メールマガジンバックナンバー
第43号☆5月14日 明日は、三重県鈴鹿市と菰野町で演説会です!
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日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
゜*;・'゜★ 憲 昭 e た よ り ★:・'゜:*:・' 2004/5/14 第43号
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◇◆今週の一言◆◇
メルマガ読書の皆さん、こんばんは。秘書の山本です。
今日は、政局がらみのニュースが飛び交っていますね。まずは、昼のニュースで、「小泉総理が22日に北朝鮮を再訪問する」との報道が。午後になって「民主党の党首に小沢氏が決定」。そして夕方飛び込んできたのが、「小泉総理も国民年金未納期間あり」というニュースです。これらについては、憲昭さんが今日の奮戦記に書いていますので、そちらをご覧ください。
今日のメルマガは、憲昭さんの質問で官僚が間違った答弁をした「事件(?)」について書くことにしましょう。
今週火曜日のこと。財務金融委員会で憲昭さんが質問を終わろうとしている時に、その「事件」は起きました。
この日、証券2法といわれる法案の審議が行われていました。この中に「株式等の取引に係る決済の合理化を図るための社債等の振替に関する法律等の一部を改正する法律案」という、長〜い名前で、厚さも3cm以上という法案があります。株券をペーパーレス化、電子化するという法案です。
この法案では、コンピューターの口座の中だけで株式を売ったり買ったりすることになります。でも、100株買ったと記録すべきところを1000株買ったと記録するミス(過大記載)が起こってしまったとき、どうするのかが問題です。株の場合は議決権など特有の問題を持っているので、株主の権利を制約してはなりません。
今回の法案では、過大記載が起こった場合、ミスをした証券会社などが多く記載した株を買い取って消去する責任を負います。しかし、その証券会社が倒産してしまうなど責任を負えなくなった場合、株主の権利を縮減するのです。たとえば、1だった株主が0.9になるなど、何か間違いをしたわけでもない株主の権利を縮小するというのです。
憲昭さんは、「様々な問題点を持っているこれらの法案について賛成できない!」と厳しく追及して質問を終わりました。
そして、質問席から自分の席に戻りかけたときのことです。「訂正がございます!」と、いきなり金融庁の担当局長が手を上げてきたのです。
そして、こう言いました。「恐縮ではございますが、私の説明の中で一つ訂正をさせていただきたいと思います。何株もあった場合にはその割合が減りますけれども、1株株主の場合には1株ということで対抗できるという規定を設けております」と答弁したのです。
あの分厚い法案の中にも、そんなことは書いてありません。法案では「1議決権未満の議決権を認める」となっているのです。
私は傍聴席でカメラを持ったまま「違うぅぅぅ!!」って地団太を踏んでいました。傍聴席では、声を出すことは許されていません。
憲昭さんの質問が終わると採決が行われ、委員会は散会してしまいました。
すぐに、憲昭さんの席に飛んでいって「局長の最後の訂正発言は間違いです」と伝え、事務所に戻って金融庁に確認しました。すると、「申し訳ありません。局長の最後の答弁は間違いです」と言うではありませんか。
金融庁の担当者が数時間後に謝りに来ました。
国会答弁は、大変重いものです。間違った答弁をしたとなると、法律の運用に関わる大問題です。第151国会に財務金融委員会ができて以降、局長がこのように法案の説明で間違った答弁をしたことはないそうです。
水曜日の理事会で、憲昭さんは「この間違い答弁は会議録の修正だけですむ問題ではない」「次の委員会で訂正して謝罪すべきだ」と主張しました。
木曜日になって、局長が、謝罪と訂正の発言案をもって、憲昭さんを訪ねてきました。しかし、その発言案には「ご説明させていただいたつもりでありましたが、言葉が足らず、誤解を先生方に与えてしまった点について、深くお詫び申し上げます」となっているのです。
これでは謝っているのではなく、開き直りじゃありませんか。表現が多少まずかったけれど、誤解したのは憲昭さんの方だと言っているようなものです。
憲昭さんが書き直しを要求すると、今度もってきた発言案には、最初に入っていた「今後このようなことがないように努めてまいります」って文章が消えているんです。もう一度訂正させ、何とか決着しました。
官僚のやることは、じっくりとみないとうっかりだまされちゃうんですよね。「共産党を見くびるな!」と思いましたね。今後は、このようないい加減な答弁がなくなることを期待します。
法案の態度を決める法案審査、質問づくり、そして、答弁の確認。これらは、とても気を使う仕事です。頭がいいといわれる官僚たちに、まんまと乗せられないように、私たちも負けないよう、頑張らないといけませんね。
◇◆"憲昭が直筆でつづる"今週の「奮戦記」◆◇
【2004.05.13】●こんなことで、参議院の年金質疑がまともにできるのか!
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/040513-192733.html
【2004.05.12】●有事関連法案の徹底審議・廃案の要請を受け懇談
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/040512-184722.html
【2004.05.11】●年金改悪法案の衆院本会議での採決強行に抗議!
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/040511-224124.html
【2004.05.10】●年金改悪法案の本会議採決強行に反対する声を!
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/040510-213903.html
【2004.05.09】●イラク人拷問・虐待事件は米軍の組織的な犯罪だ!
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/040509-183834.html
【2004.05.08】●自民・民主・公明の3党合意で消費税増税に走るのか!
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/040508-175348.html
◇◆「ここでお会いしましょう!」〜〜演説会などのお知らせ〜〜◆◇
*:,..,:* 三重県鈴鹿市 後援会のつどい *:,..,:*
あす5月15日(土)14:00〜 鈴鹿市文化会館プラザにて
*:,..,:* 三重県菰野町 演説会 *:,..,:*
あす5月15日(土)19:30〜 菰野町・商工会館大研修室にて
お近くの方は、どうぞご参加ください
◇◆今週の政治経済キーワード=「政治団体」◆◇
日本国憲法では結社の自由が認められています。したがって、政治団体は誰でも自由に設立することができます。しかし、政治団体は、政治資金規正法によって、政治とカネの流れをはっきりさせ、その透明性や健全性を確保することを義務づけられています。……
(続きはこちらから→ http://www.sasaki-kensho.jp/keyword/index.html )
◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
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◎「憲昭eたより」の次号は、5月21日(金)発行予定です。
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