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メールマガジンバックナンバー

第256号☆3月29日 4月も新たな厳しい攻防が…

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  日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
 *--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2008/3/29 第256号
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◇◆本人がつづる今週の一言◆◇

 メルマガ読者の皆さん、こんにちは。佐々木憲昭です。

 先週、桜が咲き始めたと思っていたら、いまは、5分咲きから満開という状態です。早いですね。
 昨日は政府予算案が参議院で否決された後、それに対応する処理のため夜の9時まで衆議院本会議がひらかれました。そのため、メルマガの発信がいつもより遅くなってしまいました。

 この1週間を振り返ると、私は、議院運営委員会、財務金融委員会を中心に4回の質問・発言をおこない、野党理事懇談会や理事会に出席するとともに、増税・負担増反対や自主共済まもれなどの集会に出席してあいさつをするなど、かなり慌ただしいものがありました。
 そのうえ、3日ほど前から風邪気味で微熱があってセキが止まらず、たいへんでした。ノドを守るため、マスクをして理事会などに出ますと、他党の議員が「佐々木さん、風邪ですか?」と声をかけてきます。「セキが止まらないので……」と答えると、議運運営委員長などは「大丈夫、2〜3日、発言しなければ治るよ」なんて冗談めかして言うのです。
 とは言っても、必要なときには発言しなければなりません。昨日(金曜)の議運委員会では、人事官(人事院総裁)人事について不同意の立場を表明するため、3分間の発言をしました。このとき、隣に座っていた他党の議員が、私の発言原稿を横から見て「発言できなくなったら。俺が代わりに読んでやるよ」などと笑いながら言いました。立場は違っても、こんなやりとりができるところが面白いですね。

 さて、今週の最大の焦点は、道路特定財源の一般財源化とガソリン税等の暫定税率問題でした。暫定税率の期限切れを目前にして、一昨日、福田首相がテレビの前で記者会見をしました。この会見は突然おこなわれたため、与野党のなかで驚きが走りました。あとで分かったことですが、特に与党内の根回しがほとんどおこなわれていなかったようです。閣議での了承もなく、おもな幹部に電話などで伝えた程度だったというのです。
 新しい内容は、「2009年度から道路財源を一般財源化する」と明言したことです。昨日は、小池参議院議員が予算委で質問しました。「全額を一般財源化するということか?」と。福田総理の答えは「わたしは、そう考えている」というものでした。かなり、踏み込んだ内容です。
 しかし暫定税率の即時廃止というのは、絶対に認めません。道路財源を一般財源化するというなら、道路建設を加速するための暫定税率は根拠を失います。廃止するのが当たり前なんですが……。矛盾していますね。
 さて、4月1日からは、ガソリンなど暫定税率の期限が切れます。そのため、ガソリンの価格がリットルあたり25円下がります。ただし、この税は「蔵出し税」ですから、元売会社のところでまず減税になります。ガソリンスタンドで減税になるのは、少しタイムラグがありますので、効果が出るのは4月10日から中旬とも言われています。ところが現実に、値下げ競争が激化しスタンド業者が「身銭を切って」値下げするところも出ているようです。この場合の対策(補償)は当然必要です。
 同時に、消費者にとって初めて、政府の意図に反して「減税」がおこなわれるわけです。これは、まさに歴史的壮挙というべきでしょう。
 福田内閣は、4月29日を過ぎれば、60日条項を使って、切れた暫定税率をもう一度もとに戻そうとするでしょう。しかしそれは、国民に対する新たな増税になります。はたして、世論に逆らってそんなことができるでしょうか。──このように、4月も新たな厳しい攻防が予想されるのです。

◇◆今週の「奮戦記」より◆◇

助け合い共済を守れ──新保険業法「経過措置期間」延長を求める集会
                   (3月27日付「奮戦記」より)

 今日は、国会内で“助け合いを壊さないで!新保険業法で会員同士の助け合い共済が存続の危機!”──「経過措置期間」の延長求める緊急国会内集会が開かれました。主催したのは、自営商工業者、医療人、登山者など、さまざまな分野で活動する団体が参加している「共済の今日と未来を考える懇話会」です。
 私も駆けつけ、ともに頑張る決意を表明しました。新保険業法は、オレンジ共済など一部の詐欺的商法を規制することを目的に改正され、2006年4月から施行されました。しかし、お互いに助け合うことを目的に活動してきた自主共済が、この新保険業法の対象となり、保険会社になるか少額短期保険業者になるかの選択をせまられ、多くが廃止に追い込まれています。
 その2年間の「経過措置」期限が、今月末にせまったため、3月24日に「経過措置期間」を1年延長する法案を野党4党が参議院に提出しました。少なくとも、その実現をはからなければなりません。

≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【08.03.28】参議院で政府予算案を否決し両院協議会がおこなわれました
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/080328-210000.html
【08.03.27】助け合い共済を守れ──新保険業法「経過措置期間」延長を求める集会
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/080327-040446.html
【08.03.26】議運委で人事官の聴聞、財金委で国際開発協会の増資について質問
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/080326-210000.html
【08.03.25】日銀の2人の副総裁から所信を聴取し質問しました
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/080325-194838.html
【08.03.24】道路特定財源に関する自民・公明の「修正案」について
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/080324-154736.html
【08.03.23】青森県の日本共産党演説会で最近の国会情勢を報告しました
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/080323-204509.html
【08.03.22】「新銀行東京」──知事は本当に経営実態を知らなかったのか
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/080322-163920.html

◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
 → http://www.sasaki-kensho.jp/magazine/

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