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メールマガジンバックナンバー

第299号☆1月31日 来週から論戦の舞台は衆議院予算委員会に

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  日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
 *--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2009/1/31 第299号
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 ◇◆本人がつづる今週の一言◆◇

 メルマガ読者の皆さん、こんにちは。佐々木憲昭です。

 久しぶりの雨で、カラカラに乾燥していた空気も少し潤いました。──冬になると、太平洋側にある東海・関東地方では、晴れた日が続き空気が乾燥する。これは、毎年繰り返される自然現象です。……しかし、北海道に生まれ育った私にとって、子どもの頃の冬の空はいつもどんよりと曇っていたような気がします。その当時、冬の東京の写真に青い空が写っているのを見ると、たいへん羨ましかったですね。──でも、空は晴れても空気が乾燥すると、インフルエンザが猛威をふるう場合がありますので、体調管理には十分気をつけましょう。

 さて、今週は、28日(水)に麻生総理大臣をはじめとする4人の大臣の施政方針演説がありました。いよいよ通常国会の本格審議のはじまりです。……最近、麻生総理の演説は、読み間違えのないように慎重におこなわれているようです。そのためか、演説は、言葉がたくさん並べられていますが、理念も展望もなく何か空疎な雰囲気が漂っていました。
 日本共産党の志位和夫委員長は、政府演説について、危機についての責任の自覚がなく転換の方向も示せず、中身は「がらんどうだ」と表現しましたが、言い得て妙ですね。
 中川財務大臣の演説も、まったく力がなくダラダラとした棒読みです。驚いたのは、渦中(かちゅう)を「うずちゅう」と読んでしまったことです。これには、さすがに本会議場がザワつきました。「おい、中川大臣は大丈夫か?」という感じです。
 今日の「朝日」によれば、中川大臣の速記録の訂正がなんと26カ所に及ぶそうです。数字の読み違えもありますが、「歳入」を「歳出」と読んだりする重要な間違いがあるようです。……「うずちゅう」は、速記録では「渦中」と記録されており「訂正の必要はない」という報道に思わず笑ってしまいました。財務省は「体調が悪くて間違えたようだ」と、かばったそうですが、この大臣もしっかりした“体調管理”が必要ですね。

 続いて、29日(木)〜30日(金)と、各党の代表質問がおこなわれました。ここで悪い意味で突出していたのは、自民党の細田幹事長の質問です。──大声で、民主党をののしったり、どこの高速道路の料金がいくら下がるという類の細かな「実績」羅列なので、議場内が騒然となりました。私が「自民党の崩壊を示すようだ」と言ったら、「もう、とっくに崩壊している!」とヤジった議員がいました。見ると、なんと公明党議員だったのです。公明党も、かなり自民党にイライラしている感じです。

 4日ほど前、議員会館のエレベーターに乗っていたら、途中の階でドアが開いたとたん、猛烈な勢いで飛び込んできた議員がいました。なんと、前総理の福田康夫さんです。私が「あぁビックリした」と言うと、「ん?どこかのオジさんだと思ったでしょう?」と、相変わらずの“軽口屋”さんです。──同じオジさんでも麻生さんと違って、この方には懐かしささえ感じてしまう“今日この頃”です。福田さんが辞めたのは、いったい何のためだったのでしょう。自民党の顔を変えて選挙をするためではなかったでしょうか。解散・総選挙はどこに行ったのでしょう。……

 志位委員長の代表質問は、なかなか迫力があり国民の苦難に立ち向かう堂々たる姿勢に胸を打たれました。今日の「しんぶん赤旗」に、全文出ていますのでご覧下さい。
 → http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2009-01-31/2009013104_01_0.html
 来週の火曜日頃から、論戦の舞台は衆議院予算委員会に移ります。トップバッターは志位委員長。いよいよ、総選挙に向けてダッシュです。

 ◇◆今週の「奮戦記」より◆◇

 予算をめぐる攻防は、第二次補正から来年度予算に移る
(1月27日付「奮戦記」より)

 2兆円の定額給付金を盛り込んだ2008年度第二次補正予算は、昨夜から続けられてきた衆参両院協議会で「成案を得られなかった」ため、憲法の衆議院優越規定によって、今日5時すぎに成立しました。両院協議会は、2日間にまたがる異例の展開となりました。
 まず二次補正のうち総額4兆7858億円の一般会計予算と特別会計予算の扱いを議論しました。しかし、速やかな成立を求める衆議院側(与党)と、給付金部分を撤回すべきだとする参院側(野党)の議論は平行線をたどりました。さらに今日は、政府関係機関予算に関するもう一つの両院協議会も開かれましたが、成案は得られませんでした。
 この結果を受け、河野洋平衆議院議長は、本会議で、憲法60条に基づき「衆院の議決が国会の議決となる」と宣告し二次補正が成立しました。
 与党は、今日行う構えをみせていた麻生総理の施政方針演説など政府4演説を、28日に先送りしました。衆参両院での各党代表質問は、週末をはさむ29日から2月2日まで3日間の日程で行います。明日からは、与野党攻防の焦点が09年度予算案と関連法案に移り、引き続き激しい論戦が展開されることになります。

≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【09.01.30】麻生総理に日本共産党の志位委員長が質問しました
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090130-174233.html
【09.01.29】代表質問初日──あまりにも狭量な自民幹事長の質問
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090129-213023.html
【09.01.28】ますます空疎になった麻生総理の施政方針演説
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090128-224545.html
【09.01.27】予算をめぐる攻防は、第二次補正から来年度予算に移る
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090127-224427.html
【09.01.26】名古屋市学校事務職員労働組合から要請。議運・両院協議会続く
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090126-140649.html
【09.01.25】国会議員が“身を削る”というなら政党助成金の削減こそ
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090125-211600.html

◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
 → http://www.sasaki-kensho.jp/magazine/

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   佐々木憲昭WebSite: http://www.sasaki-kensho.jp
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