メールマガジンバックナンバー
第407号☆1月16日 寒々とした空気は国会議事堂のなかにも…
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日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
*--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2011/1/16 第407号
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◇◆本人がつづる今週の一言◆◇
メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。
寒さが厳しくなっていますが、お元気ですか? 報道によると、強い寒波が日本列島をすっぽり覆っているようで、今日は日本海側を中心に大雪や暴風にたいする警戒が必要と言われています。新潟県上越市などで積雪が1メートルを超え、山陰沖の日本海上では漏斗(ろうと)雲が発生しました。――漏斗雲とは、竜巻にともなって発生する細長い雲で、竜巻の渦の中心線に沿って親雲の雲底から地上に向かってするすると伸びている、あの渦巻き状の長い雲のことです。
今日おこなわれたセンター試験では、大雪で受験生1万2000人に影響が出ました。また、雪でワゴン車がスリップするなどクルマの衝突事故も発生しています。……強烈な寒波が日本列島を直撃し大荒れとなってますので、十分に気をつけましょう。
寒々とした空気は、国会議事堂のなかにも広がっています。それは、寒波のせいだけではありません。菅内閣がおこなった内閣改造と、その行く手に広がりつつある災いの雲が政局全体に暗い陰を落とし始めているからです。
今度の改造で、私がいちばん驚いたのは、自民党を辞めて新党・たちあがれ日本をつくった与謝野馨氏が、民主党内閣に入閣したことです。この“仰天人事”は、決して“楽しいサプライズ”ではありません。「そこまでやるか!」という驚きです。
与謝野氏は、もともと消費税の大増税論者です。印象的だったのは、3年前(2007/10/16)自民党税調小委員長のときの「毎日新聞」のインタビューです。与謝野氏は、消費税率引き上げについてこう述べました。――「1%ずつ上げて選挙に負けていたらしょうがない。選挙で負けるんだったら、ドーンと上げなくてはいけない」と述べ、2〜3%程度引き上げるべきだ、という考えを示したのです。
この発言は、当時、自民党のなかでも、あまりにも突出したものとして扱われ、受け入れられませんでした。しかし与謝野氏は、消費税大増税論者としての立場を決して変えなかったのです。与謝野氏は、就任の記者会見で、こう言いました。「菅総理が(消費税増税に)政治生命をかけると述べたことを意気に感じて大臣の職に就いた」と。――与謝野氏は「消費税増税で選挙に負けるんだったら、民主党にやらせよう」と考えた。民主党政権に消費税率を大幅にドーンと引き上げさせ、選挙で民主党を敗北させるという大作戦に出たとすれば、たいへんな陰謀家かもしれません。
そういえば、昨年の通常国会冒頭の予算委員会で、民主党政権をいちばん激しく攻撃していたのは与謝野氏でした。鳩山総理の「政治とカネ」の問題に関連して「平成の脱税王だ!」と厳しく指弾。私は、あれほど激しい口調の与謝野氏を見たことはありませんでした。こんどは、その当人が180度立場を変え、民主党政権の答弁者になるのです。与謝野氏は「平成の増税王」になるつもりでしょうか。
いよいよ統一地方選挙まで、残された期間はあとわずかとせまりました。
昨日も、名古屋市の市長選挙に立候補する元参議院議員・八田ひろ子さんの事務所開きがあり、ご挨拶をさせていただきました。名古屋市長選挙は、県知事選と同じ2月6日が投票日です。革新県政の会の知事候補である土井敏彦さんと同じ事務所内に、革新市政の会の候補である八田さんの事務所を置くことになりました。投票日に向けて文字通り一体となった取り組みがおこなわれます。
消費税増税・TPP推進など、ますます「自民党返り」を強めている菅民主党内閣の悪政と対決し、愛知県や名古屋市のオール与党体勢やニセ改革と立ち向かってきた革新の出番です。力いっぱい、たたかいぬく決意です。
◇◆今週の「奮戦記」より◆
党議員団の金権・腐敗政治追及委員会の会合
(「奮戦記」1月13日付より)
小沢民主党もと代表の「政治とカネ」疑惑が焦点となるなか、日本共産党国会議員団が、金権・腐敗政治追及委員会の会合を開きました。
資金管理団体「陸山会」の土地購入事件など小沢氏をめぐる一連の疑惑と、民主党の企業・団体献金への対応等について担当者から報告を受け、議論しました。そのなかで、参加者から「裁判を口実にして、小沢氏は国会での説明を避けようとしているが、証人喚問で証言するのが政治家として当然のことだ」と発言がありました。焦点となっている政治資金規正法違反への小沢氏本人の関与や、ゼネコンからのヤミ献金疑惑などについて国会の場で厳しく追及していくことを確認しました。
同時に、民主党が凍結していた公共事業受注企業からの献金の一部を解除する問題も議論になり、「小沢氏の問題でもそうだが、清潔な政治実現への民主党の姿勢が問われている」などの意見が出されました。
≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【11.01.16】菅内閣改造で政権浮揚というもくろみは不発――世論調査
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110116-174053.html
【11.01.15】名古屋市長選挙事務所開き、瑞浪市演説会、江南市演説会
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110115-140854.html
【11.01.14】枝野新官房長官が議運委理事会で24日通常国会召集を伝達
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110114-210000.html
【11.01.13】党議員団の金権・腐敗政治追及委員会の会合
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110113-214536.html
【11.01.12】全税関“2011年新春旗開き”に出席し激励のあいさつ
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110112-221054.html
【11.01.11】通常国会にのぞむ方針を議論――国対、議員団、代議士会
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110111-093030.html
【11.01.10】消費支出が連続して減った原因は、非正規雇用の増加にある
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110110-232133.html
◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
→ http://www.sasaki-kensho.jp/magazine/
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