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第148号☆2月24日 今週は3回の質問!月曜は1時間の質問があります!
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日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
◆──−- - -憲 昭 e た よ り- - - -−──◆ 2006/2/24 第148号
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◇◆秘書が語る"今週の憲昭さん"◆◇
メルマガ読者のみなさん、こんばんは。秘書の石井です。
月日のたつのは早いものです。2月6日から始まった来年度予算案の審議は、今日24日と週明けの27日に公聴会を開催することになりました。1月26日から審議入りをした05年度補正予算の審議と合わせると、マル1ヵ月間の攻防が続いています。政府・与党は「出口が見え始めた」と言いますが、はたしてそうでしょうか。内容的には、まだまだ序の口なのですが。……
ところが、今週から財務金融委員会の審議も始まりました。憲昭さんは、昼間は予算委員会に、夜は、財務金融委員会に出席という日もあります。毎年この時期、恒例の“掛け持ち委員会”です。もっと議員の数が多ければと思います。
ところで、痛切に感じるのは、予算委員会での私たち共産党の質問時間が短くなっていることです。
例えば、各党がもっとも力を入れるテレビ中継入りの基本的質疑。共産党は、昨年40分の持ち時間が今年は34分でした。その後の「一般質疑」に入ると、その傾向は極端になります。この間の質問時間で、最長が塩川議員や笠井議員の30分、続いて石井議員24分、吉井議員24分。全体の審議枠が3時間の場合、日本共産党は12〜13分というこまぎれの持ち時間しかありません。
今日開かれた公聴会では、公述人に対して質問ができる持ち時間が、わずか10分間でした。昨年は15分あったのに、です。共産党の議席数は昨年と変わらないのに、なぜ、こんなに短くなったのでしょうか。
1つは、「野党第1党」である民主党の議席が減ったためです。総選挙で巨大与党が誕生した影響です。昨年までは、「野党枠○時間」という大きな枠のなかで配分していた時間が全体的に減少したため、ゆとりのなくなった民主党が、他の野党への配分を昨年よりも少なくしてきたのです。
2つは、「国民新党・日本・無所属の会」という新しい会派の誕生です。議席数でみれば共産党9、社民党6、国民新党6ですが、ドント方式という議席に応じた配分にほぼ比例した持ち時間では、3会派ともほとんど変わりがなくなります。短くなった時間枠の中でさらに分け合っているという感じですね。
たいへん悔しくて残念ですが、「数は力」の世界です。
そんなきわめて限られた時間のなかで、いかに「凝縮した質問」を仕上げるか――それが今国会で私たちに課せられた課題でもあります。
予想では、来週の3月2日には、小泉首相を相手にした「締めくくり総括質疑」が入ってきます。先日のライブドア問題の集中審議では、憲昭さんの持ち時間はわずか7分でした。「もったいない。もっと時間があれば」という激励のメールも寄せられていますが、今回もほぼ同じくらいでしょう。あとしばらく眠れぬ夜が続きそうです。ウ〜ム。
◇◆"連日、本人がつづる"今週の「奮戦記」◆◇
●谷垣財務大臣に“消費税の逆進性”について質問
(2月21日付「奮戦記」より)
衆議院財務金融委員会で、収入が低い世帯ほど負担率が大きくなる消費税の逆進性の問題を質問しました。
まず、財務省が提出した資料で、消費税の負担率は年収146万円の階層では収入のうち2.9%を占めるのに対し、2135万円の階層では0.8%でしかないことを示し、谷垣財務大臣に「逆進性があるのではないか」とききました。
これにたいして谷垣財務大臣は、消費税は「逆進的だという指摘は事実」と認めました。
また私は、消費税率が高くなるほど、低所得者の逆進性が強いことを明らかにする独自の試算をしめしました。年収200万円未満の世帯と1500万円以上の世帯の負担率の開きは、消費税の税率が3%のときには2.3ポイントですが、税率が10%になると4.6%、16%になると7.4ポイントになります。
私は、「税率を上げると逆進性がいっそう高まることになる」と大臣の認識をただしたのに対して、谷垣大臣は「おそらくそういう結果になる」とのべました。
次に、消費税の免税点の年間売上額3000万円から1000万円への引き下げで、新たに175万社が課税事業者になる問題をとりあげました。
経済産業省の調査でも、半数以上の中小業者が消費税を転嫁できていないと答えています。私は、転嫁できない業者は、従業員を減らしたり借金をしている実態をしめして「消費税の大増税に反対」の立場を明らかにしました。
谷垣財務大臣は、消費税は預り金的な性格をもっているなどとして、赤字業者でも納税するべきだと述べましたが、どこからその資金を生み出すかについては答弁を避けました。
≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【2006.02.24】●“少子化加速・夢つぶし予算”と公述人が批判しました
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060224-211840.html
【2006.02.23】●民主党の永田議員がメール問題で議員辞職の意向
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060223-164219.html
【2006.02.22】●銀行名開示―自民党と民主党のやりとりは不可解!
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060222-200039.html
【2006.02.21】●谷垣財務大臣に“消費税の逆進性”について質問
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060221-225122.html
【2006.02.20】●予算委で堀江メールの扱い協議。今週の日程確定
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060220-231800.html
【2006.02.19】●米国産牛肉――こんな報告書で国民が納得するか
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060219-175905.html
【2006.02.18】●堀江「送金メール」…果たして真偽はどうなのか?
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060218-172727.html
◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
→ http://www.sasaki-kensho.jp/mm/article/back_index.html
◎「憲昭eたより」の次号は、3月3日(金)発行予定です。
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