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メールマガジンバックナンバー

第102号☆7月8日 明日(9日)、愛知県一宮市で「憲昭さんと語る会」

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  日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
..。oO○.。o○ 憲 昭 e た よ り ○Oo。..○o。. 2005/7/8 第102号
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◇◆"今週の憲昭さん"◆◇

 読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。――今週は衆議院で、郵政民営化法案をめぐって極度に緊迫した局面があらわれた一週間でした。
 何といっても最大のヤマ場は、衆議院本会議でした。
 その日、7月5日(火)は、朝から雲行きが怪しく、私が国会の事務所に行こうとエレベーターに乗ったら、反対派急先鋒の有力議員(自民党副幹事長)が乗っていて、「いま、ローラー作戦をやっているんだ」と言うのです。つまり、反対派の議員が手分けして自民党議員を説得して回っているということです。
 そして、たまたま乗り込んできた自民党議員をつかまえて「今日の本会議を欠席してくれませんか」と、目の前で説得しはじめたのです。その自民党議員は「いやぁ、私は選挙に弱いからな〜」と渋ってました。その議員が降りると、 反対派の議員も「部屋まで行くから話し合おう」とついていきました。……私 は、反対派の“執念”を垣間見た思いがしました。
 その日の午前、自民党反対派の勢いがいっそう強くなったように感じたのは、副大臣が次々と辞表を出して反対の旗幟を鮮明にしたこともあります。これは、 ひょっとしたらひょっとするぞ!と思いました。

 午後1時から、いよいよ本会議が始まりました。私は、議場のなかの自民党席に注目していました。欠席がどれだけ出るかと思っていたのですが、思いのほ かあまり目立ちません。――これは、何を意味しているのか。あとで分かった のですが、反対派は「出席して反対する」という方針でのぞんでいたようです。
 「○○くん、○○くん……」と、議員の点呼が始まりました。野党は、すべて反対票を投じ、公明党はすべて賛成票を投じました。
 自民党は、はっきりと賛否が割れました。反対の「青票」を投じるたびに、野党席から「ぅお〜!」という声とともに拍手が起こります。圧巻は、自民党 議員が3人連続して反対に投じたときです。「ぅお、ぅお、ぅお〜!」と、議場 は揺れ動きました。

 賛否が接近していることは明白でした。どちらが多いか、まったく見当がつきません。
 議場内が固唾をのんで見守るなか、河野議長が「賛成233票、反対228票。よって法案は可決されました」と報告。場内は「ほ〜ぉ!」という驚きの声が広が りました。わずか5票差で可決されたのです。
 自民党から、反対や欠席・棄権の議員が多数出たからです。自民党議員で反対したのは37人、欠席・棄権したのは14人でした。
 小泉首相は、否決されたら解散というハラを固めていたようで、その日の夕方、臨時閣議をセットしていました。小泉総理は、今日も記者の質問に答えて 「5日の衆院本会議で否決されれば解散だった」とのべ「反対票を投じた自民党 議員を公認しない考えだった」と振り返ったそうです。

 これからどうなるでしょう。――まずは、参院でも特別委員会が設置され、来週から質疑がおこなわれます。が、自民党内の反対派は勢いを増しているよ うです。参議院では、採決のさい自民党から18人が反対に回れば否決です。そ の公算が濃厚になってきました。
 ある自民党の有力衆議院議員(大臣経験者、賛成派)がこのようなことを言っていました。――「参議院で否決されたら、どうして衆議院の解散になるの かね。首相だけが執心の郵政のために全員道連れだなんて、こまったものだ……」。
 小泉首相は今日も、参院で法案が否決された場合は内閣不信任と見なすとの考えを改めて示し、衆院解散・総選挙に踏み切る意向を強く示唆したそうです。

 ――8月の会期内解散、9月18日投票という説も飛び交っています。解散権は首相にのみ付与されているのだから、理屈はあとからついてきます。小泉さん は「いつ伝家の宝刀を抜いてもいい」ということかもしれません。
 それなら、全力をあげ正面から立ち向かわなければなりません。永田町には、ひたひたと緊張感が広がっています。何が起こってもいいように、この7月と8 月しっかり頑張らねばなりません。

◇◆"連日、本人がつづる"今週の「奮戦記」◆◇

 ●自立支援法について障害者団体から要請を受けました
                           (7月3日付より)
 「きょうされん愛知支部」の小山さんから、「障害者自立支援における応益負担制度導入の撤回へのご協力のお願い」という申し入れを、党の東海ブロック事務所経由で受け取りました。そのさい、切実な願いが切々と書き込まれた、 たくさんの「障害者自立支援法に一言」をいただきました。
 ――「仲間たちから、生きがいも、ニーズも奪ってしまうものだと思います」。
 ――「生活をしていく上で必要な金額を削って払うということになります」。
 ――「応益負担を払うということになると、ますます家族に負担がかかり、障害者が生活していくこと自体難しくなる」。
 ――「応益負担反対です」。
 これらの「一言」には、それぞれ血のにじむような思いが、一枚一枚の紙にびっしりと書き込まれています。
 いま、衆議院厚生労働委員会で審議されている「障害者自立支援法案」は、三つの障害福祉サービスを統合するなどの前進面を含みながらも、それを打ち 消してあまりある後退面を含んでいます。それが「サービス利用に対する“応 益負担(定率負担)制度”の導入です。
 障害ある人々が働く場に通うこと、グループホームで生活すること、また疾患と障害を併せ持つ人々が医療を受けること。……これらは、ひとりの市民と して当たり前に暮らしていくための前提です。それを、根本から脅かすのが 「応益負担制度」の導入なのです。障害のある人々の多くは、生活保護よりも 低い障害基礎年金をおもな収入源として生活しているのに、そこに「応益負担」 を押しつけるなんて、絶対に許されません。
 要請を受けて、私たちは、利用者の負担増につながる「応益負担(定率負担)制度」や障害者自立支援医療費制度(精神障害者通院医療費負担制度の見直し) の導入を撤回させるため、これからも全力をあげる決意をあらためて固めました。

≪毎日の奮戦記はこちらから≫
 【2005.07.08】●合同会議で消費税目的税化に反対の発言をしました
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050708-163452.html
 【2005.07.07】●厚労省調査で7年連続所得減、「生活苦しい」56%!
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050707-212147.html
 【2005.07.06】●小泉首相“参院で否決なら衆院を解散する”だって?!
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050706-192823.html
 【2005.07.05】●郵政民営化法案―わずか5票差で本会議可決!
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050705-194014.html
 【2005.07.04】●郵政民営化法案―衆議院特別委で採決を強行
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050704-181717.html
 【2005.07.03】●自立支援法について障害者団体から要請を受けました
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050703-121108.html
 【2005.07.02】●都議選最終盤!国会で郵政特の質問準備に集中
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050702-161019.html

◇◆今週の政治経済キーワード=「偽造キャッシュカード被害」◆◇

 偽造キャッシュカード被害とは、キャッシュカードの磁気ストライプにある 預金口座の個人情報を盗み、別の白紙のカードにそのデーターを書き込んだ偽 造カードを使ってATM機から現金を引き出す犯罪のことです。全国銀行協会の調 査によれば、2003年度から急激に増加し、2004年度には411件で9億6800円の被害が確認されています。……
 (続きはこちらから→ http://www.sasaki-kensho.jp/keyword/index.html )

◇◆「ここでお会いしましょう!」〜〜演説会などのお知らせ〜〜◆◇

     *:,..,:* 「憲昭さんと語る会」 *:,..,:*
   7月9日(土) 19時〜 一宮地域職業訓練センターにて

◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
 → http://www.sasaki-kensho.jp/mm/article/back_index.html

◎「憲昭eたより」の次号は、7月15日(金)発行予定です。

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【憲昭eたより】
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    佐々木憲昭WebSite: http://www.sasaki-kensho.jp
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