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メールマガジンバックナンバー

第278号☆9月5日 今週は、政治的激震が走り…

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  日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
 *--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2008/9/9 第278号
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 ◇◆本人がつづる今週の一言◆◇

 メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。

 今週は、思いもしなかった政治的激震が走りました。9月1日、福田さんが突然、総理を辞する意向を表明したからです。
 9月1日の夜、私は「ビートたけしのTVタックル」をなんとなく見ていたところ、9時20分頃にテロップが流れました。見ると「福田首相辞任の意向、まもなく記者会見」と書かれていたのです。私は驚いて、思わず「え〜っ!」と大声を上げてしまいました。チャンネルをNHKに切りかえると、9時半から福田総理が首相官邸で記者会見をおこなうところでした。福田さんは「新しい体制を整えた上で国会にのぞむべきだ」として辞任する意向を正式に表明したのです。──わずか1ヶ月前に内閣改造をおこない自前の内閣をつくったばかりであり、9月12日から臨時国会を召集すると決めたばかりでしたから、まさか、辞任するなんて思いもよりませんでした。

 福田さんは、憔悴した感じで「積もり積もったモノが、私の内閣で噴き出た」と言いました。これまで強引に進めてきた自民・公明の「構造改革」路線が、政権を行き詰まらせたことは明らかです。わずかな期間に総理が次々と辞めるのは、自公政治が解体寸前にあることを示しています。
 記者会見の直後から、自民党内は大騒ぎになりました。「誰が次の総裁・総理になるのか」「誰と組んだら有利か」と右往左往です。……始めは、麻生さんが注目されていました。しかしそれに続いて、小池さん、与謝野さん、石原さん、石破さん、棚橋さん、それに山本一太さんまで総裁選に出馬する意向を明らかにしたのです……。こうなると、まさに乱立・乱闘!!

 今日、国会に行くと、落ち着かない雰囲気が漂っていました。エレベータで一緒になった公明党の議員は「自民党だけで大騒ぎだ。何やってるんだ」と怒る始末です。公明党も、影が薄くなっていますからね。昼食を取るため食堂に行ったら、民主党議員が「やっぱり冒頭解散ですか? 私のところで共産党は立ちませんよね」などと言うのです。──解散・総選挙がヒタヒタと近づいていることが分かります。私たちも、大いに頑張らなければなりません。
 一昨日、日本共産党の全国都道府県委員長会議で、志位委員長はこういいました。──「九月の下旬に召集されるであろう臨時国会が始まったら、いつでも解散・総選挙になりうる状況をはらんだ情勢の展開になる」。早い場合には、「臨時国会で、本格的な議論ぬきにいわゆる冒頭解散をおこなうというのは……排除するわけにはいきません」と。

 昨年の参議院選挙で国民の審判が下って以降、昨年9月に安倍総理が政権を投げ出し、今年9月に福田総理が投げ出す。──まさに、政権与党が衰退・崩壊の過程に入ったことをあらわすものです。いまこそ、国民を塗炭の苦しみに追い込んだ「構造改革」路線を転換し、政治の中身を財界・アメリカ中心から国民本位に切りかえなければなりません。私も、歴史的たたかいの先頭に立って奮闘する決意です。

◇◆今週の「奮戦記」より◆◇

 自民党総裁選出馬めざす人々のあいだに「対立軸」はあるか?
                  (9月5日付「奮戦記」より)

 自民党の総裁選で、5人も6人も出馬を目指している方が出てきました。マスコミは、それぞれの候補者の動向について報道しています。そのなかには、「経済政策に対立軸」があるかのように分析しているものもあります。たとえば、「財政再建」(増税に積極的)派か「成長重視」(増税に慎重)派か、というのもそれです。
 しかし、果たしてこれらの人々の経済政策のあいだに、真の意味での「対立軸」があるでしょうか。例えば、増税に「積極的」か「慎重」かといっても、出馬目指す人は“時期の違い”はあっても、すべて「消費税増税」を肯定しているのです。「法人税減税」についても容認しています。ハッキリ言えば、財界・大企業が要求している政策の枠内での若干のニュアンスの違いに過ぎません。財界・大企業の利益を最優先させる立場であることは、どこから見ても間違いないのです。
 それを、あたかも「大きな違い」であるかのようにいうのは、国民に誤解を与えるものではないでしょうか。しょせん「コップの中の嵐」にすぎないのです。
 たとえば、消費税増税にたいして消費税減税を対置する──このような違いがあってこそ、明確な「対抗軸」となりうるのです。自民党政治に正面から対抗できるのは、企業・団体献金を1円も受け取っていない日本共産党しかありません。

≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【08.09.05】自民党総裁選出馬めざす人々のあいだに「対立軸」はあるか?
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/080905-214318.html
【08.09.04】消費税率引き上げの本音が出てきた──自民党総裁選挙
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/080904-215704.html
【08.09.03】迫り来る解散・総選挙に備え、東海ブロックの党比例候補者会議
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/080903-221833.html
【08.09.02】総理辞任表明を受け名古屋市栄で街頭から訴えました
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/080902-000000.html
【08.09.01】福田総理が突然辞任!─自公政治の行き詰まり示す
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/080901-215900.html
【08.08.31】愛知社保協主催「後期高齢者医療シンポ」/名古屋で街宣
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/080831-000000.html
【08.08.30】愛知県岡崎市で豪雨被災者の声を聞き、災害対策本部に要請
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/080830-200330.html

◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
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