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第310号☆4月18日 今週は、4回連続して質問しました
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日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
*--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2009/4/18 第310号
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◇◆本人がつづる今週の一言◆◇
メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。
新しい緑が、鮮やかな季節になりました。お元気ですか?
今週の国会では、衆議院でそれぞれの委員会がいっせいに開かれ、賑やかに質疑が行われました。私が所属する衆院財務金融委員会でも、めずらしく火曜、水曜、木曜、金曜と連続して活発な質疑がおこなわれました。
ふつう、常任委員会には「定例日」というものが設けられています。例えば、財務金融委員会の場合は、火曜、水曜、金曜です。それ以外の日は、法案の勉強や実態調査などをおこない質問の準備に当てられています。今週は、定例日ではない木曜にも、参考人質疑がおこなわれました。
私が、衆議院で所属しているのは、この財務金融委員会と議院運営委員会の2つです。議運は、本会議を中心とする国会運営を議論します。これもけっこう忙しくて、ほぼ毎日のように理事会や委員会に時間がとられます。そのうえ、財務金融委員会があります。
日本共産党のばあい、議運にも財金にも私ひとりしか委員がおりません。そのため、財務金融委員会が開かれると、私が必ず質問しなければなりません。今週は、4回連続して質問しました。──他党の議員から、「毎回よく質問のテーマがあるなぁ!」と感心されますが、国民の要望がたくさんありますので、次々と質問の課題が出てきます。
財務金融委員会では、いま「金融商品取引法」と「資金決済法」のそれぞれの改正案が提案され審議されています。法案の内容に即した質疑を行うのが基本ですが、それと関連する質問もできます。
ホームページでも紹介しましたが、私は、金融商品取引法改正案に盛り込まれた「金融分野における裁判外紛争解決制度」(金融ADR)について、「消費者の利益に立ち、公平に運営される紛争解決制度を」と求めるなど、法案の内容に即した質問しました。
同時に、税金を滞納しているからといって「児童手当」まで差し押さえることはやめるべきだとか、刀剣美術保存協会で600本もの刀剣類が蔵の中から発見されたのはきわめて重大だなど、多岐にわたる質問をおこないました。──与謝野財務大臣は、率直に自分の意見を言うひとで、実務的に官僚の書いた答弁書を読み上げることが少ない人です。
私が、児童手当の差し押さえをやめるようただしたとき、与謝野大臣は「児童手当は、子どもの養育に使うという目的に達せられるべきものだ」と答弁し、そのうえで「権利の差し押さえ」は、受給者が「児童手当を使用できなくすることを禁止するように解釈するのが正しい」と明言し、差し押さえは違法だと答えたのです。たいへん重要な答弁だったと思います。
国民の強い要望があり、それにもとづく運動の広がりがあり、さらにそれに応える国会質疑がおこなわれれば、相乗作用を発揮することがあります。今後とも力を尽くす決意です。
◇◆今週の「奮戦記」より◆◇
税滞納を理由に児童手当まで――横暴な差押えやめよ
(4月17日付「奮戦記」より)
私は、地方税の滞納を理由に税務当局によって児童手当が差し押さえられた事例をとりあげ「違法な差押えだ。直ちに調査し是正せよ」と求めました。与謝野馨財務大臣は、児童手当を差し押さえるのは違法との認識を示しました。
私がとりあげたのは、鳥取県で不動産を営むAさんの事例です。Aさんは、病弱な妻と認知症の父親、それに子ども5人の8人家族です。事業が営業難になったAさんは、夜間警備の仕事をして収入は月に15万円に満たない状態で、家族の暮らしをまかなっています。
ところが、昨年6月、Aさんの銀行口座に振り込まれた13万円の児童手当が、県税の滞納を理由に県税事務所に差し押さえられました。それは、入金後わずか9分以内の出来事でした。この差押えによって、それまであった預金残高73円を含む合計13万73円が県税事務所に引き出されたのです。
私は、児童手当法が「児童手当の支給を受ける権利は、差し押さえることができない」と定めていることを指摘し、「差押え禁止財産を法に反して、いきなり差し押さえるという重大な問題だ」と迫りました。Aさんは、この児童手当で、滞納している給食費や教材費に充てようとしていたことを紹介し、児童手当の差押えは「児童の健全育成などに資する」とした児童手当法の趣旨に反すると指摘しました。
与謝野大臣は「児童手当は、子どもの養育に使うという目的に達せられるべきものだ」と答弁し、そのうえで「権利の差し押さえ」は、受給者が「(差し押さえ)によって、児童手当を使用できなくすることを禁止するように解釈するのが正しい」と明言しました。これは、たいへん重要な答弁です。
≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【09.04.18】消費者庁設置法案が修正のうえ衆議院を通過──日本共産党が賛成討論
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090418-214844.html
【09.04.17】税滞納を理由に児童手当まで――横暴な差押えやめよ
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090417-161002.html
【09.04.16】横断的・包括的紛争解決機関の設置を参考人が主張
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090416-200622.html
【09.04.15】金融商品取引法改正案──消費者の利益にたった紛争解決を
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090415-223503.html
【09.04.14】国有財産に関連して刀剣類について質問しました
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090414-202736.html
【09.04.13】自民党の大島国対委員長が補正予算提案等を予告
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090413-230603.html
【09.04.12】名古屋市長選挙の応援、浜松市で大演説会
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090412-062958.html
【09.04.11】ばらまき補正のツケは消費税増税で国民に回る
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090411-213833.html
◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
→ http://www.sasaki-kensho.jp/magazine/
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