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メールマガジンバックナンバー

第448号☆11月13日 政治は次第に緊迫してきました…

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  日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
*--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2011/11/13 第448号
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 ◇◆本人がつづる今週の一言◆◇

 メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。

 昼夜の寒暖の差が大きくなり、国会議事堂の周りのイチョウ(銀杏)の葉も、ようやく黄色くなりはじめました。秋になって、木々の葉が赤くなったら「紅葉」、黄色くなったら「黄葉」。――字は違うけれども、どちらもコウヨウと読むんです。イチョウが黄葉したら、ハラハラと散って歩道は黄色の絨毯になります。議事堂の中は赤い絨毯、外の歩道は黄色の絨毯……。
 私は、11月11日に66回目の誕生日を迎えました。この日、私は、11年11月11日11時11分11秒を、国会の事務所内で普通に迎えました。――だからどうということではありませんが、これだけ「1」が揃うのは大変めずらしい瞬間ですね。

 さて、政治は次第に緊迫してきました。――先週、最大の課題はTPP(環太平洋経済連携協定)に参加するかどうかでした。与党・民主党の内部が真っ二つに分かれました。その実態は、参加に「賛成」よりも「反対」か「慎重」の議員の数の方が、多かったのではないでしょうか。
 国会のなかでは、日本共産党が一貫してTPPへの参加反対の主張を続けてきました。関税ゼロになったら、日本の主食・コメをはじめ主要農産物は壊滅的な打撃を受けること、非関税障壁の輸入食品の安全基準などが緩和され食の安全が脅かされることなど、本会議や予算委員会などのあらゆる場で、繰り返し論戦をおこなってきました。
 自民党や公明党は、最近になるまで態度を明確にしませんでした。しかし、最終的には「反対」「慎重」という態度をとるようになりました。みんなの党だけは「賛成」の態度を表明しました。
 野田総理は、民主党内の「提言」(慎重にという意見が多かった)を受けても、態度を明らかにせず、1日おいて「TPP交渉参加に向けて関係各国と協議に入る」という姿勢を明らかにしました。慎重な言い回しのように聞こえますが、「TPP参加」を宣言したことは明らかです。

 案の定、これを聞いたオバマ米大統領は「首相の決断を歓迎する。これからの協議を通じて日米で協力を進めたい」と語ったそうです。米大統領は「TPP交渉に参加する全ての国は、協定の高い水準達成に向け準備する必要がある」と述べ、市場開放に向けた日本政府の取り組みを促しました。
 おまけに、日本が米国産牛肉などの輸入規制の緩和を検討していることを評価し、「進展が見られることを歓迎する」と表明し、野田総理は「BSE(牛海綿状脳症)対策全般の再評価を行うこととした」と説明したそうです。――交渉に入る前から、じわじわと外堀を埋められていくような感じです。

 この国会は、それだけではありません。復興増税の名による庶民増税・大企業減税の法案、消費税大増税の準備、税務署の権限を強化する国税通則法案など、重要法案が目白押しとなっています。――しっかり、心してたたかわなければなりません。

 ◇◆今週の「奮戦記」より◆

 TPP決議案の本会議採決は、全会一致で行うべきだと主張
                     (「奮戦記」11.11.10より)

 衆議院議院運営委員会理事会で、野田首相によるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議での環太平洋連携協定(TPP)交渉参加表明に反対する決議案の扱いについて協議しまいた。
 決議案は、自民、公明などの議員が提出したもの。議運委員会で採決した結果、本会議の議題にすることは見送られました。私は「日本共産党はTPP交渉参加に絶対反対であり、決議案の内容自体には賛成だ」とのべました。
 そのうえで、「国会決議は本来、ほんらい全会一致で行われるべきものだ。そのためには、各党間で案文についてすりあわせをおこない、一致をめざすべきだ。しかも、各党の党内手続きが必要なのに、いきなり提出して採決にかけるやり方は問題だ」とのべました。
 さらに「全会一致で可決してこそ、政府に有効な縛りをかけることができる。その見通しもないなかで、本日の議題にすることは賛成できない」と主張しました。否決される見込みが強いなかで、本会議の議題とし、否決されれば結果として「TPP参加」が立法府の意思となってしまうからです。
 一方、民主党は「なぜ、APECの場で参加表明するのか疑問がある」といいながら、慎重に判断すべきだとした同党提言の趣旨とは異なるとして、本会議の議題とすることに反対しました。

≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【11.11.13】全青協第36回定期総会に来賓として招かれ挨拶
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/111113-154256.html
【11.11.11】T Cフォーラム主催の国税通則法改悪反対集会で挨拶
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/111111-230356.html
【11.11.10】TPP決議案の本会議採決は、全会一致で行うべきだと主張
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/111110-202904.html
【11.11.09】浜岡原発の安全性を検証する勉強会に参加
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/111109-164615.html
【11.11.08】それでも常会に消費税増税法案を提出するのか
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/111108-224521.html

◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
 → http://www.sasaki-kensho.jp/magazine/

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