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メールマガジンバックナンバー

第309号☆4月11日 春の暖かさの中、国会は相変わらず…

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  日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
 *--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2009/4/11 第309号
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 ◇◆本人がつづる今週の一言◆◇

 メルマガ読者の皆さん、こんにちは。佐々木憲昭です。

 長いあいだ咲いていた桜の花も散りかけ、風が吹くと桜吹雪となって舞い、歩道が雪のように白くなっています。春の暖かさに包まれているのに、国会議事堂のなかは、相変わらず凪(なぎ)のように冷たい静けさが続いてます。

 一時、一ケタ台近くに支持率が落ち込んでいた内閣支持率は、民主党党首小沢さんの失点で、ゾンビのように息を吹き返しています。最近、テレビに映る麻生総理の顔には、生気がみなぎり得意満面の笑みを浮かべるようになりました。大型補正予算を組むよう指示し“解散は近い”などと口走ったようですね。これまでも、解散するように言いながらなかなか解散しないため、民主党から「やるやるサギだ」と言われてきました。今度も果たしてそうなのでしょうか。……
 先日、安倍内閣の官房長官だった塩崎さんとエレベーターで一緒になりました。この人は麻生内閣の支持率が急降下したとき、「いまの総理ではたたかえない」などと発言し“麻生おろし”の急先鋒でした。──私は、「最近あまりテレビで顔を見ないですね」と水を向けると、塩崎さんはおどけてこう言いました。「最近は、内閣支持率が上がってきたので出番がなくなりました」と、笑いながら出て行きました。

 さて、解散が近いかどうか、私たちは何を基準に考えればいいのでしょう。総理と与党の動きを伝える報道でしょうか? 最近、もっと明確な情報があることが分かりました。内閣のなかで“ある実務”をやっていたことのある議員の話です。……「共産党はよく知っているでしょうが、官房報償費というのがある。選挙費用としてそれが配られるかどうかが判断基準だ」と言いました。その議員は「じつは、私が配っていましたから」というのです。驚きましたねぇ。そんな重大なことを、エレベータの中で私に話すとは。……思わず「もう配られたのか?」と聞くと、その議員は「まだだ。私の後輩がやっているので配られたらすぐ分かる」というのです。

 あの莫大な内閣官房機密費の一部は、以前、「国会対策のため」に配られていたことが分かっています。しかし、解散・総選挙があるときは、かなりの部分が与党の選挙費用として使われているのかも知れませんね。う〜ん、そうなると企業団体献金+政党助成金+官房機密費、これが与党の選挙対策につぎ込まれる資金となる!!──まさに、金権選挙そのものですね。
 折しも、昨日、ストップ・ザ・汚職議員の会が主催する「婦人参政権行使63周年記念集会」が国会内で開かれました。その代表である紀平悌子さんは、次のように挨拶しました。「自民党にも呼びかけたのですが、主催団体の恐ろしい名前にビックリして出て来ないのです」と。

 これまでも、政治とカネの問題が次々に起こってきました。──確かに、政治資金規正法に違反しているかどうかとか、贈収賄に当たるかどうかなどの論点も重要です。でも、国民の税金や適法的企業献金の名目で、組織的構造的に堂々と行われていることこそ、重大ではないでしょうか。なぜなら、日本の政治そのものが財界・大企業に丸ごと“買収”されているようなものですから。……ただちに、企業・団体献金の禁止、政党助成金の廃止!そして、内閣官房機密費の実態公表と是正を!求めていきましょう。

 ◇◆今週の「奮戦記」より◆◇

 派遣期限を超えた労働者を正社員にするよう指導せよ!――厚労省に要請
                (4月9日付「奮戦記」より)

 派遣期限(最大3年)を超えた労働者を正社員にするよう指導せよと、厚労省に要請しました。労働者派遣法では、派遣元企業(派遣会社)が派遣先会社と派遣労働者にたいして、派遣期限の切れる30日前からその日までのあいだに、派遣期間が切れることを「通知」する義務が発生します。
 その「通知」を受けた派遣先企業は、該当する派遣労働者に対して「雇用契約の申し込みをしなければならない」(40条の4)となっています。ところが、派遣元がこの「通知」をおこなっていない場合がほとんどです。その場合はどうなるのか。
 舛添大臣が、私の質問に答えたように、派遣労働者として働かせることは「違法状態となる」のです。ところが、そのような状態で働いている労働者が、労働局に是正を求めても、なかなか改善されません。
 今日の要請に対して、厚労省は違法状態を解消するため、雇用継続を前提に「直接雇用」(あるいは「請負」)に切り替えるよう指導すると説明しました。派遣先の会社が、その「指導」に従わなかった場合はどうなるのでしょうか。そのばあいは、より強い「勧告」をおこない、それでもダメな場合は「企業名を公表する」という説明でした。
 じっさいに、企業にたいして、その通り的確な指導が行われればいいのですが、「申告しても、きちんと扱ってくれない」という声がたくさん聞かれます。――今後とも、厳しく監視していきたいと思います。

≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【09.04.10】婦人参政権行使63周年記念集会、多重債務問題対策議連総会
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090410-221511.html
【09.04.09】派遣期限を超えた労働者を正社員にするよう指導せよ!――厚労省に要請
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090409-155946.html
【09.04.08】内定取り消しまねいた銀行の横暴を追及。請願デモを激励!
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090408-034756.html
【09.04.07】「北朝鮮のミサイル発射に抗議する決議」に同意しなかった理由
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090407-142416.html
【09.04.06】党愛知県委・予定候補者とともに政府交渉を行いました
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090406-205403.html
【09.04.05】石川県金沢市の日本共産党演説会で国政報告
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090405-222244.html
【09.04.04】北朝鮮は、このままロケット発射を自制すべきだ
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090404-203909.html

◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
 → http://www.sasaki-kensho.jp/magazine/

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