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奮戦記

【09.09.07】民意を反映する比例代表こそ、のぞましい選挙制度

   前回の総選挙では自民党がひとり勝ち、そして今度は民主党がひとり勝ち。──この想像を超えた議席数の変動は、小選挙区制を中心とする選挙制度に大きな原因があります。
 小選挙区制は、「4割台の得票で議席を7割も占める」と言われるように、民意を大きくゆがめる制度で、多数の死票が発生します。
 ほんらい、“鏡のように”民意を反映する比例代表選挙こそ、望ましい制度だといわなければなりません。
 今回の選挙を見ても、「しんぶん赤旗」が報道していように、投票総数7058万票のうち、当選者以外の候補に投じられた票は3270万票もあります。
 「死票」率は、平均で46・3%に上り、全国の300の小選挙区のうち87選挙区では「死票」率が過半数となります。

   仮に、衆院総定数(480)を今回の総選挙の各党比例票で配分した場合、民主党は得票率42・4%で204議席(104減)となり、自民党は26・7%で128議席(9増)、日本共産党は7%で34議席(25増)、社民党4・3%で21議席(14増)などとなります。

 このように、全国一律の比例代表制度にすれば、日本共産党は実に34議席を獲得できる力があるのです。

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