合用水事業(平成13年度まで)が完成したため、ため池などからの取水を含めて、現在は1億トンを超える水が余っているのです。
利水には、まったく役に立ちません。
洪水調節のためといいますが、雨が降り続いていれば、降水した分の水がそのまま流れていくわけですから、役にたちません。
こんなムダなダムは、ただちに計画をストップすべきです。
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