メールマガジンバックナンバー
第297号☆1月17日 13日に緊迫した事態が発生…
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
*--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2009/1/17 第297号
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◆本人がつづる今週の一言◆◇
メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。
今日は、厳しい寒さも少し緩んだ感じですが、1年中でいちばん寒い時期です。風邪などを引かないように気をつけましょう。
今週は、13日(火)に緊迫した事態が発生しました。衆議院で、自民・公明与党が、第2次補正予算案と関連法案を、各委員会・本会議で強行採決したからです。私の出席した財務金融委員会では、麻生太郎総理大臣出席の質疑と締めくくり総括質疑の後、政府提出の第2次補正予算の関連2法案を強行採決しました。私は、「定額給付金」の消費拡大効果について質問し、その不当性を厳しく追及しました。
また、採決に先立つ反対討論で、自民・公明の与党による強行採決に「厳しく抗議したい。(定額給付金にたいし)批判が高まっているなかで強行することは国民に対する挑戦だ」と批判しました。内容については、「奮戦記」(1月13日付)をご覧下さい。
麻生総理は、「高収入のある方はもらわないのが普通。人間の矜持(きょうじ)の問題」と述べ、そのような人がもらうのは「さもしい」とまで言っていました。ところが最近になって、「消費刺激」のため「高額所得者の方も盛大に使っていただきたい」と言うようになりました。
私は「それなら『さもしい』と言う言葉は撤回するのか」と聞きました。総理は「さもしいと思っていたら、そういうことは申し上げない」と述べ、「さもしい」という表現を事実上撤回したのです。このやりとりは、その日の夜と次の日の朝のテレビでも紹介されたようですが、私は見ていませんでした。1月14日(水)の朝、国対の部屋に行きますと「テレビに出ていた」と言われ、はじめて知りました。各新聞でも紹介されました。
14日(水)の午後から16日(金)にかけて、名古屋で「派遣切り」についての実態を調査し、市・県・愛知労働局・厚労省などに申し入れを行いました。
まず最初に、名古屋市内で解雇された派遣労働者、2人から話を聞きました。短期間の契約を繰り返し6年半も雇用されてきた派遣労働者Aさんは、正社員とは待遇・労働条件の面でさまざまな差別的な扱いを受けてきました。また、まともな安全教育も受けずに危険な作業をさせられてきました。それなのに、派遣契約の途中でいきなり解雇されています。あまりにもひどい仕打ちです。「人間として扱ってほしい」と訴えておられます。
15日(木)の夜には、名古屋市の中村区役所を訪ねました。非正規切りなどで職と住まいを失った人々が、1日に100人も相談に来られるという切迫した事態となっていたからです。区役所では、福祉部長からお話を聞きました。その日は、区役所のロビーに泊まり込むような人はありませんでした。区役所が、熱田区のアパートを借りて、生活保護を受けた人を食事付きで住まわせるという措置をとったことが、効果を上げているようです。支援者の方々からも、これまでの活動や要望などをおききしました。
16日(金)は、朝から名古屋市、愛知県、愛知労働局に実情を聞くとともに申し入れをおこないました。名古屋市役所の健康福祉局・生活福祉部の若杉部長と懇談しました。部長は、「1月13日に109人の相談があったが、そのうち38人が派遣切りにあった方々です。また、相談者の51.3%が市外で、32.1%が県外だということです。派遣切りにあった労働者が、西三河地方、静岡、三重、岐阜などから名古屋市とりわけ中村区役所に集まっているのです。
名古屋市だけで必死に対応しても、要望に応ずることができにないのが実態です。国と県がもっと前面に出て支援すべきです。愛知県産業労働部労政担当局労働福祉課、愛知労働局職業安定部にも訪れ、現状と対策をお聞きしました。
その足で愛労連を訪問し、最近の労働相談の特徴をお聞きしました。派遣労働者が労働組合をつくってたたかうなど新しい変化が生まれていることが話題になり、いっそう力を入れることを確認しました。
いよいよ日本共産党の出番です。国民の苦みに身を寄せていっしょに悩み、話し合い、たたかうこと。──これが、世の中を変える最大の原動力のになるのです。
◇◆今週の「奮戦記」より◆◇
第2次補正予算案と関連法案を与党が強行採決!
(1月17日付「奮戦記」より)
私は、麻生総理にたいし「定額給付金」の消費拡大効果について質問しました。昨年10月31日に与謝野馨経済財政担当大臣が「(実質GDPの押し上げ効果は)0.1%」と述べていたのに対し、麻生総理は1月6日には「0.2%程度」と答弁を変えていることをただしました。
内閣府の山崎史郎政策統括官は、モデル計算では0.1%になり、定額給付金の4割が消費の押し上げに回るとすれば、0.15%になると答弁し、四捨五入して0.2%にかさ上げしていることを認めました。私は、その前提になっている4割には何の根拠もなく「1999年に実施された地域商品券でも消費に回った分は32%だ」と指摘。32%の前提で試算した押し上げ効果をただしたのに対し、内閣府は0.12%と答えました。これで、0.1%を0.2%に水増ししたからくりが明らかとなりました。
≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【09.01.17】愛知県尾張中部の「新春のつどい」でお話をしました
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090117-203841.html
【09.01.16】派遣切り対策で愛知県、名古屋市、愛知労働局に申し入れ
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090116-214340.html
【09.01.15】派遣切り等で職と住まいを失った人々を路頭に迷わせるな
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090115-223212.html
【09.01.14】派遣契約の途中で解雇された労働者の話を聞きました
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090114-222540.html
【09.01.13】第2次補正予算案と関連法案を与党が強行採決!
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090113-015744.html
【09.01.12】明日の第二次補正予算案・関連法案の採決強行に反対
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090112-215351.html
【09.01.11】「ルポにっぽん 失職…そこに共産党」に注目
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090111-220015.html
【09.01.10】愛労連の「旗びらき」で新年のご挨拶をしました
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090110-230907.html
◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
→ http://www.sasaki-kensho.jp/magazine/
───────────────────────────────
【憲昭eたより】
▼このメールマガジンは、アドレスを登録していただいた方、佐々木
憲昭のホームページにご意見をお寄せいただいた方に配信しています。
▼配信中止・メールアドレスの変更はこちらからお願いします。
→ http://www.sasaki-kensho.jp/mm/
▼ご意見・ご感想は[[email protected]]までお寄せ下さい。
発行:日本共産党衆議院議員 佐々木憲昭事務所
〒100-8981 東京都千代田区永田町2-2-1 衆議院第1議員会館730号室
TEL:03-3508-3730 FAX:03-3508-7280
佐々木憲昭WebSite: http://www.sasaki-kensho.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━