メールマガジンバックナンバー
第386号☆7月31日 昨日から臨時国会が始まりました
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日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
*--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2010/7/31 第386号
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◇◆本人がつづる今週の一言◆◇
メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。
“猛暑”が続いていますが、お変わりありませんか。──こんどの参議院選挙は、この暑いなかでおこなわれましたから大変でした。それでも、時期が6月から7月上旬でしたので、ときどき涼しく感じる日もありましたが。──振り返ると昨年の総選挙は、8月30日が投票日でした。真夏の暑いなかを走り回っていたのですから、「よく熱中症で倒れなかったものだ」と思います。
今では当たり前のように“猛暑”という言葉を使っていますが、少し前までは一般的ではなかったような気がします。むしろ「酷暑」という言葉が多く使われていたのではないでしょうか。「猛暑」がひんぱんに使われるようになったのは、気象庁が「予報用語」として、2007年4月1日から使用するようになってからです。
そのとき気象庁が、最高気温35℃以上の日を「猛暑日」としました。──ちなみに、最低気温が25℃を下回らない日を「熱帯夜」と言い、最高気温が30℃を上回ると「真夏日」、最高気温が25℃を上回ると「夏日」と言うのだそうです。その反対に寒い方では、最低気温が0℃を上回らないと「冬日」、最高気温が0℃を上回らないと「真冬日」と言うのだそうです。──ふだん「天気予報」をなにげなく聞いていますが、こんな厳密な使い方をしているのですね。
昨日から8月6日まで8日間の会期で、参議院選挙結果を受けた臨時国会が始まりました。11時から開かれた衆議院議院運営委員会理事会では、野党側が前国会での横路議長の不公正な運営を批判し、公正で円満な議会運営をもとめました。松本議運委員長が確認したところ、議長は「今後、円満・公正な運営に努力する。その決意は変わらない」との姿勢を示したそうです。
参議院は、午前の本会議で、議長に民主党の西岡武夫議院運営委員長、副議長に自民党の尾辻秀久参院議員会長をそれぞれ選出しました。また、参議院議運委員長に自民党の鈴木政二参議院国対委員長が就任しました。西岡氏は就任あいさつで「公正公平を旨とし、新たな局面を迎えた参議院の円滑な運営に努める」と述べました。
菅総理が就任後、初めての予算委員会を、衆議院で8月2・3両日、参議院で4・5両日にそれぞれ開催することになっています。
日本共産党は議員団総会を開き、志位和夫委員長が挨拶をし、新しい国会でどういう基本姿勢で論戦に臨むかについて、2点を指摘しました。──第1は、国民の新しい政治への探求に応える論戦、閉塞感を打破する展望をさし示す論戦にとりくむこと。第2は、今日本が直面しているどんな問題をとっても、それを国民の立場で解決しようとすれば、民主党、自民党、公明党、みんなの党などに共通する古い政治の枠組みをのりこえることが必要で、「国民が主人公」の新しい日本への変革の旗印をしっかり持っている日本共産党でこそ、希望と展望を示すことができる、と。
いよいよ来週から、熱い論戦が展開されます。私は、財務金融委員会で8月3日に新任の野田財務大臣の所信を聞き、質問することになっています。
◇◆今週の「奮戦記」より◆
民意を切り捨て“独裁政治”への道を歩むのか
(「奮戦記」7月31日付より)
菅直人総理は、昨日の記者会見で、衆院比例80議席、参院40議席を削減する「国会議員定数削減」案を8月中に民主党内でとりまとめ、12月までに与野党で合意するよう、民主の枝野幸男幹事長、輿石東参院議員会長に指示したことを明らかにしました。総理が、国会議員の定数を削減する具体的な手順に関連して発言したのは初めてのことです。
その理由として「初めての本格的予算編成で、まずやらなければならないのは無駄の削減」で、そのためにも「国会議員自身が身を切ることも必要だ」などと語りました。しかしそれは、問題の根本的なすり替えです。
ムダの削減というなら、大企業への大盤振る舞いや軍事・思いやり予算など、いくらでもやるべきことがあるはずです。だいたい、国民の税金をフトコロに入れる総額320億円もの政党助成金は、もらいたい放題ではありませんか。身を削るというなら、政党助成金制度こそ廃止すべきではありませんか。
日本の国会議員数は、国際的に見て決して多くはありません。人口あたりでドイツの2分の1、イギリスやイタリアの3分1にすぎないのです。
減らす対象とされている比例代表制度は、民意を正確に反映する制度として導入されたものです。それを削減して、民意を歪める小選挙区制の比率を高めるのは、「死票」が多くなり、国民の多様な声を切り捨てることになります。衆院比例定数を80削減すれば、4割の得票しか得ていない民主党だけで3分の2以上の議席を独占することになり、どんな法案も再議決可能な“独裁政治”となります。
「議員削減」は、消費税増税・社会保障の負担増など、国民に犠牲を押しつけるための口実として持ち出されているのです。こんなことは、絶対に認めるわけにはいきません。
≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【10.07.31】民意を切り捨て“独裁政治”への道を歩むのか
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100731-160000.html
【10.07.30】今日から臨時国会が始まりました
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100730-180634.html
【10.07.29】グアム移転──どこまでアメリカ言いなりを続けるのか
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100729-071412.html
【10.07.28】与野党国対委員長会談で国会運営のあり方を協議
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100728-181646.html
【10.07.27】CBCラジオのインタビューを受けました
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100727-185002.html
【10.07.26】衆院議運委理事会で臨時国会の運営について協議
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100726-202112.html
【10.07.25】民主党政権は“武器輸出禁止三原則”も否定するのか
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100725-204240.html
【10.07.24】「生活第一」を掲げ、行き着く先は「財界奉仕」か
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100724-103144.html
◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
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