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　 日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
*--*--*--*　憲 昭 ｅ た よ り　*--*--*--* 2014/4/20　第553号
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◇◆本人がつづる今週の一言◆◇

　皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。今日は、肌寒い一日でしたね。

　愛知県津島市の市長選挙と市議補欠選挙が、今日告示されました。私は午前9時半から両選挙の「合同出発式」で応援の挨拶をしました。応援したのは、市長選挙に立候補した山口よしひで候補(無所属・日本共産党推薦)と、市会議員補欠選挙に立候補した太田ゆきえ候補(日本共産党公認)です。出発式には、たくさんの方々にご参加いただきました。

　愛知県津島市の市長候補の山口よしひで候補は、佐賀大学教育学部を卒業したあと、この3月まで、中学校の教師を37年間つとめた方です。また、太田ゆきえ候補は、新潟大学教育学部を卒業したあと小学校の先生をつとめ、その後、津島市で学童保育の指導員を27年間つとめた方です。お二人とも教育の専門家。何としても、勝利を勝ち取りたいものです！

　出発式は、天王川公園の近くで行ったのですが、まわりには「藤まつり」ののぼりが華やかに飾り付けられていました。
　かつて津島市は「藤浪の里」といわれたほどの藤の名所です。毎年4月下旬から5月上旬にかけて行われる「尾張津島藤まつり」の会場、天王川公園には、長さ275メートル、面積約5034平方メートルの見事な藤棚があります。その時期には、たくさんの観光客や家族づれでにぎわうそうです。

　午後2時半から名古屋市中川区で開かれた党と後援会が主催する演説会でお話をしました。名古屋市中川区の区役所ホールで開かれた演説会には、会場一杯の方々にご参加いただき、来年のいっせい選挙で、江上ひろゆきさんを市議会に送り出そうと、熱気に包まれました。

　私は、9日（水）に開かれた財務金融委員会で質問に立ちました。質問のテーマは、消費税増税問題です。私は、麻生財務大臣に「消費税増税の家計への影響についてどう見ているか」ときいたのですが、麻生さんはたいへん戸惑った様子で「事前に質問通告がなかったもんで」と答えに窮していました。
　国民に8兆円（今年度の税収は5兆円）もの増税を押し付けておきながら、家計への影響がどの程度なのか、官僚に答弁書を書いてもらわなければ答えられないなどというのは、あまりにもお粗末です。庶民の暮らしなどまったく考えもしていない姿勢が見え見えではありませんか

　それだけではありません。政府が「消費税増税分は全額社会保障に使う」と12億6000万円もの税金を使って大宣伝していますので、「今年度予算で、年金、医療、介護の社会保障分野で、家計にプラスになるものが一つでもあるか。あるなら、あげてほしい」とききました。ところがなんと、麻生さんは固まってしまって答えられなくなったのです。
　後ろに座っている秘書官から耳打ちされて、ようやく答弁にたち「ちょっと今急な御質問であれだったんですけれども、小児医療のあれがあったのと、それから難病の範囲を拡大とか、そういったものがあったような……」と言いました。
　何ということでしょう。「5兆円を全額社会保障に使う」といいながら、社会保障がこんなに良くなると胸を張って答えられないのです。

　それもそのはずです。4月から年金は支給額を0.7％削減、国民年金保険料は引き上げ、医療は70歳から74歳の医療費負担の引き上げ、診療報酬の見直しで初診料・再診料の値上げ、介護は40歳から64歳の介護保険料の引き上げ、児童扶養手当は0.3％削減。……じっさいには、社会保障をどんどん切り縮めているのです。

　その一方、安倍内閣は、復興特別法人税をさっさと前倒ししてやめてしまい、そのうえさらに法人税の減税をおこなおうとしているのです。
　安倍内閣がやっているのは、サラリーマンからも、中小業者からも、高齢者からもお金を取り上げて、大企業にばらまいているだけなのです。
　このままでは、国民の所得が減って消費が減少し、経済停滞がうまれるという「悪循環」しかありません。私は、質問をしていて怒りがこみ上げてきました。

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