政府は今日、事前に報道された２つのポストを除く８機関２３ポストの国会同意人事案を提示しました。

　町村官房長官は、定例会見で日銀審議委員と預金保険機構理事長の同意人事の提示を見送った理由については「答えない」とコメントを避けました。
　西岡参院議運委員長は、候補者名が事前に報道されたのは「政府筋から事前に漏れたと判断した」とし、与野党同時に人事案件を国会に提示して初めて候補者名を明らかにするとの代表者会議の趣旨に反すると政府の対応を批判しました。

　さらに西岡委員長は、今回事前報道があった日銀審議委員などの候補者について、人選を差し替えないと提示を認めない、と述べました。
　笹川衆院議運委員長（自民）は記者団に「2人の再提示はない」と述べ、日銀審議委員と預金保険機構理事長の候補者の差し替えは避けられなくなりました。