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メールマガジンバックナンバー

第305号☆3月15日 季節は一歩一歩、春に近づいて…

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  日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
 *--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2009/3/15 第305号
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 ◇◆本人がつづる今週の一言◆◇

 メルマガ読者の皆さん、こんにちは。佐々木憲昭です。

 議事堂の回りにも、冷たい風が吹くかと思えばポカポカと暖かい日差しの日も……このなかで、季節は一歩一歩、春に近づいているようです。今年の桜の開花は、通常よりも早いようですね。しかし、政治に春はいつ来るのでしょうか。

 この1週間、議事堂のなかでは西松建設の違法献金疑惑で、自民党や民主党のなかに重苦しい雰囲気が広がっています。エレベータの中で一緒になったこれらの党の議員は「どうなるのかな〜。先がまったく読めない」と言っています。小沢さんは辞めるのかという問いかけに、民主党の幹部の1人は「本人は白装束を着ている」とも。まずは、3月24日に検察が、逮捕した小沢秘書を起訴するのかどうか、これがひとつの節目になると言われています。
 それにしても、自民党も民主党もこれだけ大きな問題になっていながら、まともな調査もせず“検察を見守るだけ”というのは、いかがなものでしょうか。自分の党内のことですから、いったい何があったのか、関係したそれぞれの党が自浄作用を発揮すべき問題です。それを放置するなら「臭いものに蓋」のそしりを免れません。

 これまで、政治献金を受け取った相手が政治団体だから「形式的には企業献金ではない」という法解釈をしていたようです。しかし「形式」さえ整っていれば問題ないという解釈は現行法でも成り立ちません。問題は実態だからです。──献金をした政治団体に実態がなくダミーに過ぎないとすれば、明らかに違法であり、その仕組みを政治家と会社が一緒につくったとすれば、政治家に及ぶ重大な問題になります。さらに、請託があり見返りがあったのかどうか。……少なくとも関係した党は、これらの問題を含めて調査をし国民に明らかにすべきです。

 「政治とカネ」の問題が、これまで何度も繰り返されてきたのは、企業団体献金の明確な禁止に踏み出せなかったからです。一昨年まで、領収書の公開が焦点になるなど、おカネの「出」の問題が大きな関心を呼びました。各党協議の中で、私たちはおカネの「入り」の問題こそ核心だと主張しましたが、他の党は受け入れませんでした。しかし今回の「事件」は、「入り」こそ重要だということを明らかにしたのです。
 企業は、営利を目的とした団体です。企業が「カネを出す」のは、何らかの見返りを期待しているからです。見返りを求めないでカネを出すなら「背任」になり、見返りを求めるなら「賄賂」になるのです。──いずれにしても、企業・団体献金を禁止することなしに、政治の腐敗を根絶することはできません。

 政治がこの問題で揺れ動いているとき、派遣労働者は次々を職を失い、政府がソマリア沖に自衛隊を出すなど、重大な事態が進行しています。──いまこそ、暮らしと平和のために、力を尽くさなければなりません。

 ◇◆今週の「奮戦記」より◆◇

 国際金融危機は日本にも責任─日銀報告への質問
                (3月13日付「奮戦記」より) 

 衆議院財務金融委員会が開かれ日銀報告にたいする質疑が行われ、私も質問しました。
 国際金融危機の原因のひとつとして、金融における規制緩和を背景に投機的体質に変容を遂げた金融機関の行動に大きな問題があると指摘しました。G20(20カ国・地域による金融サミット)でも、具体化が議論される見通しである国際的に活動する金融機関に対する監視強化という流れにそった対応を求めました。白川方明日銀総裁は「金融機関が適切な経営をおこなっていくためには、規制・監督が必要だ」と答えました。 
 私は、日米の金利差を利用し、円を調達してドルで運用するという「円キャリトレード」が、アメリカに対して大量の資金を供給したことを紹介し「日本の低金利政策が、世界的な金融危機の大きな原因になったのではないか」と迫りました。白川氏は「(世界的な低金利という状況の中に)日本の低金利を含むのはその通り」と述べ、「日本の政策も影響があった」と認めました。
 また私は、日銀が銀行に潤沢な資金を供給しているにもかかわらず、中小企業に対する金融機関の貸し出しが低迷している実態を指摘し「雇用や生産など、日本経済の土台である中小企業を直接的に支える日銀としての手だてはあるのか」とただしました。白川氏は「日銀としては流動性の供給、政府は金融機関に対する資本注入という枠組みで対応している」と従来の政策を繰り返すにとどまりました。

≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【09.03.14】反貧困・雇用と暮らしを守るシンポに出席。新婦人内県後援会であいさつ
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090314-223237.html
【09.03.13】国際金融危機は日本にも責任─日銀報告への質問
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090313-214723.html
【09.03.12】EUが消費税を引き下げ――それでも日本は増税なのか
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090312-202141.html
【09.03.11】保険業法改正の趣旨に添い自主共済を適用除外にせよ
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090311-180000.html
【09.03.10】政府系金融機関の再編・民営化が「間違いだった」のなら根本的に見直せ
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090310-212912.html
【09.03.09】消費税・庶民増税阻止闘争本部の会議に出席しました
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090309-202713.html
【09.03.08】企業団体献金──いまこそ、禁止に踏み出すべきだ!
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090308-223212.html
【09.03.07】静岡県静岡市清水区で国政報告を行いました
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090307-220858.html

◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
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