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メールマガジンバックナンバー

第342号☆9月11日 政治は歴史的な転換点に立って…

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  日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
 *--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2009/9/11 第342号
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◇◆本人がつづる今週の一言◆◇

 メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。

 涼しい風が吹く季節となり、秋の気配が漂ってきました。朝夕は、寒く感じる日もありますね。これから蔓延することも予想されている新型インフルエンザに、十分に注意しましょう。
 さて、政治は歴史的な転換点に立っています。……9月8日に、選挙後初めて各派が顔をそろえ、今後の国会運営について話し合いました。民主党の議員は“意気揚々”としてますが、自民党議員は“茫然自失”というありさまで、きわめて対照的な光景が見られました。

 国会の中で、党派別の変動がいちばんハッキリと目に見えるのは本会議の議席ですが、もっとも熾烈な攻防が展開されるのは「控室」の獲得をめぐってです。
 日本共産党は、結果として議席数に変化はありませんでしたので、これまで通りの控え室の大きさとなりました。しかし、激減した自民党と激増した民主党のあいだでは、大いにもめました。──総選挙で圧勝した民主党は、これまで自民党が使っていた2〜3階の全控室を明け渡し、民主党の控室と交換する「総入れ替え」を求めました。これにたいして自民党は、幹事長会議室や国対会議室などに使っていた3階正面側の控室を民主党に譲り、2階正面側の控室を今まで通り使うことを主張しました。──2党間協議も含め8日、10日、11日と断続的に調整がおこなわれましたが、なかなか決着がつきません。

 今日も、11時から協議会を行う予定でしたが、直前になって12時に延期され、自民・民主の間で激しい攻防が繰り広げられたもようです。
 結果として、本会議場のある2階の控え室を民主党がほぼ独占、自民党は2階の控え室をすべて失い、3階のみとなりました。自民党が、60年の伝統があるとしてこだわっていた2階の自民党幹事長室も民主党に明け渡すことになりました。ただし、もう1か所自民党がこだわっていた3階の自民党総裁室だけは「最後のとりで」として守った格好になりました。
 こう見てくると、「城取り合戦」を思い起こさせます。戦国時代の戦いは、まさに「城取り合戦」そのものでした。──城を守り、城を攻める、そして、その城が誰の居城となるか。……そこには、さまざまな権謀術策が繰り広げられましたが、今回も似たような感じがしますね。

 日本共産党は9月9日、日比谷公会堂で日本共産党創立87周年記念講演会を開き、志位和夫委員長がお話ししました。志位さんは、「歴史の大局で到達点をとらえ、未来を展望する──総選挙の結果と『建設的野党』の役割」と題して講演しました。そのさい、今回の総選挙で当選した9人の衆議院議員が決意を込めた挨拶をしました。私の挨拶は、9日付「奮戦記」または「ムービーブログ」をご覧下さい。

 【佐々木憲昭のムービーブログ】日本共産党創立87周年記念講演会 佐々木憲昭あいさつ(6分)
 → http://youtu.be/4-deVioUyMM

 いよいよ、9月16日から4日間の会期で「特別国会」が開かれ、正副議長の選出、総理大臣の指名選挙などがおこなわれます。こうして民主党中心の内閣がつくられます。そのうえで、10月中下旬に召集される「臨時国会」で、実質的な論戦が行われることになります。民主党政権が、長年続いた自民党政治に終止符を打つことができるか、それとも後退するのか。──それは、財界とアメリカにハッキリものが言え、絶対にぶれない日本共産党の奮闘と前進にかかっています。これからも、力を尽くす決意です。

◇◆今週の「奮戦記」より◆◇

 民意を反映する比例代表こそ、のぞましい選挙制度
                (9月7日付「奮戦記」より)

 前回の総選挙では自民党がひとり勝ち、そして今度は民主党がひとり勝ち。──この想像を超えた議席数の変動は、小選挙区制を中心とする選挙制度に大きな原因があります。
 小選挙区制は、「4割台の得票で議席を7割も占める」と言われるように、民意を大きくゆがめる制度で、多数の死票が発生します。ほんらい、“鏡のように”民意を反映する比例代表選挙こそ、望ましい制度だといわなければなりません。
 今回の選挙を見ても、「しんぶん赤旗」が報道していように、投票総数7058万票のうち、当選者以外の候補に投じられた票は3270万票もあります。「死票」率は、平均で46.3%に上り、全国の300の小選挙区のうち87選挙区では「死票」率が過半数となります。
 仮に、衆院総定数(480)を今回の総選挙の各党比例票で配分した場合、民主党は得票率42.4%で204議席(104減)となり、自民党は26.7%で128議席(9増)、日本共産党は7%で34議席(25増)、社民党4.3%で21議席(14増)などとなります。──このように、全国一律の比例代表制度にすれば、日本共産党は実に34議席を獲得できる力があるのです。

≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【09.09.11】各派協議会で懸案事項が合意されました
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090911-192210.html
【09.09.10】各派協議会で自民・民主が折り合わず「結論」持ち越し
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090910-211820.html
【09.09.09】党創立87周年記念講演会、CBCインタビュー
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090909-215544.html
【09.09.08】衆議院各派協議会が開かれ、党を代表して出席
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090908-094433.html
【09.09.07】民意を反映する比例代表こそ、のぞましい選挙制度
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090907-204755.html
【09.09.06】最悪のムダづかい──政党助成金は廃止せよ!
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090906-223035.html
【09.09.05】静岡県の伊豆地区委、清庵地区委、中部地区委でご挨拶
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090905-215558.html

◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
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