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　 日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
　*--*--*--*　憲 昭 ｅ た よ り　*--*--*--*　2007/8/24　第225号
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◇◆今週の憲昭さん◆◇

　メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。厳しい残暑が続いてますが、どのようにお過ごしでしょうか。
　国会議事堂のなかは、閑散として火が消えたように静かです。……“嵐の前の静けさ”とは、このことを言うのかもしれません。参議院選挙で、与野党の議席数が大きく逆転し新しい未知の政治が、目の前に広がっているからです。
　それにしても、自民・公明の迷走ぶりは覆うべくもありません。国会の召集日ひとつとっても、いまだにハッキリしません。今日のニュースでは、9月10日の週に召集したい意向を固めたそうです。しかし、「10日かもしれないし14日にずれ込むかもしれない」などと言われているのです。
　その迷走の原因は、8月27日にどのような内閣改造がおこなわれるのか、骨格が見えてこないということもあるのでしょう。テレビのコメンテーターが「安倍首相の手で改造された内閣は“泥船内閣”だ」と言っていました。“泥船”ということが分かっていながら乗り込みたいという人は、よほど勇気のある人でしょう。
　自民党の中川秀直幹事長は、最近のテレビ番組で、27日の内閣改造に関連して、政治とカネの問題が発覚した閣僚は、「自分で辞めてもらうしかない」などと言ったそうです。もう破れかぶれですね。
　公明党の太田昭宏代表は、「年金記録漏れ」「政治とカネ」「閣僚の失言」を挙げて「多くの有権者は現政権の危機管理能力に強い怒りと不満の意思を示した」と首相の対応を批判しました。そのうえで、「安倍政権の改革路線と有権者の求める改革の優先順位にズレがあった」と指摘したそうです。その政権の一端をにない悪政を推進してきたのが公明党ではなかったでしょうか。その責任をどう感じているのでしょう。
　民主党は、参議院選挙で自民党と「対決」してきたはずです。ところが、なんと8月26日投票の埼玉県知事選挙では、自民党と一緒に相乗りで選挙をやっています。その現職知事は、こんなことを言っています。……「私は性格的にも心情的にも自民党に一番近い」と。自民党にとっては、こんな都合のいい人はないということになりますね。
　参議院選挙で国民が下した審判は、自民・公明政治という古い枠組みを変えたいということだったのではないでしょうか。今後、国政で民主党はどうなるのか、その動向が問われます。
　日本共産党は、9月に第5回中央委員会を開き、参議院選挙の総括と衆議院選挙をたたかう方針を決めます。議席がなぜ伸びなかったのか、きちんと総括し次の取り組みに生かしていくことが必要です。日本共産党の国会での存在意義は、いっそう大きくなっているのですから。……

◇◆"連日、本人がつづる"今週の「奮戦記」◆◇

●「障害者自立支援法」の見直しと「応益負担」の撤回を求める
（8月19日付「奮戦記」より）

　民主党が、昨年4月に施行された障害者自立支援法の改正案を次期臨時国会に提出する方針を固めたそうです。そこには、障害者が福祉サービスを利用した際にかかる原則１割の自己負担を凍結し、利用者の所得に応じて負担する、以前の制度に戻すことを盛り込んだと報道されています。障害者自立支援法による負担増の撤回は、民主党自身が「マニフェスト」で公約している課題で、その内容は、私たちも基本的に賛同できるものです。
　日本共産党や社民党など野党がこぞって賛成すれば、その改正案は参院を通過する公算が大きくなります。そうなれば逆に、衆院での与党の対応が焦点となります。
　昨年4月に施行された障害者自立支援法は、福祉サービスや自立支援医療（更生、育成、精神通院医療）に原則1割の「応益負担」が導入されました。障害者が人間としてあたりまえの生活をするために必要な支援を「益」とみなして負担を課すという「応益負担」は、憲法や福祉の理念に反するものです。しかも、障害が重い人ほど負担が重くなり、負担に耐えられない障害者はサービスを抑制しなければならず、障害者と家族が苦しめられています。
　報酬単価の引き下げや日払い化で施設・事業所の経営は苦しくなり、廃園に追い込まれた施設もあります。
　法律を見直せと立ち上がった障害者団体の努力などで、政府も、2008年度までの期限付きで、利用料を軽減するなど1200億円の「特別対策」を実施せざるをえなくなりました。いまこそ、障害者自立支援法の大幅見直しと「応益負担」の撤回をおこなうべきです。

≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【07.08.24】全国税第65回定期大会に来賓として出席し挨拶しました
　→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/070824-164620.html
【07.08.23】埼玉県知事選挙の応援に入りました
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【07.08.22】デタラメな政治資金収支報告書。自民国会議員が11人も訂正！
　→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/070822-221913.html
【07.08.21】またしても領収書の二重添付！　塩崎官房長官の政治資金６２７万円
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【07.08.20】愛知県2007年党夏期地方議員研修会で講演をしました
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【07.08.19】「障害者自立支援法」の見直しと「応益負担」の撤回を求める
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【07.08.18】テロ特措法の延長許さず、インド洋から海上自衛隊を撤退させよう
　→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/070818-195740.html
【07.08.17】巨額投機資金に振り回された株式市場の大幅続落
　→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/070817-001557.html
【07.08.16】“猛暑”の北海道から“酷暑”の東京に戻ってきました
　→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/070816-215720.html
【07.08.15】今日は62回目の終戦記念日----憲法改悪の策動を許さない
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【07.08.14】経済成長が減速した原因は、個人消費の低迷にあった
　→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/070814-210351.html
【07.08.13】安倍内閣は、シーリングで社会保障費を2200億円も圧縮するのか！
　→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/070813-221001.html
【07.08.12】あらためて、財界の目指す「道州制」のねらいを考える
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【07.08.11】今日から夏休みで北海道に来ています----帯広名物は“豚丼”！
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◎「憲昭ｅたより」の次号は、8月31日(金)発行予定です。

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