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メールマガジンバックナンバー

第319号☆6月27日 暑いなか、政治も異様な熱気を帯び…

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  日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
 *--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2009/6/27 第319号
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 ◇◆本人がつづる今週の一言◆◇

 メルマガ読者の皆さん、こんにちは。佐々木憲昭です。

 暑くなってきましたね。30度を超えても「普通」に感じるのが不思議です。この暑いなか、政治も異様な熱気を帯び「首相はいつ解散するのか」「人事に手をつけるのか」という話題に火がついています。
 それだけでなく、今週は宮崎県の知事や大阪府の知事などが「私を自民の総裁候補にせよ」とか「地方の首長連合だ」などと発言し、テレビなどマスコミが大騒ぎしました。「自民党も足もとを見られたものだ」という報道もありました。確かにそれは、政治に無関心だった人々の注目を集める役割を果たしているかも知れません。しかし、いったい「誰のために、何をやるのか」という具体的な政策が見えてこないのが特徴です。

 「総裁選前倒し」の署名を集めている自民党の山崎拓議員と、エレベーターでいっしょになりました。私は「署名はどうですか?」と聞くと、「私が“総裁をかえろ”と言っているのに、民主党の鳩山党首が“麻生さんで総選挙をやれ”と言っている。麻生総理のいちばんの応援団長は鳩山さんだ!」と嘆いていました。──こんな奇妙な「ねじれ」が起こるのも、自民党と民主党のあいだに境目がないということでしょう。
 「自民か民主か」というマスコミの取り上げ方も、あまりにもワンパターンで辟易しますね。いったい日本の政党は、二つしかないのでしょうか。──日本共産党について言えば、小選挙区中心の選挙制度のために、前回の選挙では9名しか当選者を出すことができなかったのですが、そのとき得た得票を、仮に全国一律比例代表選挙に置き換えて計算すれば、35人の当選者を出すことができるのです。これだけ“実力”のある党なのに、なぜ、まともに扱わないのでしょう。──この劣勢を跳ね返して党の値打ちと政策を訴え、なんとしても前進したいものです。

 今週は、木曜日の本会議が終わった直後、ただちに静岡県下田市の演説会に向かいました。折しも、静岡県知事選挙のまっただ中。政談演説会で党公認の知事候補とともに、政策を訴え、会場いっぱいの参加者で盛り上がり、最後に質問も受けつけました。産廃や風力発電など地元の話題も議論になりました。──地区委員長が挨拶で「下田市で日本共産党の演説会を開くのは初めて」と言ってました。
 次の日には、伊豆半島の南端、南伊豆町の各階層の方々と懇談しました。いっしょに案内して下さいましたのが、横嶋隆二町議。──この方は、東京で活動した後この地域に移住して、いま議員をされているのですが、この地域にとけ込むためにまず始めたのが「大工の修行」だったそうです。驚きました。農業にも取り組み、まじめで分け隔てない優しい姿勢で人々に接するため、多くの方々から信頼を得るようになりました。
 いま、力を入れているのは農水産物の直売所です。町の援助も得て、立派な直売所ができていました。南伊豆町農林水産物直売所「湯の花」です。理事長をしている吉田謹治さん、南伊豆町農業振興会会長の金子勲さんとも懇談しました。そのとき、大きな木で作られたテーブルがあり長椅子に座ったのですが、「これは横嶋さんがつくったものです」と言われて驚きました。奮戦記に写真がありますのでご覧下さい。
 この直売所では、生産者が自分の名前を記した生産物を展示・即売しており、年間売り上げ約1億円。多くの地元の消費者が買い物に来ていました。これがきっかけになって、都市部への販売ルートも開けているそうです。地道に活動し町民や保守の議員からも厚い信頼を寄せられている。──日本共産党は、このような議員によって支えられているのだということを、改めて感じました。

 麻生総理は「遠くない時期に解散する」と言ったそうです。来週の木曜日に、本会議がありますので、一番早い場合はそこで解散することになるかも知れません。……それがなかったら、都議選後でしょうか。そうなると、「麻生降ろし」がいよいよ強まります。さぁてどうなるか。議員宿舎のエレベーターで、森元総理と一緒になりましたので、私は思わず「解散はどうなりますか?」と聞いたのですが、「いずれありますよ」とはぐらかされました。──なんか“きつねとたぬきのばかしあい”のようになってきましたね。──解散時期を探っているヒマがあったら、国民に訴えることですね。このことを肝に銘じてがんばりましょう。

 ◇◆今週の「奮戦記」より◆◇

 労働者・家計を犠牲にした「景気回復」は本物と言えるか
               (6月22日付「奮戦記」より)

 財務省と内閣府が発表した09年4−6月期の「法人企業景気予測調査」によると、大企業・全産業の景況判断指数(BSI)はマイナス22.4で、過去最悪の1-3月期より大幅改善したそうです。しかし、企業規模別では、中堅企業・全産業は、マイナス37.0、中小企業がマイナス49.6と、その格差は拡大しています。
 先日発表された6月の「月例経済報告」では、中国向けなどの輸出や、企業の生産に改善の動きが続いていることを受け「悪化」の文言を7カ月ぶりに削除し、「厳しい状況にあるものの、一部に持ち直しの動きがみられる」と2カ月連続で上方修正しています。
 これは、はたして本物の景気回復につながる兆しと言えるでしょうか。一方で、派遣切りなどによって完全失業率が上昇し有効求人倍率が低下するなど、雇用環境の一段の悪化が見られます。また、国内総生産(GDP)統計でも雇用者報酬の減少があります。そのため、いまの「景気底打ち」は、大企業が労働者・家計を犠牲にしたものであり、決して本物の回復軌道に乗ったものとは言えません。
 雇用の安定、社会保障の充実、負担の軽減――この道に踏み出してこそ、家計消費中心の内需拡大につながります。――政治は、その方向に大きく踏み出すべきです。 

≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【09.06.26】静岡県南伊豆町で各界の皆さんと懇談しました
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090626-215333.html
【09.06.25】静岡県下田市の日本共産党政談演説会でお話をしました
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090625-222542.html
【09.06.24】全労連・社保協の緊急要請行動・集会で連帯のあいさつ
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090624-224036.html
【09.06.23】都議選・総選挙に向けた街頭宣伝を池袋でおこないました
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090623-200000.html
【09.06.22】労働者・家計を犠牲にした「景気回復」は本物と言えるか
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090622-212520.html
【09.06.21】企業・団体献金を受けながら国民のための政治ができるか
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090621-232031.html
【09.06.20】西松建設の違法献金事件──検察の冒頭陳述で「天の声」
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090620-223454.html

◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
 → http://www.sasaki-kensho.jp/magazine/

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