奮戦記
【10.11.30】フィリピン人6人が死亡した交通事故に思う
三重県亀山市野村の県道交差点で、マイクロバスと大型トレーラーが出合い頭に衝突して、マイクロバスに乗っていたフィリピン人の男性3人、女性3人の計6人が死亡した痛ましい事故が28日に発生しました。
驚いたのは、バスの運転手を除く死傷者の大半がフィリピン国籍で、人材派遣会社から、シャープの下請け液晶パネル製造会社の本社工場(亀山市)に出勤するところだったということです。
いったい、工場でどのように働かされていたのでしょうか。
法務省によると、三重県の外国人登録者数(昨年末)はブラジル、中国など約4万9000人で、都道府県別では13番目に多いと言われます。
三重県では、ホンダの工場がある鈴鹿市とシャープの工場がある亀山市は、周辺に関係する工場が多いこともあり、外国人が大勢暮らしています。
三重県内のフィリピン人は、約5000人で、亀山市内には約400人が住んでいます。
東海地方には製造業が集積しているためか、外国人労働者が多く、愛知県が2位、岐阜県は11位となっています。
外国人労働者が、無権利な状況のもとで劣悪な労働条件と低賃金のもとで働かされている深刻な実態をきちんと把握するとともに、人間らしく働くことができるようたたかわなければなりません。
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